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詩音
5. テロリストとの決戦
テロリストたちの目的は、生物兵器を使った大規模なテロだった。
その製薬工場を壊滅させるため、特殊部隊は作戦を開始した。
「お前は絶対に前に出るな」
シンの言葉を守りながら、将太は隊の後方にいた。
しかし、戦況が変わった。
爆発によって仲間が負傷し、将太が持つ
テロリストの情報が作戦の鍵になったのだ。
「将太、お前の知ってることを教えろ」
「工場の地下に貯蔵庫があるはずです!」
その情報のおかげで、部隊は最深部に到達し、敵を殲滅することができた。
作戦終了後、基地に戻った将太はある人物と対面した。
「……父さん?」
そこにいたのは、父だった。
「将太…お前………その姿……懐かしいなぁ〜なんて可愛い〜んだ‼︎」
と抱き上げられ、熱烈に頬ずりした親バカがソコに居た。
周りの冷ややかな視線に気付き「ゴホン」と咳払いをし真剣な表情に変わり、何事もなかった様に話し始めた。
「お前を巻き込むつもりはなかったが……事情を説明しよう」
父はかつてこの部隊の一員だった。
そして、テロリストの動きを探るため、
影で情報収集をしていたのだ。
「お前があの時計を持っていたから、すぐに気づいたよ」
将太が受け取った腕時計には、部隊の情報が記録されていたのだ。
6. そして、日常へ
将太は特殊な治療を受ける為、診察台に乗った。
不安な表情をする将太にシンは
「心配することはない、海に入った時と同じだ、何も怖いことはない、寝てる間に全て終わっている。」
と子供の姿の将太の頭を撫でてやった。
そして、元の姿に戻ることができた。
「これからどうする?」
シンにそう聞かれ、将太は笑って答えた。
「普通の生活に戻ります。でも……」
「でも?」
「いつか、本当にここに戻って来ます」
特殊部隊の隊員として──そう誓いながら、将太は父と共に日常へと戻っていった。
腕には、あの特別な腕時計をつけたまま。
シンは将太を見送りながら呆れた顔で呟いた。
「アイツ、毎月の検診でココに来なきゃならねーの…忘れてんじゃねーか…?」
シンは笑いながら基地の中へ消えていった。

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み

どっと
たったひとりの身内の父
その日暮らしのくせに
うちには職を持てと
父が祈る姿が好き
人の純粋さを教えてくれ大好き
うちは信仰は分かりません
白状すると愛もさっぱり
浦上天主堂での赦しの秘蹟
母の墓参りの後空が晴れ
十字を切りました
あの前のこんな時間を感謝
#JETSTREAM

ろく

せれね

きっし
勝ち越し決まった3戦目はターンオーバーさせてる?

てぃー
#松田好花ANNX

スルち

けい@京

せれね

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