人間が対象を知覚する際に脳から分泌されるドーパミンなどの脳内伝達物質の心身への効果が一般的な幸福の正体である、幸せは人それぞれ異なり絶対的な幸福が定義できないというのも、幸せを感じる対象とその反応を示す人間の分泌するドーパミン分泌の仕方が異なるから。自分の恋人を知覚して感じる多幸感は他の人からしたら全く別物であるし、当の自分の恋人が感じる幸福感も全く別物。自分の推しのアイドルや俳優に対して抱く多幸の感情も同一の推しを崇めるファンたちの間でもそれぞれの幸福感は違う。つまり幸福とは、人が脳内伝達物質を分泌する刺激の元となる対象と、その固有の刺激を左右する能力・嗜好といった心身の作用、この両方の働きが産み出す人間の反応それ自体の事を言う。