コメディ等、娯楽性の高い作品は字幕版を観る事が多いです。でも、娯楽作品でもサスペンスやサイコスリラー等のようなシリアスな作品だったり、いわゆる社会派ドラマのようにシリアスさが増すにつれ、それに比例して、吹き替えで観る機会が増えていきます。理由は、映画の字幕には「字数制限」があるためです。シリアスな映画には予備知識や背後関係など、セリフの中により多くの情報を入れる必要があります。しかし映画の字幕はジャンルに関係なく、表示時間1秒につき4文字前後とか、一度に表示できる字幕は13字以内というような制限があるため、セリフが省略されてしまっている場合も多いのです。中には、ストーリーを読み解く為に必要な情報まで省略されてしまっている作品もあり、その数は決して少なくはありません。しかもシリアスな映画に限って、長ったらしい名前の登場人物がいっぱい出て来ますし。なので基本的には字幕派ですけど、シリアスな作品ほど吹き替えで観る場合も多いです。