創作において「作者の人格や思想を投影した登場人物」のことですね。得てして、他の人物をダシにして魅力をアピールしたり、わけもなく異性に好かれていたりして、あまりいい印象を持たれません。しかし近年「なろう系」と呼ばれる、「かっこいいメアリー・スーが活躍する物語」というジャンルが、ライトノベルやアニメの世界で人気を博しています。世の中わからないものですね。ちなみに私が出会ったメアリー・スーの中で一番ひどかったのは、ニンテンドーDS用ゲームソフト「スーパーロボット大戦K」の主人公「ミスト・レックス」です。人物設定を逸脱した高慢かつ陰湿な人格が「主人公が様々なアニメ作品に干渉する」というゲーム性と見事に化学反応して悪名を馳せ、ネットでは今もなお語り草となっています。