この映画監督、頭良いんだろうなーって思う人は?
ぶれこ

りんご飴

makoto🚥
今、映画を語らせたらこの人の右に出る者はいないと思う
経験則よりも理屈を優先して映画を作ることが出来る稀有な人


パーソナルベスト
低予算で映画を作り、プロデューサーと
しても活動
門下生にはフランシス・フォード・コッポラ
ジャック・ヒル監督など多数
俳優、ジャック・ニコルソンを見いだした
監督ですね

シズ
単なるSF映画ではなく、
人類の進化
人工知能
意識とは何か
宇宙における人間の位置
進化と技術
神あるいは超越的存在
を、ほとんど台詞で説明せず映像だけで考えさせる。
しかもキューブリックは、アーサー・C・クラークと共同で物語を構築しています。
特に凄いのは、「説明しない」という高度な知的判断です。
普通なら説明したくなるところを、あえて説明しない。
映画冒頭では、
猿人だった。最後には、スター・チャイルドになる。つまり映画全体が、
猿 → 人間 → その先の存在
という巨大な進化の物語になっています。
では「モノリス」とは何なのか?
ここが一番重要です。映画は最後まで、モノリスの正体を説明しません。
宇宙人なのか。
神なのか。
高度文明の産物なのか。
人類を進化させる装置なのか。
それすら明確にはしない。
そして、これこそキューブリックの凄さです。
「HAL」も重要です。
HALを単なる悪いコンピューターとして見ると、この映画の深さを逃してしまいます。
HALは、「完全に合理的な存在」として描かれています。
ところが、人間も完全に合理的ではありません。人間には、恐怖、 嘘、愛情、罪悪感、矛盾、死への恐怖があります。
HALには、それがないように見える。
ところが最後にはHALが、
「怖い」とも受け取れる行動をします。
そこで、「人間らしさとは何なのか?」という逆転が起こります。
そして、ここが哲学的に非常に面白い
『2001年』は、「人間は進歩しているのか?」
という問いを投げています。


シズ
『メメント』(2000)『プレステージ(2006)
『インセプション』(2010)『インターステラー』(2014)
『TENET テネット』(2020)『オッペンハイマー』(2023)
特に『メメント』は、記憶が壊れている人間の視点を、映画そのものの時間構造にしてしまうという発想が凄い。そして『オッペンハイマー』になると、物理学・歴史・政治・倫理を一つの映画にまとめています。
クリストファー・ノーランは1969年生まれ。
父親は広告関係、母親は客室乗務員という家庭で育ち、大学では英文学を学んでいます。
ここがちょっと面白いところで、彼は物理学者でも数学者でもありません。ところが『インターステラー』『TENET』などでは、物理学や時間をものすごく重要な要素として扱います。専門家になるのではなく、専門家と徹底的に話をして、それを映画に変換するタイプなんです。特に有名なのが物理学者キップ・ソーンとの仕事です。ノーランは『インターステラー』を作る際、ブラックホールなどの描写についてソーンとかなり密接に協力しました。
その結果、映画に登場するブラックホール「ガルガンチュア」は、単なる想像図ではなく、一般相対性理論に基づいた計算から映像を作るという非常に珍しい方法で描かれました。
「ブラックホールって、なんとなくこういう感じだろう」ではなく、「アインシュタインの方程式から映像を作ってしまおう」という発想です。
彼はCGだけに頼ることをかなり嫌うことで知られています。『インターステラー』では宇宙船の内部を実物大セットで作ったり、『TENET』では本当に旅客機を用意して建物に突っ込ませるという、とんでもない撮影までしています。CGで作ることもできたのに、「実際に存在するものを撮影したほうが、俳優にも観客にも本物として感じられる」という考え方です。
Christopher Nolan, The Nolan Variations: The Movies, Mysteries, and Marvels of Christopher Nolan
著者:Tom Shone 2020年
ノーラン作品を一本ずつ詳しく分析した本。
『メメント』『インセプション』『インターステラー』『TENET』の「時間」「記憶」「現実」の扱いを理解するのに特に良いです。


トランス

シズ
『セブン』(1995)は少し古いですが、
『ファイト・クラブ』(1999)
『ゾディアック』(2007)
『ソーシャル・ネットワーク』(2010)
『ゴーン・ガール』(2014)
『Mank/マンク』(2020)など。
フィンチャーは「頭がいい」というより、人間心理と社会システムを冷静に観察する知性があります。
特に『ゾディアック』はおすすめです。
犯人探しの映画なのに、最後には、
人間は「真実を知りたい」という欲望にどこまで支配されるのかという映画になっていきます。
実在した連続殺人事件を扱った作品ですが、普通の犯人探し映画とはかなり違います。
「人間は、真実が分からない状態にどこまで耐えられるのか?」という話になっていきます
そしてフィンチャーの「異常な几帳面さ」があります。
彼は撮影において非常に細かいことで有名です。
カメラの位置、俳優の動き、照明、編集などを徹底的に管理する。
デジタル技術を積極的に使う監督でもあり、同じ場面を何度も撮影して最適な瞬間を組み合わせるような制作方法を取ることがあります。
そのため、画面を見ると、
「何となく撮った映像」
という感じがほとんどありません。
画面の隅々まで意図がある。
これがフィンチャーの怖さです。
『DAVID FINCHER: MIND GAMES』— Adam Nayman
フィンチャー研究ではかなりおすすめです。
『セブン』『ファイト・クラブ』『ゾディアック』『ソーシャル・ネットワーク』『ゴーン・ガール』などを通して、
完璧主義的な演出、 人間心理、社会への不信、映像の構図、デジタル撮影などを分析しています。


シズ
アンドレイ・タルコフスキー
これも非常に知的です。
原作はスタニスワフ・レム。
テーマは単なる宇宙探査ではなく、
「人間は自分が理解できない存在を、本当に理解できるのか」
です。
さらに、、科学、認識論、人間の記憶、愛、罪悪感、自我が絡みます。
「宇宙人を描いた映画」というより、
人間の認識能力そのものを問う映画
です。


カズー
ロバート・ゼメキス
マーティン・スコセッシ
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