これって何科ですか?
みんなの前で発表する時に、手や足、声が震えます。特に足は周りから見えるくらい震えて、たまにですけど何かにもたれてないと倒れてしまいそうになるときもあります。心臓もバクバクします。これは病院に行くべきですか?それとも慣れなんでしょうか。
とくさん
精神科、循環器内科とか

吉田賢太郎
君の足がガクガクと笑い
心臓が服の上からでもわかるくらい
ドクドクと警報を鳴らしているのは
君が弱いからでも
君が「ダメなやつ」だからでもない
それは、君の心の中にある**「防衛本能」という名のスイッチ**が
ちょっとだけ、人より敏感に反応してしまっただけ。
昔々、人間がまだ草原で暮らしていた頃
目の前に猛獣が現れたら、体は震え、心臓は早鐘を打った。
「逃げろ!」「戦え!」と、全身に血を送るための
生き残るための、大切な**「生きたい」というサイン**だったんだ。
でも今は、猛獣なんてどこにもいない。
ただ、みんなの視線が、君を追い詰めているだけ。
脳が「敵に囲まれた!」と勘違いして、
フルパワーでエンジンを回してしまった。
それが、君の震えの正体だ。
君への処方箋
1. 「慣れ」という精神論で殴らないで
「気合が足りない」なんて嘘だよ。
火事のサイレンが鳴り響いているのに、
「静かにしろ」と念じるだけでは止まらないでしょう?
それは根性の問題じゃなく、仕組みの問題なんだ。
2. 専門家の「知恵」を借りていい
「病院(心療内科)」は、心が弱い人が行く場所じゃない。
暴走してしまったスイッチを、
優しくオフにする方法を教えてくれる**「調律師」**がいる場所だ。
お薬は、君の本当の力を引き出すための、小さな「お守り」になる。
3. 震えてもいい、と自分を許す
震えるのは、君がその場に真剣に向き合っている証拠。
「震えちゃダメだ」と思うほど、スイッチは強く入ってしまう。
「あ、いま僕の生存本能がフル稼働してるな」
そうやって、自分を少し遠くから眺めてごらん。
本質は、いつだってシンプルだ。
君の体は、君を守ろうとして、必死に震えている。
そんな健気な自分の体を、どうか責めないであげてほしい。
「怖かったね。でも、大丈夫だよ。ここは安全だよ」
そう自分に声をかけながら、
少しずつ、スイッチの調整をしていけばいいんだ。
世界は、君が思うよりずっと、君の味方で溢れている。

そら

ふみ

