
朔太郎
冬の寒さに、細き毛をもてつつまれし、草の茎を見よや。あをらは茎は寂しげなれども、一面に薄き毛をもら摘まれし、草の茎を見よや。雪もよいする空のかなたに、草の茎も萌えいづる (月に吠える)
映画
音楽
文学
哲学

朔太郎
突然、無性に観たくなる映画があります
それは「イレイザー·ヘッド」だったり
「サイコ」だったり、「サンダ対ガイラ」だったり、「2001年宇宙の旅」だったり…「ヘルハウス」もその1本です
「アザーズ」や「シックス·センス」や「シャイニング」の先駆的な作品です
原作、脚本は「ある日どこかで」「激突」「トワイライト·ゾーン」のリチャード·マティスン
マティスンを敬愛するスティーブン·キング曰く
「ヘルハウスは恐らくこれまででも最も怖い幽霊屋敷小説です。もしあなたが『シャイニング』をお好きなら、この本をすぐ買うべきです。ただし夜中に読むときは、ドアをロックしておいたほうが身のためですよ」
ちなみにキングの「呪われた町」はマティスンの「地球最後の男」にインプレッションを受けたものです「自分以外のすべての存在が吸血鬼だったら?」
ストーリーは異常な心霊現象が起きるベラスコ邸に4人の男女が調査に行くというもの
独特なカメラワーク、不気味な効果音、緩急つけた展開、そしてベラスコ邸のゴシックな雰囲気。個人的にパーフェクトです
ジョン·ディクスン・カーカのオカルト·ミステリー「火刑法廷」をこんな風に映画化したらすごい作品になると思うのですが
#映画 #読書 #小説 #ホラー










朔太郎
〜「破滅の日」福島正実編
〜「ハインライン傑作集4 時の声」
人類最後の日
統計学者のブリーンはカフェに座って通りを眺めている。するとバス停にいた若い女性が服を脱ぎはじめ全裸になった
でも道行く人はその姿にまったく驚かない
何故なら街頭ストリップは今年で319人目だったから
人々のおかしな行動はこれだけではなかった
地軸を変え北極を温帯にする特許を申請した男
世界中の株を買い占める大富豪たち
妻が浮気したのは州のせいだと訴えた男
などなど
おかしいのは人間の行動だけではなかった
世界中で洪水や地震が多発、アジアの国は台風で壊滅し、更に各地で火山が噴火していた
ブリーンはありとあらゆる現象を統計にとり、グラフにしていた。そしてそのグラフがひとつに重なる年、それが今年だった
彼はいう。レミングの何千万という大群は、自ら海に入って溺死するまで、死の行進をやめない。理由はわからない。いま人類は死の行進を始めているのだ
そして第三次世界大戦が始まり、核が#短編小説 各国に投下される。でもそれは序章に過ぎなかった
太陽の黒点が膨張しはじめている…
人類の終末をテーマにした小説を集めだして何年になるだろうか?何故そんなものを集めるの?と人は訊くけれど、僕にだって理由はわからない
音楽はエルビス·コステロ
「世界の終わりを見ながら」
#読書 #小説


Watching the Detectives

朔太郎
画家であり詩人、小説家でもあった村山槐多の作家としての一面にクローズした1冊です
名アンソロジスト東雅夫さんの編集が素晴らしい
芥川竜之介や高村光太郎が称賛し、また若き日の江戸川乱歩も夢中になったそうです
同郷であることと、彼の「少年愛志向」にピッタリだったのでしょうね
乱歩邸の執筆部屋には槐多の「二少年図」が飾られていたのは有名な話です
「盲獣」や「闇に轟く」のカニバリズムはこの「悪魔の舌」の影響だと思います
主人公は通常の食事に満足することが出来ず、あるものにだんだん惹かれていき…
この先はもう書かなくても分かりますよね
#読書 #小説
天才、村山槐多はわずか22歳でこの世を去りました



朔太郎
「ファン·ゴッホの手紙」
彼は偶然見かけた絵に衝撃を受けた
ゴッホ「灰色のフェルト帽子をかぶった自画像」。彼はそれから毎日図書館に通い、ゴッホの画集を見、古本屋で買ったボロボロの岩波文庫の「ゴッホの手紙」を読んだ
彼は決心した。オランダのゴッホ美術館に本物のゴッホを見に行こうと
オランダまでの飛行機代が往復で30万円
でもそんなお金はありません
彼はそれを消費者金融で借りることにしました。殆どの人は彼を笑い、お金を貯めてから行けばいいのにと馬鹿にしました
でも唯一人彼を理解した女性がいました。
「わかるよ。今じゃないとダメなんだよね」
後に彼は彼女と結婚し、今では有名な画商として成功し、青山に看板を立てています
#読書 #大ゴッホ展 #東京 #芸術的



朔太郎
少しマニアックな話です。よろしかったら
お読みください
文字はもともと記号ではなく、目で見て視覚的に楽しむものでした
今、ネットで夥しい数のフォントが流通しているけれど、正直言ってデジタルの文字はあっさりとし過ぎていて詰まらない
この三枚の画像は江戸川乱歩の「蟲(虫)」を戦前のものから、今デフォルトで読めるものまでを比較したものです
同じ作品でもここまで印象が違うんです
僕の理想型は戦前出版されたものです。旧字旧仮名で総ルビ、フォントが力強く、デザイン性
に優れています
戦前の出版物に完全に取り憑かれてしまい、泉鏡花から始まり、鶴屋南北、芥川竜之介、谷崎潤一郎、夏目漱石、幸田露伴、江戸川乱歩、菊池寛、夢野久作、小栗虫太郎な#小説 どなど、手に入るものは全て手にいれました
おかげで部屋の壁一面は本で覆われ、友人などから「お前は古本屋か」と言われる始末
ある女性などは僕の部屋を見るなり黙って帰ってしまいました 笑
デザイナー出身の京極夏彦さんは読者が視覚的にテキストを楽しめるようにと、ページ配分に気を使っているけど、もう一歩前へ進めて「姑獲鳥の夏」などを旧字旧仮名総ルビで出版してくれたら嬉しいんだけど
#読書





朔太郎
「ラバー·ソウル」は持っていたけど
他のビートルズのアルバムも聴きたくて
聴きたくて仕方なかった
かと言え、お小遣いだけではとても足らず
冬休みにアルバイトをする事にした
山下埠頭。船から大きな綿の固まり(写真より随分大きく、高さが5メートルくらいあった)がクレーンで降ろされる
僕たちはそこにハシゴをかけてのぼり、表面の汚れた部分をひたすら手でむしり取る
綿の固まりは次から次へとおろされ、親方から「兄ちゃん、早くしろよ!」と檄がとぶ
軍手をしてたけど、指の先からだんだん血が滲んでくる
海風もピューピュー吹いて寒かったけれど、
頭に「ヘイ·ジュード」や「抱きしめたい」や「ヘルプ」や「ジス·ボーイ」が流れていたから平気だった
1日8000円✖5日=4万円
そのお金を持って残りのビートルズのオリジナル·アルバムとパストマスターズを買った
#横浜 #関東 #洋楽


朔太郎
狂人が見た世界の終わり
中島(三船敏郎)は工場を経営している
彼は水爆実験のニュースを見
第三次世界大戦が始まるとして
北海道に地下シェルターをつくる
しかしそれでも危ないと考えた彼は
家族全員でブラジルに移住しようとする
家族はそんな彼を見て
頭がおかしくなったと思う
工場の工員達は俺達の生活はどうなるんだと
中島につめよる
中島「わかった。(工員に向かって) 家族だけ助かろうとしたわしが悪かった。お前達も全員連れていく」
しかし誰ひとりとして納得しない
そこで中島はこんなものがあるからいけないんだと工場に火をつける
家族は彼を狂人として禁治産者にしてしまう
精神病院の隔離病棟
中島は自分が遠い惑星にいると思っている
「その後、地球はどうなりましたか?」
「まだ人が残ってる?そりゃいかん、早くこの星に逃げて来なければいかん」
窓の外の太陽を見て
「地球が燃えとる!地球が燃えとる!
とうとう地球が燃えてしまった!」
#映画 #最近見た映画やドラマ







朔太郎
また頭がおかしくなっていくのが分かります
私たちがあのひどい時期をもう一度乗り切ることはできないと思います
今回は治りそうもありません
だから最善だと思える事を実行します
私の人生の幸せはすべてあなたのおかげでした
あなたは私に対してとても忍耐強く
驚くほどよくして下さいました
もし私を救えていた人がいたとしたら
それはあなたでした
私には残されているものがないけれど
あなたの優しさだけは確信できます
これ以上あなたの人生を無駄にするわけにはいかないのです
今までの私たち以上に
幸せな二人は他にはいません
さようなら。愛しいあなたへ
#読書 #小説 #夫婦 #夫婦円満 #理想の夫婦



朔太郎
僕が思う理想の夫婦の姿がここにあります
『僕のワイフ』
野本「旦那が務めから帰ったのに、おかえりなさいも言わない、客があるのに挨拶はおろか茶も出さない、オマケに風呂に入ってくる、冗談じゃない、どこの世界にそんな女房がいる?僕ならたったいま叩きだしてやるよ」
島さん「だからさ、野本くん、それは僕からあやまるよ」
野本「君が謝ることじゃない。謝るより君はあの女を叩き出すべきだ。男同士として言うが、あんな女は」
島さん「何を言うんだ!君は何を言うんだ!僕のワイフが君に何をしたんだ?」
「君たちには何の価値もないと見えるかもしれないが、あいつは僕の為に苦労してきたんだ
食うものがなくて水ばかり飲む生活にも
辛抱してくれたんだ。なのに君は何の権利があって叩きだせなんて言うんだ」
客が帰ったあと、奥さんが顔を出す
「話は聞いたよ、僕のワイフだって?ふん、私があんたのワイフかい、笑わしちゃいけないよ」
奥さんは照れていたのだろうか、頬が赤く、目には少し涙を浮かべていた
#映画 #読書 #小説


朔太郎
僕が思う理想の夫婦の姿がここにあります
『僕のワイフ』
野本「旦那が務めから帰ったのに、おかえりなさいも言わない、客があるのに挨拶はおろか茶も出さない、オマケに風呂に入ってくる、冗談じゃない、どこの世界にそんな女房がいる?僕ならたったいま叩きだしてやるよ」
島さん「だからさ、野本くん、それは僕からあやまるよ」
野本「君が謝ることじゃない。謝るより君はあの女を叩き出すべきだ。男同士として言うが、あんな女は」
島さん「何を言うんだ!君は何を言うんだ!僕のワイフが君に何をしたんだ?
君たちには何の価値もないと見えるかもしれないが、あいつは僕の為に苦労してきたんだ
食うものがなくて水ばかり飲む生活にも
辛抱してくれたんだ。なのに君は何の権利があって叩きだせなんて言うんだ」
客が帰ったあと、奥さんが顔を出す
「話は聞いたよ、僕のワイフだって?ふん、私があんたのワイフかい、笑わしちゃいけないよ」
奥さんは照れていたのだろうか、頬が赤く、目には少し涙を浮かべていた
#映画 #読書 #小説



朔太郎
架空の第二次世界大戦
日本軍が発明した、空気を一瞬にして毒ガスに
変換してしまう装置によって人類は滅亡してしまう
フランス。たまたま洞窟にいて助かった、男性教師、15〜16歳の少年8人、そしてたったひとりの少女、14歳のイレーヌ
少女の姿はこうだ
「赤レンガ色の肌、ドアノブのような鼻、だらりと垂れた尻、短い曲がった足、地べたにピッタリの扁平足、まん丸に突き出た腹、乳房は14歳の年齢で既にたるんでいる。醜い、完全に醜い」
しかし唯一の女性である少女に少年達は群がる
性欲、嫉妬、妬み、自己顕示欲
少年達は互いに殺し合う。そしてそれを傍観者のようにただ眺める教師。彼はすでに諦め、自殺を考えている
争いが止み、安定すると、女として必要とされたいと言う承認欲求の固まりであるイレーヌは争いの種を蒔く。再び争う少年たち
やがて彼女はある少年の子供を妊娠する
作者のメサックの意地悪なところは、この絶望的な状況下で、なおダラダラと彼らをを生かし続けるところだろう。少年たちはいつまでもこの地獄で生き続けるのだ
何事にも癒やし、優しさ、希望を求める今の時代、この本の再刊は無理だと思う
個人的な感想。しかしながら僕はこの程度の小説では絶望しない。1ミリの救いもない小説が読みたい。もっと徹底的に絶望させてほしい
#小説 #読書 #SF小説


朔太郎
男は厭世感にとらわられ、現実世界から逃避するようかのように、荷物ひとつであちこちを放浪していた
ある温泉地、シンと静まりかえっている…
「瞬間。万事が急に静止し、底のしれない沈黙が横たわっていた。何事かわからなかった。だがその瞬間には、何人にも想像されない、世にも奇怪な、恐ろしい異変事が現象した」
「見れば町の街路に充満して、猫の大集団がうようよと歩いているのだ。猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。どこを見ても猫ばかりだ…」
詩人、萩原朔太郎の唯一の短編小説
僚友江戸川乱歩のお気に入りの作品です
#短編小説 #小説






朔太郎
映画「国宝」が大ヒットし、また鏡花や大南北などの歌舞伎にに注目が集まるのではないかと期待しましたが、まったくそんなことはなかったですね
この作品は三島由紀夫さんと澁澤龍彦さんの対談で知りました
以下一部抜粋させて頂きます
澁澤「『山吹』ですね。あれは素晴らしい。汚い人形使遣いは彼女に鞭で打たるんですね」
三島「すごい作品でしょう。彼女はその爺さんに愛着をおぼえて、別の世界へ連れていってくれそうな男はこれだと思う」
三島「過去の恋人は、ただの地上の恋愛にしか連れていってくれないけれどもね」
澁澤「恋人は知的な男ではあるけれど、行動へは踏み出せない男ですね」
三島「鏡花はどこかへ連れていってくれます。日本の近代文学で他界、つまり地獄まで連れていってくれる文学というのはほかにない」
若き日の横溝正史や江戸川乱歩がもっとも夢中になったのは谷崎潤一郎と佐藤春夫、そしてこの泉鏡花だったそうです
#小説 #短編小説 #戯曲 #





朔太郎
「セブン」1995年
「マッド·ボンバー」1972年
トラヴィスもジョン·ドゥもウィリアム・ドーンも敬虔なクリスチャンで、とても真面目な人たちですか、常に自分だけが正しい「正義の人」です
「正義の人」とはSF作家のA.E.ヴァン・ヴォークトが名付けたものです
「この街は狂っている。腐った人間どもで溢れている。自分は神の名の下、汚れたものを浄化し、街を綺麗にしなければならない」と彼らは犯罪に手を染めていきます
トラヴィスはドストエフスキーの「地下生活者の手記」からインプレッションを得たと脚本のポール·シュレイダーは語っています
彼らは共通して社会から「孤立」しています。「孤独」は自分で選択するもの。「孤立」とは社会からハグレたものを指します
この3本の映画を繰り返し観てしまう僕も「正義の人」なのかもしれません
#映画 #ドストエフスキー #小説 #人生









朔太郎
今は死語ですがかつて「人さらい」という言葉がありました
アメリカならレイ·ブラッドベリの「何かが道をやってくる」や映画「チェンジリング」で描かれ、日本なら森鴎外や溝口健二の「山椒大夫」説経節(安寿と厨子王)が有名です
僕が頭に思い浮かんだのは横田恵さんですね
「聖水番」はジャンと言う6歳の男の子を失った両親が25年かけて我が子を捜すと言う話です
家を売り旅に出た2人は途中お金が無くなり、残飯を食べ、日雇い人夫や物乞いまでやりながらジャンを捜し続けます
そして…この先はここでは書きません。もしよろしかったらお読ください
モーパッサンの短編集は文庫で岩波と新潮と光文社から出ていますがこの作品は収録されていません。僕は春陽堂の古い全集で読みました
そろそろ新訳が出ないでしょうか
#読書 #読書好きさんと繋がりたい #海外小説
#小説 #短編小説


朔太郎
1940年の神戸を舞台に関東軍731部隊の細菌兵器を巡る人達について描かれます
貿易商を営む高橋一生、その妻蒼井優、そして彼女の幼馴染の憲兵東出昌大
高橋の国民服を拒絶し、三つ揃えスーツで通すダンディズムやファシズムの象徴のような東出も素晴らしいですが、何と言ってもこの映画の主軸は蒼井優(聡子)でしょう
彼女の映画リテラシーは大変高く「40年代の女優の話し方」という演出意図を瞬時に理解し、監督の演技指導もほぼ受けることなくそのまま本番に挑んだそうです
旦那さんに甘える可愛い妻から、欺き欺かれ徐々に自立した女性に変わっていく
そして精神病院に入院、終戦。聡子はひとりアメリカへと渡る
ラスト、海岸で慟哭するシーンに胸が熱くなる
女性が運命に翻弄されると言う意味でイーストウッド監督の「チェンジリング」(大傑作!)を思わせ、個人的に「CURE」と並ぶ黒沢監督の最高傑作です
この映画の脚本は「ドライブ·マイ·カー」の濱口竜介監督が大岡昇平の「酸素」を参考に書いたものだそうです
【お見事です】
#映画 #最近見た映画やドラマ #日本映画
#黒沢清





朔太郎
超合理主義の星からやってきたウルトラマンはネロンガとの戦いの際、「他者の為に自らの命を使う」人間という生命体に興味を持ち神永(斎藤工)と合体する
神永の姿を借りたウルトラマンは「攻撃」コンラッド·ローレンツ、「神曲地獄篇」ダンテ、「魂について」ルドルフ·シュタイナーなどで人間について勉強する。因みに斎藤工さんはシュタイナー学園の出身です
後半、光の星(合理主義)と人類+ウルトラマン(非合理主義、精神主義)の戦いになる
「為せば成る為さねばならね何事も」これはウルトラマン(神永)のセリフです。笑えないですか?先に人智学や動物行動学を必死に勉強しているウルトラマンの姿にも笑えましたが
ゾーフィが言います「死への覚悟と生への渇望が同時に存在する人間は面白い」
そして当のウルトラマンはこう言います「(自分達のことが)何もわからないのが人類だ」
#映画 #最近見た映画やドラマ #特撮好き
#シンウルトラマン





朔太郎
厨二病男子とメンヘラ女子のラブ·ストーリー
ラスト近く。ロスに去ったアニー(ダイアン·キートン)に会いに来たアルヴィ(ウディ·アレン)
アニー「ニューヨークの何がそんなにいいのよ?死にかけの町よ。“ベニスに死す”にそう書いてあるわ」
アルヴィ「あの本は僕が買ったんだぞ」
アニー「そうね、あなたがくれるのはいつも死の本ばかり」
アルヴィ「そうさ、人生の大切な問題だ」
アニー「結局あなたって人生を楽しめない人なのよ。まるでニューヨークみたい、離れ小島よ」
アルヴィ「いや、不幸な人がいる限り、僕は楽しめない」
いつもここで泣いてしまう
#映画 #最近見た映画やドラマ #恋愛映画 #




Seems Like Old Times

朔太郎
この作品のテーマをひと言で云えば『王の器でないものが王になってしまった時の悲劇』です
このテーマは世界の映画監督のクリエィティブテイをいたく刺激するらしく、ざっと確認しただけでおよそ20本もの作品が存在します
直接の翻案ではありませんが、最も有名かつ成功した作品は間違いなくコッポラ監督の「ゴッドファーザー」シリーズでしょう
「マフィアのボスの器でないものがボスになってしまった時の悲劇」を三部作に渡って描きました
個人的なお気に入りはオーソン·ウェルズ、ロマン·ポランスキーの「マクベス」そして黒澤明監督の「蜘蛛巣城」、また最近ではコーエン兄弟の兄ジョエル·コーエンがディゼル·ワシントン主演で撮った「マクベス」が良かったです
類似テーマとしてアンデルセンの「裸の王さま」があります
地位の高い権力者やリーダーが、批判や反対意見がない環境で自己を見失い、非合理な行動をしてしまう
そして企業や組織で誰もが空気を読み、本音を言えず、間違った方向に進んでしまう
これは悲劇ではなくまさに喜劇です
#映画 #読書




Love Theme from "The Godfather"

朔太郎
アラフォーのキャリアウーマン、ジェーンは久しぶりに長期休暇をとって、イタリアのベニスを訪れます
イタリア人男性とのロマンスを期待して…
この映画は日常と非日常、それを象徴する、白の「純粋」と赤の「情熱」との間を揺れ動き
ます
ジェーンは最初の頃、白いワンピースとヒールを履いていますが、レナートと出逢ってからそれは赤に変わります
出逢いのきっかけは赤のヴェネツィアン·グラスでした
でもレナートは既婚者でした。アメリカ人でピューリタン、倫理感の強いジェーンは彼に強く惹かれながらも戸惑います
「アラビアのロレンス」の監督であるデビッド·リーンはイギリス人です
そしてイギリス映画は古くからドキュメンタリーの伝統があります
絵はがきのような美しいベニスの風景に不意に差し込まれる日常、ドキュメント〜現実
アパートの窓に干された大量の洗濯物、川に投げ込まれるゴミ、網を終了する漁師たち
これはジェーンの無意識にある心象風景の現れではないでしょうか
常に異文化との交流を描いてきたデビッド·リーンはこの作品以後、映画史に残る大作を次々に発表していきます
#映画 #恋愛って難しい #既婚者





ヴェニスの夏の日~映画「旅情」より

朔太郎


朔太郎
よろしくお願いします!
