
らいと

らいと
FIELD OF VIEW『突然』
1995年はこの曲
作曲:織田哲郎、作詞:坂井泉水
演奏したのはFIELD OF VIEW
CMは中山エミリが起用された
♪突然の風に吹かれて
夢中で何かを探したね
倒れそうになったら
僕を近くに感じて
またあの日のように
君を抱きしめたい
Spotifyもそうだったけど
FIELD OF VIEWの原曲はアップルミュージックに存在しない
Beingを牽引していた織田哲郎が1998年に離脱
ヒットメーカーを失い
FIELD OF VIEWは2002年に解散
ボーカルの浅岡雄也はソロとして活動
『突然』を収録しており
アップルミュージックにもあるけど
キリトリの場所がサビじゃないので
ここではZARD版を貼っておきます
浅岡雄也バージョンはコメント欄に

突然

らいと
DEEN『瞳そらさないで』
1994年はこの歌
作曲:織田哲郎、作詞:坂井泉水
このコンビが作った曲をDEENが演奏
DEENは上杉昇と織田哲郎が作った
『このまま君だけを奪い去りたい』
を演奏するアーティストをBeingが集めた
たまたまソロデビューを目指していた池森秀一が歌ったら好評、その他バンドメンバーも呼ばれて演奏時が初対面だったが大ヒット
『瞳そらさないで』は5枚目のシングル
CM出演は引き続き一色紗英
♪瞳そらさないで
青い夏のトキメキの中で
summer breeze 心くすぐるよ
ひとり占めしたくて 抱き寄せた
あつい午後
ZARDの坂井泉水がセルフカバーしている

瞳そらさないで

らいと
ZARD『揺れる想い』
1993年のCMソング
織田哲郎が作曲
坂井泉水が歌詞をつけた
♪揺れる想い体じゅう感じて
君と歩き続けたい in your dream
この歌声、歌詞、メロディー、アレンジ
これらと一色紗英出演の海のシーン
が見事に融合して
瑞々しさが
からだに溶け込んでいくような感覚が伝わってくる
ポカリスエットCMソングの中でも
織田哲郎作曲の中でも
ZARDの歌の中でも
この歌がいちばん好きだ
余談だが、アレンジを担当した明石昌夫は
この曲を初めて聴いたとき
ビートルズのジョージ・ハリスンが作った
『While My Guitar Gently Weeps』
に似てると思ったらしい
この曲は僕も好きで何度かライブで歌ったけど
確かにサビのコード進行は同じだな

揺れる想い

らいと
織田哲郎『いつまでも変わらぬ愛を』
この時期流行ってる熱中症
水分と塩分の補給は大切
というわけでポカリスエットCM曲を4曲
最初はこの歌『いつまでも変わらぬ愛を』
TUBEやZARDをはじめとする
Being系の総帥とも言われた織田哲郎が初めてオリコン1位を獲得した
♪いつまでも変わらぬ愛を
君に届けてあげたい
どんなに遠く離れても
終わらない Daydream
Being系ラブソングの王道とも言える歌詞
メロディー、アレンジ
しかしこの曲は織田にとっては全く異なる意味を持っていた
いつも自信がなく鬱傾向にあった織田は
音楽に逃げることでかろうじて自分を保つ日々
なんとか楽曲制作が軌道に乗り
TUBEの『シーズン・イン・ザ・サン』
そして
BBクィーンズ『おどるポンポコリン』が
思いもよらぬ大ヒット
そんな中、やはり鬱で家から出られなかった兄が薬の副作用で病死
兄もまた、音楽が好きだった
これらの出来事が、
今まで自分や兄を助けてくれた音楽が
誰かに届けばいいと、
楽曲制作にこれまで以上に取り組むことを決意させた
こうしてできたこの曲は
このあと続くBeing系アーティストが通る道を拓く一方で
亡き兄への鎮魂歌として捧げるのであった

いつまでも変わらぬ愛を(2011バージョン)

らいと
加山雄三『海、その愛』
♪海よ 俺の海よ
大きな その愛を
雄々しく歌い上げるこの歌は
加山雄三が弾厚作名義で作曲
ビートルズの
『Hey Jude』
サイモンとガーファンクルの
『明日に架ける橋』
この2曲のような雄大なイメージを狙って作った
シングルカットはされていないが
紅白歌合戦で度々披露され
カラオケで歌う人も多い

海 その愛

らいと
杉山清貴『さよならのオーシャン』
杉山清貴もまた夏の風物詩
杉山清貴&オメガトライブを率いて
夏歌をリリースしてきたが
1985年に30歳を迎え
バンドメンバーと相談
いちばん良いときに将来に備えよう
と一致して解散
ソロデビュー後のヒット曲がこの歌
ダイドーの缶コーヒーのCMソングにもなった
歌詞の内容は
助手席の彼女は髪を切ってきて、涙してる
さよならオーシャン
Ican believe⋯"tenderness".
語感とノリの80年代らしく
そこに深い意味は見いだせないが
カッコ切ない雰囲気だけは伝わってくるし
サビがキャッチーで15秒のCMに乗せやすい
真っ白なボトムとサングラス
爽やかに歌う姿をみると夏が来たと感じたな
杉山清貴がすごいのは
ソロ最大のヒット曲であるクリスマスソング『最後のHoly Night』の中ですら、
♪Last Sweet Summer Memories
君のドレスにSouthern Wind
としっかり夏を入れてくるところ
このコンセプトへのこだわりは
見習うべきかもしれない

さよならのオーシャン (from the live album “I WANNA HOLD YOU AGAIN”-1993-)

らいと
ヒデ夕樹と杉並児童合唱団
『海のトリトン(GO! GO! トリトン)』
「海のトリトン」は手塚治虫原作のアニメ
海の民トリトン族の末裔トリトンが、敵であるポセイドン族と抗争し倒していくヒーロー物
手塚治虫のアニメプロダクションの虫プロが経営危機になり、テレビアニメは手塚の手を離れて制作され、劣悪環境下で原作を無視して大幅改変された
プロデューサーの無理難題に応え続けた監督は、最終回にゴリ押しで、実は敵のポセイドン族は犠牲者側で、トリトン族は善良なポセイドン族を虐げる悪の末裔であったという大どんでん返しにしてしまい、納得出来ない脚本家たちが大紛糾
それはそれで今となっては面白いが
アニメよりも何よりもこの主題歌が素晴らしい
ロックでノリがよく
アニソンライブで何度か歌った
…のだが、アニメ版オリジナル音源がアップルミュージックにはなく、全くノリの悪いカバー版しかないのであった
アニメが原作を改変したしっぺ返しなのか笑
まったく原曲と違うがもっともノリが近いのはこれ↓

海のトリトン

らいと
サザンオールスターズ
『涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜
サザンオールスターズ』
梅雨も完全に開けて暑い夏が到来
夏の歌を投稿していきます
まずは
海の日にちなんだ海の歌
最初の一曲はこれ
言わずとしれた夏の王者サザンオールスターズの2003年のヒットソング
「僕だけのマドンナ」という滝沢秀明主演の月9ドラマ主題歌
堅物大学生役のタッキーがマンションの自室に帰宅すると、長谷川京子扮する既婚女性が旦那さんの浮気監視目的で部屋に勝手に上がり込んでいて、戸惑いながらも断りきれず、いつしか彼女に恋をし、振り回されていく
サザンは25周年を迎え、3年ぶりにシングルとしてこの曲をリリース
歌詞はいつものように語感とリズム感重視
♪コバルトブルーの 涙の海で
人魚のような恋に溺れたなら
キスより甘く永遠より長く
濡れたからだに愛をください
この「コバルトブルーの涙の海で」という歌詞をノリの良いメロディーに乗せたサビは印象的
明るい夏の雰囲気ながら涙の失恋に終わる独特の儚さ、無常感ゆえに王道のラブソングながら
サラッとした後味に仕上がっている
この頃の僕は友人の結婚を控え、
お祝いビデオの撮影編集に没頭していて
すごく充実して楽しい日々
カラオケでこの曲をしょっちゅう歌ってたっけ
彼女はいなかったけど
また恋愛をしたいなと思ってたな
でも
彼女に歌う歌詞では無いので
その後は歌うことはあまりなくなったのであった

涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~

らいと
『The Star-Spangled Banner
(星条旗:アメリカ合衆国国歌)』
今日はアメリカ独立記念日
小さい頃からアメリカ文化は身近にあり
父親に連れられ初めて行ったきらびやかな銀座で初めて食べたマクドナルドのチーズバーガーが美味しかったこと
コカ・コーラという禍々しく毒々しい飲み物をいつの間にか好きになってたこと
セサミストリート、ディズニー、ポパイ、スヌーピー、刑事コロンボ、ロッキー、スター・ウォーズ、野球、ジーンズ挙げたらきりが無い
戦争に陥れられ何度も外圧をかけられた仇敵でもあり最大の友好国でもあり
あまりに日常に溶け込んでいる
そんなアメリカは1776年7月4日に独立宣言した比較的新しい国
この国歌が制定されたのはさらに時を経て1931年。
きっかけとなったのは1812年に始まった米英戦争。
アメリカはイギリスからの独立後も国土を拡大。
それを防ぎたいアメリカ原住民達と、イギリス領カナダを守りたいイギリスが手を組み、
アメリカとの戦争になった。
当時イギリスはフランスのナポレオンと戦争中でアメリカと戦う余裕はなく、実際に戦い犠牲になったのは結局原住民たち。
そんな中、敵の攻撃後もアメリカの砦に星条旗が翻っていたことに感動した詩人で弁護士のキーがしたためた詩
おお、見えるかい?
夜明けの薄明かりに
誇らしげに讃えよう
危機を乗り越えた城壁の星条旗を
これを
『天国のアナクレオンへ』という流行歌のメロディーで歌うようになり、それを米軍が演奏して広まった。
ホイットニー・ヒューストンが歌ったこのバージョンはNFLスーパーボウル用に三拍子を四拍子にアレンジしたもの。
そのあまりに魂のこもった圧倒的な熱唱は
アメリカ国歌に批判的だった一部の黒人も含め大反響を呼び、アメリカ人の心を一つにしたと
絶賛された。
ところがこれがNFLの指示で事前にスタジオ収録された音源に合わせた口パクだったことを暴露され、一転マスコミに激しく批判されたホイットニーは3か月後、湾岸戦争からの帰還兵を労う式典で生歌で熱唱
批判を沈黙させた。

The Star Spangled Banner (feat. The Florida Orchestra) [Live from Super Bowl XXV]

らいと
L⇔R『KNOCKIN' ON YOUR DOOR』
♪I'm Knockin' on your door
いつもすぐせめぎ合う lonely.
You're nothing but a girl
君だけの夢に出逢いたい
もちろん、
心のドアをノックしたいときはありますよね
それは誰でもよいわけではなく
よく知っている
自分が何かをしてあげたい
そして自分を必要としてくれている
それをお互いが感じあってる
そんな大切な人向けに
意思を込めて叩きたい
心友ってそういうものだよね
1995年リリースのこの歌
もう大好きで何度歌ったことか
イントロなしのサビ始まり
いきなりガツンとくるこの曲は
ドラマ『僕らに愛を』のプロデューサーから
「出だしからガツンとくる感じで」
というリクエストをされて創られた
当時オリコンはダウンタウン浜田雅功と小室哲哉のユニットであるH Jungle with tの
『WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜』が8週連続1位と席巻中。
でも正直なところ、声楽的なボイトレをしっかりしてない素人に歌わせる企画曲というのは心底嫌い
ハマダやコムロ自体はそこまで嫌いでは無いけど、とにかく心が全く乗らないし耳が受け付けない
そんな中に登場したL⇔Rのこの曲は
代わってオリコン1位獲得
心から渇望していた砂漠のオアシスのように
感じたなあ

KNOCKIN' ON YOUR DOOR・L⇔R

らいと
ゴダイゴ『ハピネス』
古い歌だけど好きな歌
高校生の頃はこんな恋愛や結婚に憧れていた
♪こんなに広い世界の中で
なぜかお互いオンリー・ユー
愛ってやつは言葉や数字じゃ
あらわしきれないミステリー
15の時は見知らぬ同士
20歳ちょっとは Just a friend
今では陽気な人生パートナー
この先お手柔らかに
目覚めて最初にみる顔が君
一日が始まる
まどろむ前に見るのも君さ
このやすらぎはever green
We are hoping for peace and freedom. Happiness, happiness.
We are working, loving, singing.
Happiness, happiness.
In order to get happiness.
ちなみにバックコーラスで参加してる
伊集加代子さんは
アルプスの少女ハイジの主題歌
『おしえて』のメインボーカルのほか
ネスカフェCMの
「ダバダー」
11PMの「シャバダバシャバダバー」
ルパン三世のテーマソングコーラス、
岩崎良美『タッチ』のコーラス
など様々なボーカル、コーラスで活躍をされてるのでした

ハピネス

らいと
シュガー『ウエディング・ベル』
ザ・ベストテンで初めて見た時の衝撃はすごかったな
主人公の女性が
元彼なのか片想いなのかはわからないが、
思いを寄せる男性に結婚式を見せつけられ
内心で次々に悪態をついていくサマを
可愛らしいコーラスで歌うコミックソング
♪ウエディング・ベル
からかわないでよ ウエディングベル
本気だったのよ ウエディングベル
ウエディングベル
オルガンの音が静かに流れて
(始まる始まる)
お嫁さんが私の横を過ぎる
(ドレスが綺麗)
この人ねあなたの愛した人は
(初めてみたわ)
私のほうがちょっと綺麗みたい
(ずっとずっと綺麗みたい)
そうよあなたと腕を組んで祭壇に
上がる夢を見ていた私を
なぜなの?
教会の一番後ろの席に
ひとりぼっちで座らせておいて
ふたりの幸せみせるなんて
ひとこと言ってもいいかな
くたばっちまえ!アーメン
大ヒットの1年後、新婚なのに夫にほったらかしにあってる妻の不満を歌った
『ウエディングベルⅡ』もリリース
この歌を歌ったSugar
「塩らしくない」という意味を込めたバンド
キーボードでメインボーカルのミキは
作曲家として活動
Eテレのアニメ「はなかっぱ」で
優柔不断なキャラふわ吉の母親役で声優もしている
コーラス、ギターのクミはデザイナーに転身
コーラス、ベース、リーダーのモーリは結婚後出産時に残念ながら亡くなってしまった

ウエディング・ベル

らいと
さだまさし『親父の一番長い日』
この歌は一曲12分30秒という長い歌
さだまさしが「妹の玲子の結婚」を題材につくった『雨やどり』『秋桜』と続いたウエディングソングの集大成
妹の玲子が生まれたときから
その一挙手一投足に揺れ動いてきた
親父とおふくろと兄貴を描く
妹が生まれてから親父は
名前をつけるのに
占いの本と辞書と
首っ引きで一週間かけた
お七夜宮参り
両親は可愛い娘だというが
僕にはしわくちゃの失敗作品にみえた
七五三新入学
学級対抗リレーの花形になり
学芸会でちゃんと役をもらった
一寸法師の赤鬼の役
そんな妹と初恋は高校二年の秋
相手のバレー部のキャプテンはよくあるケース
言い出せる筈もなく枯葉のごとく散った
親父は
彼氏の一人もいないとは情けないと言うが
実は内心電話が鳴るたび気になっていた
年頃の娘に疑心暗鬼
ささやかな言動に
家族は揺れる
もう少しこのままいさせてほしい
そう願う
ある日 一人の若者が我が家に来て
「お嬢さんを僕にください」と言った
親父は言葉を失い
いつの間にか綺麗になった娘をみつめた
いくつもの想い出が親父の中をよぎり
だからつい大声を出してしまう
初めて見る親父の狼狽
妹の大粒の涙
家中の時が止まった
とりなすおふくろに
とりつくしまもあたえず
声を震わせて
親父は言う
「わかった娘はくれてやる
そのかわり一度でいい
奪っていく君をなぐらせろ」
妹の選んだ男に間違いはないと
信じていたのもやはり親父
花嫁の父は
娘の手を取り
教会の祭壇の前に立つ
♪ウェディングベルが 避暑地の教会に
鳴り渡るとき僕は親父をみていた
紛れもない 父親の涙の行方を
僕は一生忘れないだろう
思い出抱えて おふくろが続く
涙でかすんだ 目の中に僕は
今まででいちばん綺麗な妹と
いちばん立派な親父の姿を
刻み込もうとしていた
兄貴として
息子として…
こんな感動の一曲
だが
実は
妹の佐田玲子は生涯独身
一度も結婚などしたことはない
あまりにリアリティのある
兄貴の「嘘」
一方、
玲子は「兄の七光」を最大限利用し
シンガー・ソングライターになっていた
結婚願望もあったが
あまりに仕事に没頭し今は68歳
元気にご活躍されているそうです

親父の一番長い日

らいと
TUBE『君となら』
ウエディングソングとして外せないのは
この歌
牧師のリードで行う
結婚式の誓いの言葉を歌詞にして
思いっきりストレートに誓うような内容
♪同じ夢 同じ痛み
喜びも 悲しみも全て
互いに分けあって
歩いて行けると誓う 君となら
肩寄せて 貧しくとも
なくさない この愛だけは
どんな苦しみも 乗り越えていける
僕と 君となら
歌われる方は
貧しくないほうがいいし
苦しみも少ないほうがいいかもしれないけど

君となら

らいと
桑田佳祐『幸せのラストダンス』
この曲は
他のウエディングソングとは
一線を画している
♪友達はそれぞれ所帯を持ったのに
僕ら二人は今日も
恋愛遊戯(ロマンス)に酔いしれる
十年後の君も変わらず綺麗だろう
不安な世の中だけど
もう家族が欲しいのさ
周りが次々と結婚していく中
恋愛を続けてきた男が
愛する女性にようやく
結婚を申し込むというストーリー
桑田佳祐が
知り合いの娘の結婚式のために書き下ろした
♪ Oh, lady lady 勇気を出して
ラストダンスを僕とどうぞ
幸せを分け合いたい
さぁ 回れ回れメリーゴーランド
永遠なる願いを
今宵こそ
見つめ合い 言わせて
“Marry me.”
直接的なプロポーズの言葉で締める
このサビの部分を切り取ってほしいなあ
アップルミュージック

幸せのラストダンス

らいと
ケツメイシ『君とつくる未来』
2010年
東京電力の尾瀬の自然保護の取り組みを紹介するBGMだった
問い合わせが相次ぎシングルとしてリリース
♪今未来へ繋いでゆける全ては
大切な君と出会えた意味
共に手を取り合って
たまにはぶつかり合って来たけど
君とつくる未来が楽しみで
未来へ
出会ったふたりが
大切な人と希望や夢を持って未来をつくっていくことを描いたラップソング
わかりやすいメッセージが
穏やかかつ軽快に紡ぎ出されていくため
結婚式での新郎新婦のおいたちや出会いの写真を重ねたスライドショーにしやすい
また、未来へ、というメッセージは
新郎新婦の門出の見送りなど
様々なシチュエーションに合いやすく
今でも人気のBGMとして使われている

君とつくる未来

らいと
Superfly『愛をこめて花束を』
これもウエディングのスタンダード・ナンバー
今でもよく使われます
Superflyは松山大学在学中に多保孝一が結成したバンド
同じ大学の軽音部繋がりで越智志帆がVocalとして加入
上京してライブが好評だったことがきっかけでメジャーデビュー
この曲はSuperfly4枚目のシングルで多保孝一が高校時代に作詞作曲した原曲をもとに作り直し、最後は越智志帆が自分の思い入れを歌詞に反映して完成
越智志帆は歌に気持ちを込めるため、実際にブーケを作って恋人にプレゼント
♪愛を込めて花束を
大袈裟だけど受け取って
理由なんて聞かないでよね
今だけすべて忘れて
笑わないで受け止めて
本当のわたしを
いつまでもそばにいて
この最後の2行は越智志帆が付け加えたオリジナル
原曲は、
いつもおどけてる彼氏に、
またおどけてほしい、
という内容
これだと
今はおどけてくれていない
ということにもなる
越智志帆はこの要素はなくして
二人で前に写真を撮った時と
同じポーズで写真を撮りたいと願う
と変えた
このことで
決して
二人の関係は離れているわけでなく
時が流れたけれど
改めてふたりの気持ちを
出会った時のように重ねたい
ということを示してる
今まで約束したことを
少しずつ叶えてきて
二人の恋愛の長い間
巡り巡る時を超えて
またこの想いが戻っていく
無理に描く理想より
今の笑顔のほうが大切だと気が付き
ずっと一緒にいたいという気持ち
それを花束に込めた
そんな歌に変えた
だからこそ
この歌は結婚式で使われ続ける
ロングセラーになっていったのかもしれない

愛をこめて花束を

らいと
木村カエラ『Butterfly』
リクルート「ゼクシィ」CMソング
現代の
ウエディングスタンダード・ナンバーといえばこの曲でしょう
2009年にリリースされたこの曲
たまたまアルバム制作中だった木村カエラ
親友が結婚すると聞き
ウエディングソングを作ることを思い立つ
たまたまアルバム用に「のだめカンタービレ」のオープニングテーマ『Allegro Cantabile e.p.』のシンガーソングライター末光篤提供の一曲が合うのではないかと木村カエラ自ら詞をつけたのがこの『Butterfly』。
その仕上がりの良さに、結婚式のCMにハマったらいいなあと思っていたら「ゼクシィ」のCMソングに採用が決まり、木村カエラ自身ゾワゾワするような経験だったとか
それまでハードロック志向だったが、
自分をセルフプロデュースする上で全く方向性が異なる曲が図らずも大ヒット
本人の違和感とかけ離れてこの曲は日本中の結婚式で使われるようになっていった
僕もこの時期に様々な結婚式に出席したけど
やっぱりこの曲は神懸かり的に素晴らしかったなあ
歌詞の内容は
親友を祝福するための言葉が並べられている
ふたりが出会った頃から思い出し
なんども繰り返した季節
太陽が沈み星が昇る
夜は眠り朝を待つ
優しさにあふれた君が大好き
悲しみがあれば共に泣き
喜びがあれば共に笑う
たったひとつだけのあたたかい愛に包まれ
夢のすべてはいつまでも続く
そして迎えた今日
人生最高の日に羽ばたいていく
♪Butterfly 今日は
今までのどんな時より素晴らしい
赤い糸で結ばれてく 光の輪の中へ

Butterfly

らいと
竹内まりや『本気でオンリーユー』
6月はジューンブライドの季節
ということで
ウエディングソングをあげていきます
まずはこの曲
1984年リリース、竹内まりやが結婚、出産を経て歌手として復帰した曲
メンデルスゾーンの『結婚行進曲』をイントロに使っているが、これを演奏しているのは坂本龍一。
全編英語歌詞で、
プロポーズの言葉を紡いでいる
リリース以来数多くのTVCMや主題歌、BGMに使われてきたスタンダード・ナンバー
歌詞の内容は
すぐ結婚しよう
時間を無駄にしないで
ふたりを引き離すことはできない
朝が来たら起こしてあげる
キスでコーヒーを甘くして
夜は強く抱きしめる
待ってる言葉をささやいて
すぐ結婚しようって
ためらわず幸せになろう
私と犬と小さな家で
落ち込んでたら笑顔にしてあげる
悲しくて涙が出たら
抱きしめて涙を拭いて
すぐ結婚しよう
あなたなしでは生きられない
いつか子供ができるといいな
いいたかったのはこれだけ
すぐ結婚しよう
すぐ結婚しよう…
ここまで畳み掛けるように迫ると
色んな感情を覚える人もいるかも
犬と小さな家というのは、
小山明子の『あなた』の世界観も彷彿とさせます
冒頭のメンデルスゾーンの『結婚行進曲』はとても好きな曲
なぜなら、
思いっきり長調の明るい曲なのに
出だしがいきなり
F#m7(b5)、ラドミにファの#という、
ここだけ聴くと
思い切り不協和音まじりの短調
不穏で切ない
サスペンス的な要素すらある和音
ここから見事にお洒落に解決して
安定の長調に変化するという
ドラマチックな構成なわけです
こういう、
短調と長調を行き来する曲って大好きなんです
結婚というのはここまでの道のりも
ここから先の道のりも
決して平坦ではない
そういう人生の節目にマッチした
心揺れ動く名曲だなと思います。

本気でオンリーユー (Let's Get Married)

らいと
カーペンターズ
『雨の日の月曜日は
(Rainy Days and Mondays)』
雨の日の歌といえばこの曲は外せません
カーペンターズの数多ある代表曲のひとつ
全米2位を記録
なんて美しい歌声なのか
天性のボーカリストであった
カレン・カーペンター
そしてコーラスからプロデュースまでこなした兄リチャード・カーペンター
全米ビルボード1位曲が3曲
ロックバンドと一線を画するイージーリスニングランキングでは15曲が1位に輝き
累計販売枚数は1億枚を超えると言われる
スーパースター
カレン・カーペンターはわずか32歳、拒食症が原因で早世してしまうが
残された多数の作品は今もなお多くのファンに親しまれている
この曲の歌詞の内容は
時の移ろいを感じたり
何もかもやめたくなる時もある
雨の日と月曜日は気分が滅入ってしまう
憂鬱を感じつつ
別に間違ったこともしていない
なにをしてもしっくりこない
場違いな孤独なピエロみたいで
ブラブラして眉をひそめることしか
やることもない
可笑しいけど
結局あなたのところへ行ってしまう
誰かが愛してくれるのは素敵だと思う
可笑しいけど
やれることはひとつしかない
駆け寄って
愛してもらってるって実感することくらい
こんな気持ちが寄せては返す
別に話し合うこともない
ブラブラして眉をひそめることしか
やることもない
雨の日と月曜日は
こんな気が滅入る歌詞でも
すっと心にしみてきて
浄化してくれる
歌詞に感動しなくてはなんて
身構えることもなく
ただ流れているのを感じるだけで
もうすでに
心は落ち着き
やがて
潤いを取り戻していける
そんな気がする
良質なハーブを
空気に纏わせているかのように

雨の日と月曜日は (1991 Remix)

らいと
Mr.Children『雨のち晴れ』
ミリオンセラーの『Innocent World』や『CROSS ROAD 』を収録したアルバム
『ATOMIC HEART』の一曲
メンバーでドラムスの鈴木英哉がサラリーマンになったら、という空想を桜井和寿が繰り広げながら息抜きがてら作った曲
1DK狛江のアパートで2羽のインコを飼い
単調な生活、
優秀な人材と勘違いされつつ、
うだつの上がらない日々
彼女にはフラれ、
母親からは孫を抱きたいと
プレッシャーをかけられる
そんな雨降りの日常に疲れながらも
♪もうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いいことがあるかな
今日は雨降りでも いつの日にか
イメージはいつでも雨のち晴れ
いつの日にか
虹を渡ろう
初期のミスチルらしく
最後は前向きに終わる
やっぱりそこがいいよね
だからこそ何度も聴いてしまう
ボーカルも鈴木に任せるつもりが
桜井はこの曲に愛着が湧き
やっぱり自分で歌うことにするのであった

雨のち晴れ

らいと
Class『もう君を離さない』
1993年にデビュー曲の
『夏の日の1993』が170万枚大ヒットした
Classのセカンドシングル
沢口靖子主演
テレ朝「女検事の捜査ファイル」主題歌で
オリコン4位まで上がり
34万枚のヒットを記録したのに
知る人ぞ知る曲になってしまった
サビは
♪もう君を離さない 土砂降りの雨の中
傘もささず ただ抱きしめた
もう君を離さない 真っ直ぐに見つめたい
こんなにも君が好きだから
結構印象的なメロディー
惜しむらくは
トレンディドラマのタイアップだったら
もう少し売れたんじゃないだろうか
そのサビを載せたいのに
アップルミュージックのキリトリも
そこじゃないだろうという不運
持ってない歌なのか

もう君を離さない

らいと
イルカ『雨の物語』
ちょっと知る人ぞ知る曲をあげます
ひとつはイルカの2番目のヒット曲
『なごり雪』同様、伊勢正三作詞作曲の歌
僕はリアルタイムではこの曲は全く知らず
この曲のヒットから10年後
高校生の頃
ラジオから流れて来たこの曲を初めて聴いた
♪化粧する君の その背中がとても
小さく見えて 仕方ないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう
そんなことふと 思いながら
窓の外は雨 雨が降ってる
物語の終わりに
こんな雨の日 似合いすぎてる
こんな歌詞は自分の中には絶対にない
その感性にちょっと衝撃を感じました
これぞまさに70年代フォーク
第二次安保闘争、オイルショック、
チューリップハットにベルボトム
ロンゲでギター抱えた人たちが
権力に逆らってる
『神田川』とか
森田童子の歌に出てくるような
明日が見えない男女の若者が
狭い部屋でふたりで過ごして
恋に行き詰まって別れ話をしてる
ステレオタイプなイメージが
まさに凝縮されているような
そんな感覚
こんな悲しい雨もあったのだろう
なんて思ったりもするが
この年1977年といえば
沢田研二『勝手にしやがれ』がレコード大賞
ピンクレディがヒットを連発
キャンディーズは普通の女の子に戻った年
必ずしも暗い若者ばかりがいたはずもなく
あくまでその1ページを切り取った
伊勢正三の感性なのであった

雨の物語

らいと
八神純子『みずいろの雨』
♪Ah〜 みずいろの雨〜
今聴いても伸びやかで素晴らしい歌唱力
歌手ってこうあってほしいって思う
八神純子は名古屋出身、
ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)2年連続入賞の実績を引っさげて
1978年メジャーデビュー
ピアノを自ら弾き、専属バックバンドを従える画期的な構成でシンガーソングライターを目指していたが
歌唱力を見込まれて後輩の歌を歌わされるなどの事務所の戦略ミスもありヒットに恵まれず
ついには事務所からも名古屋に帰ったら?と言われてしまう
そこで、せめて曲だけでも誰かに提供したいと
思っており、当時抜群の歌唱力でヒットしていた岩崎宏美の声を想像しながらメロディーを思案。
そしてある日、原宿の歩道橋を渡っている時にこの歌のメロディーが舞い降りてきたのだった。
さっそく出来上がった曲の歌詞を数名の作詞家に依頼
その中から、三浦徳子の「みずいろの雨」が選ばれた
三浦は、みずいろの雨、というフレーズは曲を聴く前から決めていた
日本人の好きな色はみずいろと白、というなんとも決め付け型の作詞
実際に日本人が一番好きな色は青
でも
三浦の感性はこの歌にマッチ
そしてもうひとつ
八神純子の人となりを熟知していた三浦は、
気が強い八神を想像して書いたので
「崩れてしまえ」「忘れてしまえ」
という命令形の歌詞にした
これが八神純子のイメージにピタリとハマった
さらにボサノバ調を想定していた八神に
編曲を担当した大村雅朗はサンバ調のアップテンポなアレンジを提案
こうして
当初の想定と全く異なる歌が出来上がり
失恋への訣別をテーマにしつつ
アクティブでダイナミックに
生まれ変わったこの歌は
八神純子自らが歌い60万枚の大ヒット
元々洋楽志向だった八神はサンバやボサノバ調の曲がウケたチリでの音楽活動を経て
ニューヨークを訪れ、そこでの体験から
『パープルタウン』への大ヒットに繋げていくのだった

みずいろの雨

らいと
徳永英明『Rainy Blue』
6月10日、関東甲信、北陸も梅雨入りしたとのことです
東京も朝から雨が続いています
さて、次の雨の歌はこの歌
徳永英明さんの『Rainy Blue』
カラオケなどでは『レイニーブルー』と表記されています(以下敬称略)
歌の内容は、
雨の中終わった恋を想い出す、そんな歌。
大ヒットする歌に共通な前向きな歌詞は含まれていない。
徳永英明は、福岡の柳川生まれ、兵庫県伊丹育ち
歌手を目指し1979年に19歳で上京。
父親から25歳までに歌手になれなければサラリーマンになることを約束させられ、アルバイトをしながら自作デモテープを音楽業界関係者に持ち込む日々。
1982年、松本明子、本田美奈子らとともにオーディション番組の「スター誕生」に出場するもスカウトされず。
1985年、24歳を迎えたラストイヤーで横浜マリンブルー音楽祭で優勝。
ミュージカルのオーディションでも、後のtrfのSAMを抑えて主演に選ばれ、
1986年1月、24歳10ヶ月でメジャーデビューにこぎ着ける。
その時のデビュー曲がこの『Rainy Blue』。
でも、残念ながら、自らが作曲をしたシンガーソングライターとしてのこの曲は数千枚しか売れず…。
そして翌1987年。
南野陽子が起用された富士フイルムのCMソングとして『輝きながら…』がオリコンチャートベスト10入りするヒットでブレイク。
ただしこの曲は作詞作曲に徳永はクレジットされておらず、
そのため、あまり喜べず。
直後にリリースした1997年版の
『Rainy Blue 〜1997 Track〜』
がオリコン30位入り。
『輝きながら⋯』や『壊れかけのRadio』と比較すると『Rainy Blue』は発売当初は売れなかったけれど、
その後はじわじわとロングセラーとなり、
最終的には徳永英明最大のヒット曲の一つになっていった。
僕もこの曲を
いつどこで聴いて
いつからカラオケで歌っているか
まったく記憶にないけど、
歌った回数は数限りない
そのためか
友人から
僕が歌ってるのを聴いて覚えた、
と言われているのであった。
この歌、みなさんご存知なのでしょうか?

レイニー ブルー ~25th Anniversary Track~

らいと
今井美樹『雨にキッスの花束を』
「YAWARA!」主題歌
6月9日、東海、西日本を中心に梅雨入りしましたね
関東以北は高気圧が少し張り出していて梅雨とまではいかないようです
6月は雨の季節であるとともに
JUNE BRIDEの季節でもあり
雨にちなんだ歌や、ウエディングソングを挙げていきたいと思います
たーくさんありますが
その日の気分でチョイスします
まずは、雨にちなんだ歌、ウェディングソングでもある一挙両得なこの歌から。
今井美樹さんの歌の中でも根強い人気
アニメ「YAWARA!」の2代目主題歌でもありました
歌詞の概要は
注意報が出るほどの大雨の中
スクランブル交差点のど真ん中で
突然プロポーズをされて
思わず傘を落とし
ずぶ濡れになってしまう
そばには傘の花が転がり
クラクションが鳴らされても聞こえない
ふたりの世界
そんなドラマティックなシチュエーションを
軽やかに歌ってます
この歌を作ったのはKANさん
人づてに今井美樹さんを紹介されライブにご招待
たまたまその日が誕生日だったので
この曲を作ってプレゼント
気に入った今井さんが自ら歌って
アルバムに収録
そんな友人関係
同じ頃
「YAWARA!」のプロデューサーは
主題歌の『ミラクルガール』に代わる歌を選曲中
祖父の押し付けの英才教育によって
最強ではあるものの柔道が嫌いで恋をしたい
主人公の猪熊柔が
女性として成長していく
そんなイメージにあうアーティストを探していて今井美樹さんのアルバムの中からこの曲をみつけ採用
なのでシングルカットはされていません
ちなみに
今井美樹さんは1999年に布袋寅泰さんと結婚されたのは有名な話
同じ年にKANさんもバイオリニストの女性とご結婚
時は経て
2023年のある音楽祭で
今井美樹さんは久々にこの歌の生歌唱を披露
自らパーソナリティをするラジオ番組のリスナーからそのことを聞いたKANさんは、33年前に提供した曲を今でも歌ってくれていることにとても喜んだとか
その年、病気療養中だったKANさんは永眠
そんな物語のあるこの歌
雨というと真っ先に思い出します

雨にキッスの花束を

らいと
Mr.Children『INNOCENT WORLD』
Mr.Childrenが
ついにオリコンチャート1位に立ったこの歌
当時カラオケで画面に流れるPV
桜井が両手で帽子を押さえながら叫ぶのを
みんなこぞって真似しながら歌った
その2番のサビは
♪物憂げな6月の雨に打たれて
愛に満ちた季節を想って歌うよ
1994年6月1日発売でもあり
実は6月の雨を歌っている
そんな印象はあまり無いのに
どういうことだろう
この曲は
日本コカ・コーラ「アクエリアス ネオ」のCMタイアップソングとして製作された
当初は『Innocent Blue』という仮題だった
前作『Crossroad』のヒットからの流れで大ブレイクへのターニングポイントだと感じたプロデューサーの小林武史は、桜井和寿が当初書いていたラブソングとしての歌詞ではなく、もっと桜井の個性を活かす、桜井ならではの歌詞にするようアドバイス
悩みに悩んだ桜井は
無垢な世界と距離を置くしかない時もある
そんな想いを歌詞に乗せ
これを小林武史が絶賛
題名も
『Innocent world』
に変更された
♪黄昏の街を背に
抱き合えたあの頃が胸をかすめる
軽はずみな言葉が時に人を傷つけた
そして君はいないよ
今まで無垢な世界で愛し合ってきたふたりが
今は距離を置いている
だからこそ
物憂げな6月の雨にも打たれているのだ
その一方でCMに採用されたサビは
商品のイメージ通り
爽やかで伸びやかでメロディアス
♪いつの日もこの胸に流れてるメロディ
軽やかに緩やかに心を伝うよ
陽のあたる坂道を昇るその前に
またどこかで会えるといいな
イノセントワールド
切なさを帯びつつ
突き抜けるようなつややかなサビ
ネガティブな状況でも
最後は前向きになる歌詞
これが当時の世代に刺さり
Mr.Childrenもまた
時代を突き抜けていった

innocent world

らいと
嶋大輔『チャーミーダンス』
太田裕美『チャーミーグリーン'88』
など各種
ライオンチャーミーグリーンCMソング
1980年代〜90年代にかけて
ライオンの台所洗剤
「チャーミー」の手に優しい改良版
「チャーミーグリーン」
のテレビCMがお茶の間に頻繁に流れていました
新婚カップルや老夫婦が登場し
仲睦まじげに笑顔で手を繋ぎながら
軽快にダンスをする
歌詞は
♪チャーミーグリーンを使うと
手を繋ぎたくなる
woh oh oh
手肌をいたわるチャーミーグリーン
とどのバージョンも共通で
いつかあんな新婚カップル、老夫婦になれたらな
と憧れたな
メロディーは
サビがキャッチーでわかりやすく
口ずさみたくなるのだけど
年代によってまったく違う
このCMを有名にしたのは
1983年〜86年に流れた
『チャーミーダンス』
今巷で検索できる動画の大半はこのバージョン
続いて僕がいちばん記憶に残っているのは
1987、1988年の
『チャーミーグリーン』
こちらは現存してる動画だと
「チャーミーに天然のライムが入りました」
というセリフがかぶってる
記憶だとセリフがついてないバージョンもあったはずなのだけどみつかりませんでした
その後1989年以降は毎年メロディーが変わり
1992年〜1994年に流れたバージョンも耳に残ってます
残念ながらアップルミュージックにも
チャーミーグリーンのCMソングの音源はないのでお聞かせできません〜
こんな夫婦はいいよね
という共通のイメージが描きやすく
お仕着せがましくなくて
自然と憧れたくなるかんじがよかったな
すごくいいCMだったので
また放送してくれないかなあ〜










らいと
『グリーングリーン』
小学生の時に音楽の授業で歌ったなあ
なんでかわからないけど
みんなが好きだったこの歌
グリーングリーンというサビがめっちゃくちゃ覚えやすいし
歌詞もわかりやすいし‥
歌詞は
♪ある日パパとふたりで語り合ったさ
この世に生きる喜びそして悲しみのことを
グリーングリーン
青空には小鳥が歌い
グリーングリーン
丘の上にはララ緑がもえる
なんだか爽やかな高原をイメージして歌ってたっけ
2番はどんなのだっけな
♪その時パパがいったさ
僕を胸に抱き つらく悲しいときにも
ラララ 泣くんじゃないと
そういえばこんな歌詞だったな
歌詞はさらに続いていく
♪ある日ぼくは目覚めて そして知ったさ
この世につらい悲しいことがあるってことを
♪ある日 パパと約束したことを守った
こぶしを固め胸をはり ラララ
ぼくは立っていた
おいおい歌詞がメロディーにハマってないぞ
♪その朝 パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と帰ってこないと ラララ
ぼくにもわかった
♪やがて月日が過ぎゆき ぼくは知るだろう
パパが言ってたことばの ラララ
ほんとの意味を
♪いつかぼくも子供と 語り合うだろう
この世に生きる喜び そして悲しみのことを
グリーングリーン
青空には かすみたなびき
グリーングリーン
丘の上には ララ 緑が広がる
あれ!?
こんな歌だっけ?
パパ、一体どこへ行ったんだよ
そしてこの歌には原曲がある
THE NEW CHRISTY MINSTRELS
『Green, Green』
歌詞は
オレは生まれた日にママに言った
もう帰ってこないよ
オレをなだめる女もいない
旅をして歌うんだ
この広い世界には誰もいない
時間をつぶすとりとめないお人好し
10セントを貸して
オレの叫びを聞いて
太陽が沈んでも気にしない
疲れたら枕にするのは
グリーングリーン
緑の谷の岩だらけの道
気楽に行こうぜ
時は1963年
アメリカの自然回帰のヒッピー文化を背景にした歌
全然違う!
日本語歌詞は片岡輝氏によるオリジナル
パパが帰ってこなかった理由は読み手の想像に任せるとのこと
主役はあくまで「ぼく」であり
パパを失ったつらさを明るく前向きに乗り越えようとする姿を描いているのであった
小学生の時はそこまで考えてなかったな
正直

グリーン グリーン (世界のこどもの歌)

らいと
オフコース『緑の日々』
5月は新緑の季節
そんな緑にちなんだ歌
最初に思い浮かんだのはこの歌
あまり有名ではないかもしれないけれど
好きな歌
特に好きなのは
♪君のために強くなる 僕にはもう何の迷いもない
というところ
初めて聴いたのは高校生の時
この歌詞はすごく新鮮に刺さったっけ
親や大人たちに守られて
頼るのが当たり前だった子どもの頃
受験という競争に晒され閉塞感の日々
体だけ成長して
周りの大人たちがたいしたことないように見えた中学時代
そして高校生になると
いよいよ自分が大人に近づいていく
英文法グラマーの時間
普段ぼーっとしてるようなおじさん教師が
珍しく熱く語る
「ブランドで大学を選ぶ者がいるが、それはおかしいと思う。大人になって社会で何がしたいのか。何を目指すのか。何学部で何を学びたいんだ。それを考えるべきじゃないのか」
いいこと言うなあ、先生
そのとおりだよ
でも
自分は何をしたいのか
社会を背負う一角の人物にはなりたい
それは具体的に何なのか
自分に一体何ができるのか
そう問われるとわからない
勉強していい大学に行き、いい就職先に行く
運命の人と結婚し、子供が生まれて、家を建ててお金持ちになっていく
そんな「人生ゲーム」というスゴロクの影響か
年齢を重ねれば、自動的に大人になっていく
そう思い込んでいたけど
自分の現在地点をみれば
必ずしもそうではなさそうだ
よく考えれば
自分にはひとりで生きていく力なんてない
ましてや、
誰かと結婚して幸せにするなんて
それは当たり前に出来ると思ってたけど
好きな同級生のコがいても
デートしたとしてもその先
責任を果たせる力が
今の自分にはない
そういうモヤモヤの中で
一時的に音楽に逃避
しかし当時は歌の下手なアイドル全盛期
昔懐かしいヒット曲が聴きたくなり
友達から借りたオフコースベストに
この曲が入っていた
♪君となら 生きてゆける
君のために僕が生きていく
君のために 強くなる
僕にはもう何の迷いもない
ストレートな歌詞
シンプルに、「強くなる」
勝手に大人になれるのではなく
自分で強くなり
自分の力で、大人になるんだ
そんな気持ちになった歌
自分が大人になる道筋を見つけるのに
そこからまた
何年もかかるのだけれど

緑の日々

らいと
スピッツ『春の歌』
春は
3月の別れの季節
そして
4月の出会いの季節
そういうドラマチックな季節でもあり
その橋渡しをするかのように
ほんの数日間、桜の花が満開となる
いろんな意味を持つ「春」
それそのものを歌うスピッツの『春の歌』
この歌もまた橋渡しの歌
長いトンネルをくぐりぬけると
そこはまだ見ぬ春の景色
春の歌は
愛や希望より前に響く
遠い空に映る君に
聞こえるか?
と訊く
そしてまた
愛も希望も作りはじめる
遮るな どこまでも続く道を
と叫ぶ
もう会えない相手
まだ見ぬ出会い
そんな思いに乗せる
爽快なサビ
♪春の歌…
このフレーズはずっと印象に残り続ける
毎年やってくる春に相応しい一曲だなと思う

春の歌

らいと
どうしても見つからない歌
実はずーっと探してたけど
見つからなかった歌があります
題名もわからない
歌詞はうろ覚えだけど
こんな感じ
♪春は光っている 海も光っている
新しい友達と 訪ねた海は光っている
昇る太陽 昇る太陽映して
見知らぬ国に彷徨う
明るい明るい希望に キラキラしてる
歌詞は「春は歌っている」
だったような気もしなくない
中学の時歌った記憶
音楽の教科書といえば音楽之友社
教科書掲載の曲リストから探そうと思いきや
同社は1996年に小中学校の音楽の教科書事業から撤退済み
今は教育出版と教育芸術社が二分してるようですね
検索エンジンでも
音楽検索でも
YouTubeでも
カラオケでも
どこにもひっかからない
マイナーな曲ではあるが
簡単に見つかると思ったのになあ
教科書シリーズは意外に難敵でした
見つけたとて共感性は低いだろうから
先に進もう😅
次回からは
普通のポップスを並べていきます

らいと
『春の日の花と輝く』
これはいつ歌ったんだっけな
中学生だったかな
♪春の日の花と輝く
麗しき姿の
いつしかにあせて移ろう
世の冬は来るとも
我が心は
変わる日なく
御身をば慕いて
愛はなお緑いろ濃く
我が胸に生くべし
春の歌だと思ってたけど
若き日の愛の詩ともいうべきか
たとえこの世が冬になり
その姿がいろあせたとしても
私は変わらぬことなく
あなたを慕い続ける
その愛は緑の葉のごとく
私の胸に生き続けます
もとはアイルランド民謡
堀内敬三さんが訳詞をつけました
堀内敬三さんは
『家路』『故郷の人々』『冬の星座』などの訳詞でも有名ですね
こんな春の感じ方もあるのだと
妙に心に刺さるものがあります

春の日の花と輝く

らいと
『花』
定番だとこの曲でしょうね
♪春のうららの隅田川
上り下りの船人が
櫂の雫も花と散る
眺めを何に誘うべき
他にもこんな歌があったな
『春の小川』
♪ 春の小川はさらさらいくよ
岸のスミレや レンゲの花に
姿やさしく 色美しく
咲けよ咲けよとささやきながら

花

らいと
『春の風』
♪ルル ルルールル ルル ルルールル
ルル ルールールルールー
春の風は 駆けていくよ
ルル ルールールルールルー
ぷくぷく太った木々の芽を
すいーすいーとなでながら
おはようおはよう おはようおはよう
春だよ 春だよ
小川のはしゃいだせせらぎに
シャパシャパシャパッと歌わせて
踊ろう踊ろう踊ろう踊ろう
春だよ 春だよ
確かこんな歌だったと思います
3回目の転校先の小学校で
音楽の時間に歌ったっけな
当時珍しい男性の音楽の先生
その声で再生される
もうすぐ新学年新学期
少しの緊張と
少しの希望
そんな4月だったかな
今はそんな新鮮な気持ちには
なかなかならないけど
懐かしい歌をきくと
その頃の気持ちをふと思い出す
明日は少し新鮮な気持ちで
仕事をしてみようかな

春の風

らいと
『春に』
春がテーマの合唱曲
真っ先に思い浮かべるのはこの歌
歌詞は
谷川俊太郎さんの少年詩集「どきん」に収録されていた「春に」から引用
合唱曲の大御所である木下牧子さんが曲をつけて人気の合唱曲となった
詩の内容は
♪この気持ちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地から足の裏を伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならない叫びとなってこみあげる
枝の先の新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ 渦巻き せめぎあい
いま あふれようとする
あの空の青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってがいっしょにくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたへと歩き続けたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でさけびたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気持ちはなんだろう
ああ、結局ほとんど原詩を書いてしまった
そのくらい
うごめく心の波動が口から飛び出しそうでいて
それを抑えるもう一人の自分がいて
あれこれやってみたい
やってみたくない
春先はなんでも出来そうな気がする
そのくせなんにも出来ない自分がいる
ああ誰もが
そんな矛盾した生き物なのであり
思いのほとんどは実現せず
大ぼら吹きになる
それを繰り返して
今度こそは
きっといつかは
なんて考えながら
現実に辻褄を合わせて大人になる
そのうち
自分の中の少年が
声にならない叫びで自分を動かし
やってみたら
意外とできたりする
それもまた大人
若い人に
やる前がいちばん不安だよ
やってみたら意外とやれる
できるかできないかじゃない
やるかやらないかなんだよ
なんて偉そうに言ってみたりする
そんな自分も
かつては
心にもやもやを溜め込んでいた
今だって
まだ少年だ
心には
やったことのないもやもやは
生まれてくる
そんな春に
たまに聴いてみたくなる
そして
よろこびだ
いらだちだ
あこがれだ
って
思いを乗せて
歌いたくなる合唱曲
ここの部分はね
さらっとキレイに歌わないでほしい
ダメだよそれじゃ
心のもやもやの
あふれようとするエネルギーを乗せて
歌うんだ

春に (混三)

らいと
秦基博『ひまわりの約束』
映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌
これもまた卒業の歌
映画「STAND BY ME ドラえもん」
は3DCGアニメで製作され、原作の中から
「未来の国からはるばると」
「たまごの中のしずちゃん」
「しずちゃんさようなら」
「雪山のロマンス」
「のび太の結婚前夜」
「さようならドラえもん」
「帰ってきたドラえもん」
の7つの話を組み合わせて作られている
22世紀の子孫セワシが
不遇なのは祖先ののび太のせいだと
ドラえもんを過去につれてくるところから始まるのは有名な話
ジャイアンの妹ジャイ子と結婚し
不幸になる未来を見せられるも
ドラえもんの支援により成長
しずかちゃんと結婚する未来に変わる
それは決してドラえもんの力だけではないことをこれらのストーリーは示している
そして
ドラえもんが未来に帰る日が来る
のび太はショックを受けるが
パパとママに諭され
ドラえもんに頼らずとも
しっかりするのだと心に誓う
のび太は
いつものようにジャイアンにやられるが
「ぼくだけの力で、きみに勝たないと
ドラえもんが安心して帰れないんだ」
やられてもやられても
ボロボロになりながらも
ジャイアンにしがみつき
決して諦めずに食い下がり続ける
ジャイアンは降参して退散
のび太はドラえもんにつたえる
「みたろ、ぼく、勝ったよ
これで安心して未来に帰れるだろ」
夜通し
涙を流してのび太を見守るドラえもん
朝が来るとその姿は消えていた
これもまた、ひとつの卒業
そして後日
エイプリルフールの日
ジャイアンやスネ夫に騙されるのび太
「ドラえもんが帰ってきた」
と嘘をつかれたことに
ぬかよろこびしたのび太は
嘘だとわかると烈火のごとく怒り
ドラえもんが
どうしても我慢できない時に開けるように言い残した箱を開ける
中には「ウソ800(エイトオーオー)」という飲み薬が入っていた
これを飲むとしゃべったことが全てウソになる
ジャイアンとスネ夫の前で
「今日はいい天気だ」と雨を降らせ
「君は犬に噛まれない」と犬に襲わせる
こうしてふたりに復讐を果たしたのび太は
一人寂しく家に帰る
「ドラえもんがいるわけない」
とつぶやきながら部屋の戸を開けると
ドラえもんがいる
薬の効き目で再会を果たすのだった

ひまわりの約束

らいと
海援隊『贈る言葉』
ドラマ「3年B組金八先生」主題歌
武田鉄矢主演の学園ドラマはあまりに有名
そのファーストシーズンの主題歌がこの歌
金曜日の8時放送ゆえ「金八」
「太陽にほえろ!」とアントニオ猪木の新日本プロレス中継を相手に高視聴率を記録
生徒役は田原俊彦、野村義男、近藤真彦らジャニーズ事務所のたのきんトリオ
女子生徒は今や政治家の三原じゅん子
高視聴率の原動力は
生徒同士
杉田かおるが鶴見辰吾の子を身籠り出産するという「15の母」
当時は絵空事だと思ったが、高1の時に僕の中学校の同級生女子が妊娠出産したという話を聞いて驚いた
小学1年生から知っていた子だけに信じられなかったが、大人になってみたら高校生で出産したという友人は意外にたくさんいた
翌年、セカンドシーズンが放映
渋谷タケノコ族出身沖田浩之
ジャニーズひかる一平
川上麻衣子、伊藤つかさらが出演
話題をさらったのは無名の俳優直江喜一
直江は、荒谷二中の元番長で桜中学に転校してくる「加藤」役
あまりに敏感で暴力的だが
その実
正義感のある元不良役を好演
加藤は
「腐ったミカンをひとつ放り込むと全てのミカンが腐る」
として荒谷二中から転校させられた
桜中では金八ら教師や同級生とぶつかるも
更生していき就職も決まる
しかし卒業間近
荒谷二中の仲間が
教師の過去の行き過ぎた体罰や
加藤を追放するなどの
間違った教育への報復として
卒業式ボイコット計画を相談してきた
加藤はボイコットをやめさせ
無関係な生徒が巻き込まれないよう
自ら荒谷二中に乗り込み
校長らを放送室に監禁して謝罪を要求
謝罪は勝ち取るも
騒ぎを聞いて駆けつけた金八や加藤の母親の目の前で警察が介入し逮捕連行されてしまう
このとき
中島みゆき『世情』をBGMに
加藤らがスローモーションで逮捕連行される様子は話題を呼んだ
今でも「金八」といえば「加藤」を思い出す人は多いだろう
加藤は放免され
桜中学は無事卒業式を実施
加藤は卒業生代表として
「俺は腐ったミカンじゃない
そう教えてくれたのは先生やお前らだ
この学校には体ごとぶつかっていけば受け止めてくれる先生がいる
こんな学校はなかなかない
俺は桜中学を誇りに思う」
と答辞を述べて感動を呼んだ
セカンドシーズン主題歌は『人として』

贈る言葉

らいと
サイモン&ガーファンクル
『サウンド・オブ・サイレンス』
映画「卒業」主題歌
若きダスティン・ホフマン主演
1967年の大ヒット映画『卒業』とは
何からの卒業なのか
主人公のベンジャミンは
実業界の有力者である父を持ち
かつ有名大学の文武両道のエリート
卒業を控え将来を嘱望されているが
何をしたらよいか不安でいる
その卒業記念パーティーで
父の親友の妻であるミセス・ロビンソンから執拗に迫られる
一度は断るが、恋愛経験が乏しいコンプレックスに苛まれついに関係を持ってしまう
ミセス・ロビンソンとの秘めた逢瀬を重ね
次第に罪悪感に苛まれ生気を失っていくベンジャミン
事情が分からず心配になった両親は
夏休みに帰郷している幼なじみのエレインとのデートを設定する
このエレインこそ、ミセス・ロビンソンの愛する一人娘
ベンジャミンはエレインに嫌われようと素っ気ない態度
かねてからベンジャミンを慕っていたエレインは健気に理由をただす
ベンジャミンは、とある既婚女性と関係を持ってしまった悩みを告白するがエレインはそれを受け入れ、ふたりは恋に落ちた
ミセス・ロビンソンは娘から手を引くように迫るもエレインと鉢合わせ
すべてを知ったエレインは絶望し
大学のあるバークレーに戻ってしまう
ベンジャミンはエレインを追ってバークレーに住み着き、なんとかよりを戻すことに成功
しかし今度はミセス・ロビンソンの夫でありエレインの父親であるロビンソン氏にも関係が露見
今まで目をかけてやった恩を忘れて妻を無理やり襲い娘を奪った男と見做されて逆鱗に触れ
バークレーのアパートからも追放されてしまう
ロビンソン夫妻はエレインと医学生との結婚話を強引に進める
諦めないベンジャミンはなけなしの金で結婚指輪を買い再びバークレーに戻るが、エレインは退学をしており結婚式が間もなく行われると知る
なんとか教会を探り当て駆けつけると
まさにウェディングドレスのエレインが挙式の最中
教会のガラス窓を両手で激しく叩き
「エレイーン!」
気がつき、我に返るエレイン
二人は駆け寄り、新郎やロビンソン夫妻の制止を振り切り逃げていく
いろんな関係をぶち壊し
このあとふたりは幸せになるのか心配になるが
彼らにとっては
「周りの意思に動かされ続けた自分達からの卒業」
だったのかもしれない

The Sound of Silence

らいと
渡辺美里『卒業』
卒業という歌詞は
卒業式だけでなく
「恋の卒業」
という意味で使われることも多い
渡辺美里の『卒業』もそんな歌のひとつ
歌詞の内容は
薄紅の花びら積もる春の駅
ショパンの「別れの歌」を奏でる
「きみ」への片思い
1秒ごとに想いはつのるけど
打ち明けられず
もうこれで会えない最後の日
汽車の切符を手にしながら
春一番の風にさらされ
そして雨に散る花びらのもと
涙があふれてきて想う
「卒業できない恋もある」
と
誰でも多かれ少なかれ
会いたい人に会えなかったり
想いが伝えられなかったり
そういうこともある
時間は過ぎゆくけれど
何も解決されず
先送りの結果
何も手にせず終わってしまう
気持ちはまったく卒業できていないけれど
そういう卒業もある
またやがて訪れる新しい出会いの中で
過去の心の痛みを紛らせていく
気持ちさえつながるのなら
会えない関係でも
無理に卒業しなくてもよい
そういう恋もある
人それぞれの物語がある
作詞は渡辺美里自身
作曲は小室哲哉
『My Revolution』
『Believe』
『悲しいね』
など渡辺美里の初期の代表曲を作った
黄金コンビ
この『卒業』が久々のカップリングであり
最後の大ヒット曲
それぞれ音楽活動の道は別れていく

卒業

らいと
EXILE『道』
この歌も
合唱として
卒業式で歌われる
元々卒業式をイメージして作られた歌で
EXILEのシングルCDには
NHK東京児童合唱団らによる
混声三部合唱が収録されている
合宿バージョンは
僕も歌ったことがある
合唱団のメンバーが
EXILEの『道』を歌いたいと言ってきた
思わず何でなのか聞いてしまった
EXILEのイメージと合唱が結びつかず
思わず怪訝な顔をしてしまった
お子さんの学校で聴いて良かったよ
というので歌うことにしたっけ
♪空、今日も青空です
泣き笑いしたあの時
あたりまえが未来に変わる
「希望」「夢」「愛」話したい
動くな時間
空に叫ぶ
キミを忘れない
日本語を
短いメロディに押し詰めたような歌詞
歌い方は難しい
特に
「希望」「夢」「愛」
これらが
何を言ってるか分からなくならないように
それでいて
ブツ切れにならないように発音するのには
曲想を理解した上で
心を込める必要がある
EXILEの原曲もここに心が籠もってる
合唱バージョンはコメント欄へ

道

らいと
レミオロメン『3月9日』
今の卒業式は大抵3月1日
僕が学生の頃は3月10日だった
卒業式で歌われる歌としても有名なこの歌
なぜ3月9日なのかといえば
これは卒業式のことではなくて
3月9日に結婚式を挙げた2人に向けて
贈られた歌だから
その後
難病におかされた女子高生の生涯を描いたドラマの挿入歌として合唱形式で歌われたこと
そして歌詞の内容や
題名が卒業のシーズンということもあり
卒業ソングとして歌われるようになった
♪新たな世界の入り口に立ち
気ついたことは一人じゃないってこと
瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって
わたしもそうでありたい
お互いに思い合う愛は信頼関係として
永遠になっていく
そんな愛の歌

3月9日

らいと
斉藤由貴『卒業』
ある日ラジオで流れてきたこの曲
♪制服の胸のボタンを下級生たちにねだられ
頭かきながら逃げるのね
ほんとうは嬉しいくせして
人気ない午後の教室で
机にイニシャル彫るあなた
やめて 想い出を刻むのは
心だけにしてとつぶやいた
なんだか妙に残る歌詞とメロディ
斉藤由貴の素朴な歌い方と絶妙にマッチしてる
この曲をつくったのは
作詞家松本隆、作曲家筒美京平コンビ
はっぴいえんどのドラマーだった松本は
解散を機に家族を養うために作詞家に転向
チューリップの『夏色のおもいで』でデビュー
一方、筒美京平はドラクエで有名なすぎやまこういちの弟子
いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』
尾崎紀世彦『また逢う日まで』
などで大ヒット
ヒットメーカーと仕事がしたかった松本
新しい才能を求めていた筒美
9歳上の筒美は『夏色のおもいで』を絶賛
一緒に作ろうと声をかけた
出来上がったのが
太田裕美『木綿のハンカチーフ』
歌詞が四番まである変則的な歌
「こりゃだめだ」といいつつ「いい曲ができたよ」と仕上げてくる
その後も近藤真彦、中山美穂らをはじめ300曲のヒット曲を量産し続けた
その一曲がこの『卒業』
♪ああ 卒業式で泣かないと
冷たい人と言われそう
でももっと悲しい瞬間に
涙はとっておきたいの
どこか男性が作った女性像だなと思わせるし
必ずしも全て共感するわけでもないけど
なんか引っ掛かる
記憶に残る
卒業シーズンになると
制服のボタンは
後輩たちにはねだられなかったけど
この曲を必ず思い出す

卒業

らいと
尾崎豊『卒業』
1980年代に熱狂的支持層が生まれたシンガーソングライター
僕の高校の同級生たちも傾倒していた
ある同級生は早々に高校生活からの隠遁を決め込んだ
彼が尾崎豊の熱心なファンで雰囲気や風貌が似ていたのを知った僕は
当時読むのが好きだった
「現代用語の基礎知識」
で調べると
「尾崎現象」なる用語が載っていた
なんでも『卒業』や『15の夜』を聴いて心酔した中高生ファンが
バイクを盗んだり夜の校舎の窓ガラスを割るのだとか
鬱屈した10代の気持ちは共感するが
窃盗罪や器物損壊罪は共感しないし
実際に見たこともないからこれが事実かは知らない
ただ、みんながいいと思う歌
突き動かす歌がどんな歌なのか聴いてみた
魂がほとばしるように
大人の支配からの卒業を訴えていた
卒業したあとは
夢を語っていた
そのカリスマ性や衝動は強く伝わってくる
メッセージ性は
まもなく大人になろうとしている僕には
「大人による支配」より
「大人の無策」
のほうが気になっていた
1980年のプラザ合意
当時高品質低価格で世界を席巻した
メイド・イン・ジャパン
1980年代は強制的な円高に見舞われ
中国への工場移転
無償技術供与
日本経済の根幹である産業が空洞化していくのに
世間は空前の円高による金持ち気分で浮かれ
海外旅行してはハウマッチ
世界中の資産を爆買いし
エコノミック・アニマルと蔑まれる
余った金は株や住宅に投資をしまくる
若者はテニスやスキー三昧
戦争に負け焼け野原から先人が築き上げた日本の遺産を食いつぶしていく
いずれこれは崩壊する
その先の実学で何を学ぶか
ブランド志向で大学に行く意味も見いだせず
いったん法曹を目指すも
そこでみたものは形骸化した
議論のための法学
条文を変えず解釈論に頼るがゆえの
ロジック破綻
本質を見失い辻褄合わせに延々と時間をかける
方向転換
あれから数十年
大人になった自分はどうか?
一気に来た円安
娘の将来のお金の工面に汲々とする
こんな姿では
あの頃の自分は納得させられない
娘の未来のために
これからだって
どんなに年をとっても
卒業はせず
逆境を切り拓いていきたい
意地でも未来を創る
そんな大人の背中を見せれば
あの頃の尾崎だって
少しは大人を見直してくれるかもしれない

卒業 (「LIVE CORE 完全版~YUTAKA OZAKI IN TOKYO DOME 1988・9・12」より)

らいと
ハイ・ファイ・セット『卒業写真』
中学生の時の歌集に載っていた
音楽の時間にこの歌も歌った
ハイ・ファイ・セットのデビュー曲
『翼をください』のフォークグループ赤い鳥が解散し
ハイ・ファイ・セットと紙ふうせんに分裂
フォークを追求した紙ふうせんに対して
ポップスに幅を広げたコーラス・グループ
ハイ・ファイ・セット
そして
そんな彼らにデビュー曲を提供したのは
荒井由実
実家が呉服問屋の荒井は
東京藝術大学を目指し美術学校に通う日々
着物のデザイナーを夢見ていた
女性教師は
デッサンを描くときは裏側や空気まで描く
自分のスタイルがみつかるまで
描き続けるんだと説きつづける
結果、現役合格はできず
教師に呼び出されて
浪人しての再受験を強く勧められ
はい、わかりましたと返事するが
実家に浪人は許されず
多摩美大へ進学
そこで音楽活動を始めていく
ある日街で恩師を見かけたが
恩師の期待に応えられず
後ろめたさに声を掛けられなかった
その後
歌の世界で
自分らしいスタイルを確立した荒井由実
ふとそんなことを追想した曲は
卒業のスタンダードナンバーになった
そして
荒井由実もセルフ・カバーしている

卒業写真

らいと
混声合唱組曲『筑後川』第五番河口』
この曲好きなんだよな〜
中学生の時
卒業を間近に控えて
1月にみんなでこの曲を合唱をした
普通の公立中学校だったけど
合唱が盛ん
校内合唱コンクールが盛り上がるのはいうまでもなく
卒業式は『仰げば尊し』を四部合唱
さらに有志で創作合唱曲を作って歌った
そしてこの曲
この歌を歌う直前に
インフルエンザにかかってしまい
4日間高熱が出続け
目眩で天井の蛍光灯がぐるぐる回ってたけど
どうしてもこの曲が歌いたくて
覚える時間は短かったけど
みんなで歌う日に間に合わせることが出来た
その感動が
大人になっても忘れられず
一時期
ケータイの着信音はこの曲にしてたし
社会人合唱サークルに入っても
仲間を募って歌った
出だしからかっこいいし
サビは盛り上がる
長い川を水源から下っていき
そのフィナーレを飾るのが河口
そんな歌

河口 [混声四部]

らいと
『仰げば尊し』
小学生、中学生のときはこの歌
特に中学生の卒業式では
この歌を四部合唱で歌った
僕はテノール
このアレンジは
当時の譜面と少し違うけど似てる
合唱が好きな僕は
みんなでハモれるのが
嬉しかった
一部では
「先生が生徒に我が師の恩なんて強要するな」なんていう意見もあるけど
僕は大好きな歌
学校も先生も好きだったから
中学生の時は理不尽な先生もたくさんいたし
同級生も嫌な奴は多かった
それでも
好きな合唱を最後の日まで歌えて
楽しかった
高校生になるのは
もっと楽しみだったから
その嬉しさもあったな

仰げば尊し (混声四部)

らいと
『思い出のアルバム』
もうすぐ卒業シーズン
生まれてから一番最初に知った卒業の歌はこの歌
幼稚園の年少の時、年長さんたちの卒園式に出席して、この歌を歌って送り出した
その時
涙が溢れてきてぐっとこらえた記憶
♪いつのことだか 思い出してごらん
あんなこと こんなこと
あったでしょう
嬉しかったこと
面白かったこと
いつになっても 忘れない
本当に
いろんな思い出が蘇ってきた
入園式、引っ越して転園したこと
何色が好き?と聞かれて「青」と答えたらあお組になったっけ
遠足、運動会、七五三、クリスマス、ひな祭り
1年後、今度は自分たちの卒園式
この歌を再び歌った
もっといろんな思い出が
心の中を駆け巡った
しかし、泣かなかった
1年経って
たくましくなったのかな
晴れがましいかんじだったっけ
そのあと
長い事
この歌を耳にすることはなくなった
題名すら思い出せず
何十年かして
この題名を知ったのは割と最近
歌詞から検索して
題名がわかった
そんな思い出のアルバム。

思い出のアルバム