ピルスナー
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ピルスナー
空色が背景のトークルームにそう表示されている。
過去ここには、半月に一度連絡を取る友人がいた。
そのほとんどは、飲みの誘いだ。
当時その友人には彼氏がいた。
消防士と聞いていた。
文化系の僕とは正反対の体育会系だ。
それはさておき、仕事で鬱蒼としていた僕。
今まで乗っていた誘いを、断るようになった。
その日を境に、人と会うことそのものが煩わしくなり、彼女との連絡も激減した。
半年たったある日、街中で偶然その彼女と出くわす。
お互いネオン街を一人で飲み歩いていた。
本当に偶然だった。
瞬間、僕から声を掛ける。
「あれ〜ここで会ったが百年目〜。」
すれ違いざま、彼女は応える。
「ほんとだよそれ〜。」
同じく酔っているようだ。
一度スルーしそのまま歩き続けたが、トークルームを開き、連絡してみるとすぐに返信が来た。
程なくして僕らはバーで飲むこととなる。
[続く]
ピルスナー
そんなもんで何がわかんだバカタレハナタレクソッタレ。
ピルスナー
ピルスナー
撮影ミスって写真に指入ってたことあります。
ピルスナー
コンビニへ缶コーヒーを買いに行く。
そういや先週夕方。
ここの通りで「尻尾と胴が長く顔の小さい生き物」が素早くうろちょろしていた。
夜に差し掛かっていたから暗がりでよく見えない。
気になって調べた結果、あれはイタチかテンだったらしい。
その生き物たちは、基本夜行性で警戒心が強く、テンに至っては攻撃するケースもあるようだ。
8年近く住んでいて初めて見たわけだが、
「基本夜行性で警戒心が強く、場合によっては攻撃する」というのは、どこかなにかに思い当たる。
そうだ。
繁華街をゆく人たちだ。
アルコールで気が大きくなってイザコザを起こす「誰か」。
ゲラゲラ笑いながらスマホで撮影する「誰か」。
一方、地面に座って「いいことあるよ」と初対面の誰かを慰める「誰か」。
話を聞きながら、明日死んでもいいような顔をしている「誰か」。
…
僕から見れば皆「誰か」なのだが、行動様式は違えど、共通点があるように思う。
行動様式はネオンに照らされた結果にしか過ぎないが、暗闇の人混みに紛れてしまっている何かがある。
そういえば忘れていたことが1つあった。
テンは、活発なのではなく臆病だから攻撃するのだ。
この通りを歩きながら思い出した。
僕の買った缶コーヒーは微糖だったか?
いや無糖だ。
ピルスナー
ロックンロールというやつだ。
ピルスナー
ピルスナー
ピルスナー
目的地のない僕を置いて。
ピルスナー
ピルスナー
真夏を忘れさせる雨に感謝し、窓の外を眺めた。
スマホを取り出し、
「名古屋 天気 履歴」と調べると、
たったの半月ぶりの雨らしい。
数カ月ぶりの実感だったのに。
まあつまり記憶なんてものは都合よく改変されるようだ。
梅雨なら雨に感謝どころか、太陽を待ち望んでいたはず。
あの頃の君を忘れられないのも、今日の雨みたいなもので、都合良く"良い思い出"としているに過ぎないんだろう。
ピルスナー
女子高生と援助交際の1日。
名作。

ピルスナー
電子化された君の情報は、もう一度生データに戻さなきゃ使い物にならない。
でも一体…君の本当の情報はどれくらい手に入るんだろう?
ピルスナー
真っ黒いパンジーが盛大に咲いてた。
テレビが泣いてた。
ピルスナー
こんな歌詞考えたやつは有罪だ。
ピルスナー
人間として普遍的な感情は、ディスプレイを通すことで狂気に変わる。
観えない相手の見えた部分だけを愛そうとすることで、本音と建前の区別が付かなくなるからだ。
ピルスナー
ピルスナー
味方にしちゃえよ こっちから
ピルスナー
ピルスナー
腹立つくらいに。
ピルスナー
笑っちゃだめよ。
いくら自分が惨めでおもろくなっても
笑っちゃだめよ。
なぜならもっと冷たくされるから。
あ、先週の話な。
ピルスナー
ドウゾヨロシク
