投稿
ピルスナー
空色が背景のトークルームにそう表示されている。
過去ここには、半月に一度連絡を取る友人がいた。
そのほとんどは、飲みの誘いだ。
当時その友人には彼氏がいた。
消防士と聞いていた。
文化系の僕とは正反対の体育会系だ。
それはさておき、仕事で鬱蒼としていた僕。
今まで乗っていた誘いを、断るようになった。
その日を境に、人と会うことそのものが煩わしくなり、彼女との連絡も激減した。
半年たったある日、街中で偶然その彼女と出くわす。
お互いネオン街を一人で飲み歩いていた。
本当に偶然だった。
瞬間、僕から声を掛ける。
「あれ〜ここで会ったが百年目〜。」
すれ違いざま、彼女は応える。
「ほんとだよそれ〜。」
同じく酔っているようだ。
一度スルーしそのまま歩き続けたが、トークルームを開き、連絡してみるとすぐに返信が来た。
程なくして僕らはバーで飲むこととなる。
[続く]
話題の投稿をみつける

ばじる

おみや

ソレイ

山芋さ

愛理(雑

まど
らしくないよ、そういうんじゃないのエビ中は

ぽたろ

サメ

ひた

ヤス🫥
もっとみる 
関連検索ワード
