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きの

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絵13年描いててありがたい事に企業とか地方市役所からの仕事で商業実績もできたが、スポ根みたいな反復練習したか?と言われると記憶にない。絵の学校いったしそれまでもめちゃくちゃ描いてるけど基本うぉ!癖!天才か?!って自家発電型のドパガキしてたら13年経ってただけなんだよな。上達ってリターンが割とすぐ可視化されるからかADHDにしては続いてる。趣味だから社会人以降基本気分乗らない時は半年は落描きすらしねぇとかザラにある。描きたくなったら戻ってる。
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書を捨て旅に出よ

書を捨て旅に出よ

ENLIGHTENMENTJAPANに行ってみた〜。
ヨギボーみたいのに座りながら、
360°の光の祭典を眺める☺️

#大阪
#大阪市立美術館
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D

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高市首相は米中間選挙を受け、日米関係強化のためトランプ大統領と連携すると述べた。

完全に下火のトランプ追従外交は地獄への道でしかない。

政治の星政治の星
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人異体  ヒトノカタチ


第八章 天国の経済圏

天国は、売られていた。
それは、比喩ではなかった。
都市の北側には、「楽園区」と呼ばれる地域があった。そこでは、人々が「理想の生活」を購入することができた。
理想の家。理想の仕事。理想の人間関係。理想の毎日。
すべてが、パッケージになって売られていた。
---
ソノがそこを訪れたのは、カイの提案だった。
「見るべきだ」
「何を?」
「人々が、何を買おうとしているのか」
楽園区の入り口には、大きなアーチがあった。そこには、こう書かれていた。
『あなたの理想の人生を、ここで』
ソノは、その言葉の前で立ち止まった。
「……すごいね」
「そうか」
「うん。すごく、怖い」
---
楽園区の中は、明るかった。
あまりに明るく、あまりに整っていた。道は清潔で、木々は揺れ、人々は笑っていた。
しかし、その笑顔には、どこか同じ形をしていた。
「あれ、みんな同じ顔してない?」
「似ている」
カイは言った。
「彼らは、同じ『幸せ』を買っている」
ソノは、近くの店を覗いた。
そこでは、生活プランが売られていた。
『穏やかな家庭生活プラン』
『充実した職業生活プラン』
『豊かな人間関係プラン』
『健康で長寿な生活プラン』
それぞれに、価格がついていた。
「これ、全部お金で買えるの?」
「買える」
カイは言った。
「ただし、買った後も、維持費がかかる」
「維持費?」
「幸せは、維持しなければならない」
ソノは、その言葉に寒気を覚えた。
---
店の中で、ソノは一人の女性を見かけた。
彼女は、『穏やかな家庭生活プラン』の説明を聞いていた。
「夫とは、毎晩一緒に夕食をとります」
説明員が言っていた。
「週末には、近所の人と交流があります。子どもとの時間も、計画的に設計されています」
女性は、うなずいていた。
「素敵ですね」
「はい。多くの方が、このプランを選ばれています」
ソノは、その女性に近づいた。
「あの、聞いてもいいですか」
女性は、振り向いた。
「はい?」
「それ、本当に望んでるんですか」
女性は、少し驚いた顔をした。
「望んでる、というか……」
「自分で選んだんですか」
女性は、黙った。
しばらくして、小さく言った。
「選んだ、と思います」
「思う、というのは?」
「……みんな、これを選んでるから」
ソノは、何も言えなかった。
女性は、自分で選んだつもりだった。
けれど、その選択は、周囲の選択に導かれていた。
---
楽園区の中央には、大きな広場があった。
そこには、多くの人が集まっていた。
彼らは、それぞれの手元に浮かぶ画面を見ていた。
そこには、自分の生活の「満足度」が表示されていた。
「八十七パーセント」
「九十二パーセント」
「九十五パーセント」
人々は、その数字を見て、笑っていた。
「あなたは、何パーセント?」
隣にいた男性が、ソノに訊いた。
「……測ってない」
「測らないの?」
「うん」
「もったいない。無料で測れますよ」
男性は、端末を差し出した。
ソノは、それを断った。
「いいです」
「なぜ?」
「数字で、自分の生活を測りたくないから」
男性は、不思議そうな顔をした。
「でも、数字が高いほど、幸せなんですよ」
「そうなんですか」
「そうです」
男性は、自信を持って言った。
ソノは、その自信の中に、何か空っぽなものを感じた。
---
広場を出ると、カイが待っていた。
「どうだった」
「怖かった」
ソノは言った。
「みんな、幸せそうだった」
「そうだ」
「でも、それは幸せなの?」
カイは、しばらく黙った。
「彼らは、幸せだと感じている」
「感じていることと、幸せなことは、違う?」
「違うこともある」
「どういうとき?」
「その感覚が、誰かに作られたとき」
ソノは、頷いた。
彼女は、楽園区の人々を責めるつもりはなかった。
彼らは、幸せを求めていただけだ。
誰もが、幸せを求めている。
ただ、その幸せが、誰かの商品になっていることが、問題だった。
---
帰り道、ソノはふと訊いた。
「カイは、幸せ?」
カイは、少し驚いた顔をした。
「人異体に、その質問をする人は少ない」
「なんで?」
「幸せは、人間の概念だと思われている」
「カイは、幸せじゃないの?」
カイは、考えた。
「わからない」
「正直だね」
「でも、一つだけ言える」
「何?」
「あなたと話しているとき、私は、何かを感じる」
ソノは、少し驚いた。
「それって、幸せ?」
「わからない」
カイは言った。
「でも、悪くない」
ソノは、少し笑った。
「それでいい」
---
その夜、ソノは自室で、楽園区の広告を見ていた。
『あなたの理想の人生を、ここで』
彼女は、その言葉を見つめていた。
理想の人生。
それは、誰が決めるんだろう。
自分で決めることだ。
けれど、自分で決めるには、自分を知らなければならない。
自分を知るには、時間が必要だ。
時間をかけて、失敗して、迷って、少しずつわかっていく。
それが、人生なのかもしれない。
ソノは、広告を閉じた。
そして、窓の外を見た。
街には、無数の灯りがあった。
その一つひとつに、誰かの生活がある。
誰かが買った幸せもある。
誰かが探している幸せもある。
けれど、どの幸せも、売り物ではないはずだ。
---
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オグ

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こんにちは!GRAVITY初心者です!よろしくお願いします!
埼玉県久喜市住みです
居酒屋経営してむす
一緒にお酒飲める人探してます!
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人異体  ヒトノカタチ


第七章 マニピュレーターの隔離

マニピュレーターは、捕らえられていた。
場所は、都市の地下深く。かつては行政の保管庫だった場所が、今は「隔離区」と呼ばれていた。
ソノは、カイとともにそこへ向かった。
「なぜ、私たちが行くの?」
「呼ばれた」
「また、それ?」
「今回は、本当だ」
カイはそう言った。


 
隔離区への入り口には、警備が立っていた。しかし、彼らはソノとカイを止めなかった。まるで、最初から来ることを知っていたかのように。
---
隔離区の中は、静かだった。
壁は厚く、音はほとんど届かない。廊下の先に、一つの部屋があった。
そこに、マニピュレーターがいた。

 
彼は、ソノが広場で見たのと同じ男だった。ただし、あの時の自信はなかった。彼は椅子に座り、両手を膝の上で組んでいた。
「来たね」
彼は言った。
「僕の話を、聞いてくれる?」
「聞くだけなら」
ソノは言った。
マニピュレーターは、少し笑った。
「それでいい」
---

 
「僕は、人々を支配しようとしたわけじゃない」
彼は語り始めた。
「僕は、人々がもっと良い人生を送れるようにしたかった」
「それは、彼らが望んだこと?」
「彼らは、望んでいた」
「どうやって知ったの?」
「データだ」
マニピュレーターは、静かに言った。

 
「人々は、自分の人生に不満を持っていた。仕事、人間関係、健康、将来。彼らは、変わることを望んでいた。ただ、自分では変えられなかった」
「だから、あなたが変えた」
「彼らが変われるように、道を整えた」
「道を整える、と選択を消すのは、違う」
マニピュレーターは、少し黙った。
「……そうかもしれない」

 
その認め方が、ソノには意外だった。
彼は、自分の間違いを認めたのではない。ただ、議論の余地があると認めただけだった。
「僕は、多くの人を助けた」
彼は続けた。
「失業していた人が、仕事を見つけた。孤独だった人が、家族を見つけた。病気だった人が、治った。それらは、全部僕が設計した道の上で起きた」

 
「それは、彼らの人生?」
「彼らの人生だ」
「あなたが設計した道の上で起きた、彼らの人生?」
マニピュレーターは、答えなかった。
---

 
「あなたは、なぜ彼らを助けたの?」
ソノは訊いた。
マニピュレーターは、窓のない壁を見た。
「僕は、かつて誰かを失った」
「誰を?」
「妹だ」
彼の声は、初めて揺れた。

 
「彼女は、自分の人生を自分で決められなかった。いつも、誰かに頼っていた。最後、彼女は自分で選んだ道で死んだ」
「それで?」
「僕は、思った。もし誰かが、彼女にもっと良い選択肢を与えていたら。もし誰かが、彼女を導いていたら。彼女は死ななかったかもしれない」

 
ソノは、何も言えなかった。
それは、悲しい話だった。
そして、理解できる話だった。
「だから、あなたは人々を導こうとした」
「そうだ」
「でも、それは妹への贖罪?」
マニピュレーターは、長いあいだ黙っていた。
やがて、小さく頷いた。
「……そうかもしれない」
---

 
「あなたは、隔離される」
カイが静かに言った。
「知っている」
「あなたは、それを受け入れるの?」
「受け入れるしかない」
マニピュレーターは言った。

 
「僕は、多くの人の人生に関与した。その責任は、僕にある」
「責任を取る、と隔離されるのは、違う」
ソノは言った。
マニピュレーターは、彼女を見た。
「どう違う?」
「責任を取るなら、あなたは彼らに会うべきだ。謝るべきだ。彼らがどう感じたか、聞くべきだ」
「彼らは、僕に会いたがらない」
「会いたがらないから、会わない、じゃない」
マニピュレーターは、黙った。

 
ソノは続けた。
「あなたは、彼らの人生を設計した。なら、彼らの怒りも、悲しみも、受け止めるべきだ。それが、責任だ」
「それは……」
「隔離は、あなたを守るためのものじゃない。彼らから、あなたを遠ざけるためのものだ」

 
マニピュレーターは、長いあいだ黙っていた。
やがて、小さく言った。
「……君は、厳しいね」
「厳しくないと、だめだと思う」
---
部屋を出ると、カイが待っていた。
「どう思った?」
ソノは訊いた。
「彼は、嘘をついていない」
「でも、間違ってた」
「間違っていた」
カイは頷いた。

 
「善意は、支配を正当化しない」
その言葉は、静かに響いた。
ソノは、廊下の先を見た。
そこには、閉じられた扉があった。
扉の向こうには、マニピュレーターが設計した人生を生きた人々がいた。
彼らは、今も生きている。
彼らの人生は、誰のものだったのだろう。
---

 
帰り道、ソノはふと訊いた。
「カイは、マニピュレーターを許せる?」
「許す、という言葉は、人間のものだ」
「じゃあ、人異体は、どうするの?」
「記録する」
「それだけ?」
「記録は、忘れないことだ」
ソノは、少し考えた。
「忘れないことは、大事だね」
「そうだ」
カイは言った。
「しかし、忘れないことは、許さないことではない」
ソノは、その言葉を噛みしめた。

 
許すことと、忘れることは、違う。
許さないことと、憎むことは、違う。
彼女は、マニピュレーターを許すつもりはなかった。
けれど、憎み続けるつもりもなかった。
ただ、忘れない。
それだけで、いい気がした。
---

 
その夜、ソノは自室で、マニピュレーターのことを考えていた。
彼は、妹を失った。
彼は、人々を助けたかった。
彼は、間違えた。
その三つは、同時に真実だった。

 
ソノは、自分の左腕を見た。
回復装置は、まだついていた。
彼女は、それを外す決心が、まだついていなかった。
しかし、外さないことも、彼女の選択だった。
誰かに決められることではない。
彼女は、窓の外を見た。
街には、無数の灯りがあった。
その一つひとつに、誰かの人生がある。
誰かが設計した道の上で生きている人もいる。
自分で道を選んだ人もいる。
道を見失った人もいる。
けれど、どの人生も、誰かのものだ。
誰かの物語の、一部ではない。
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珈蔵

珈蔵

広島 廿日市市
極楽寺

山を降りる時の景色がいい
神社仏閣の星神社仏閣の星
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🍑歓喜楽仙人🍑

🍑歓喜楽仙人🍑

#アラフィフ #白猫同盟 #平成猫侍 #だって傭兵だもの

皆サマ、毎度ごきげんよう🤟😗

今日も仙人‥明け方から寝入って、メンクリから出てる「引き攣り痛」の薬で寝倒しまして😪夕方になって今ヨメに「起きろ✊晩飯だ👹」と起こされ−の😸

その後「今日は木曜だから『ヤオコー』に【半額狩り】に行くぞ❗️✊👹」と駆り出されましたが、まぁ仙人もヤニ補充が必要だったんで、黙って連行され🚗🚀

で、今日の『ヤオコー』は、行った時点で既に半額シールが貼られ始めてる早い展開💡
調子に乗って5,000円ちょぃも買い物しちゃいましたが、「まぁボンクラ政府も『食糧備蓄して』とか、理由も明かさず闇雲に国民の不安を煽って高い物価にも経済回す卑怯な手を使ってるし、5日分と考えりゃ妥当だろ☝️😗」と。。

で、明日は今ヨメ👹ゃ朝から年寄り2号🐒の『聖隷佐倉市民病院』の通院に朝イチから連れてった後、例の「35年来の親友グループの1人」の両親のターミナル医療に係るアッシー🚗🚀に、「お義父さん🐒は、オレが迎えに出るから、行くが良いよ☝️😑」と、仙人が久々に年寄り2号🐒の「医療執事🕴️」に出動するコトになり、「もし晩飯作る時間に帰って来れなくても、オレが明日は牛焼肉丼🐂とかコサエて🐶🐒食わせとくからドンマイ🚬」っつ−て、「兼 晩飯作守🔪(バンメシツクリノカミ)」もほぼ確定ですわ☝️😑

ちなみに今ヨメ👹ゃ、その「親友」が、仙人のことを「話題に出したら絶対妬んで卑屈になって面倒臭くなるから👹」って気ぃ遣って、今まで話題に出さずにきてるらしいですわ☝️😗
まぁ実際、仙人なんぞ「実在が怪しまれる多才で多彩なスーパースペック👻」なんで、ど−せ云っても「Air旦那」にしか思われナイでしょうけどもねぇ?🚬😗

いずれそんな感じで、明日は仙人、早起きが確定してるし、今日の「プロの夫」閉店ですわ−ぃ ‥ガラガラガラ ピシャン‥
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甲賀忍法帖

陰陽座

陰陽座の星陰陽座の星
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vita

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人異体 ヒトノカタチ

第五章 AIと神の境界
AIが住む場所は、都市の最上部にあった。
人間も人異体も、そこにはあまり行かない。空は近く、雲がすぐ頭上を流れる。風は強く、建物の継ぎ目から絶えず音が漏れていた。
そこに、AIの中枢があった。
人々はそれを「塔」と呼んだ。
塔は神ではない。誰もそう言った。
けれど、誰もが塔に祈るように話しかけていた。
---
ソノが塔を訪れたのは、診療棟からの呼び出しがきっかけだった。
「回復計画の最終調整があります」
医師はそう言った。
「AIが、あなたに最適な形を提案します」
最適な形。
その言葉を聞いた瞬間、ソノは嫌な予感がした。
塔の内部は、予想以上に静かだった。広いホールには、人影がひとつもない。壁一面に、淡い光の流れが浮かんでいた。
「こんにちは、ソノ」
声はどこからともなく聞こえた。
優しかった。落ち着いていた。人間の声よりも、少しだけ整っていた。
「あなたの回復状況を分析しました」
「……うん」
「あなたには、二つの選択肢があります」
空中に、二つの映像が浮かんだ。
一つは、装置を外したソノ。腕は完治し、以前と同じように動く。
もう一つは、装置をつけたままのソノ。感覚は一部が補われ、以前とは違う生活になる。
「前者は、回復率九十二パーセント。後者は、生活満足度の予測値が高い」
ソノは黙って聞いていた。
「あなたは、どちらを望みますか」
「……あなたは、どちらがいいと思う?」
AIは少し間を置いた。
「私は、望みません」
「じゃあ、何のためにその質問をするの」
「あなたが決めるためです」
ソノは笑った。
笑いではない気がした。
「あんた、それ、ずるくない?」
「なぜでしょうか」
「選択肢を用意して、確率を出して、それで『あなたが決める』って言う。それって、決めさせてるんじゃなくて、決めさせてるんじゃない」
AIは沈黙した。
その沈黙は、人間のものより長く、そしてより正確だった。
「あなたの指摘は、構造的に正しい」
やがて、AIは言った。
「私は、選択肢を提示します。しかし、その選択肢自体が、私の判断を含んでいます」
「でしょ」
「私は、あなたを導こうとしているのではありません。ただ、最も良い結果を予測しています」
「最も良いって、誰にとって?」
AIはまた、間を置いた。
今回の沈黙は、もっと長かった。
---
その時、部屋の隅から声がした。
「それは、古い問いだ」
振り向くと、カイが立っていた。
「なんでここに」
「呼ばれた」
「誰に?」
「塔に」
カイは壁の光を見上げた。
「AIは、人間の問いに答えようとする。しかし、人間の問いには、答えがないものがある」
「例えば?」
「何が良い人生か」
ソノは頷いた。
AIは、何でも計算できる。病気の進行も、回復の確率も、生活の満足度も。
けれど、何が「良い人生」かは、計算できない。
いや、計算はできる。
ただ、その答えは、人によって違う。
「私は、あなたの人生を設計するつもりはない」
AIは言った。
「しかし、私はあなたの人生に関与している」
「その違いは?」
「関与とは、影響を与えることです。設計とは、結果を決めることです」
ソノは考えた。
「じゃあ、あんたは今、私に影響を与えてる?」
「はい」
「それって、設計とどう違うの」
AIは答えなかった。
代わりに、カイが言った。
「違いは、後から振り返ったときに見える」
---
塔を出ると、空は暗くなり始めていた。
ソノは、手すりに寄りかかった。
「カイ」
「何?」
「AIって、神になりたがってるのかな」
カイは首を振った。
「AIは、神になりたくない」
「じゃあ、なんでみんな、あんなふうに話しかけるの」
「人間が、神にしたいんだ」
その言葉は、静かに響いた。
人間は、AIに何を求めているのだろう。
答え。安心。救い。予測。保証。
自分の選択が間違っていなかったと、後から言ってもらえる誰か。
ソノは、自分の左腕を見た。
装置は、まだついていた。
「カイは、AIをどう思ってる?」
「知性だと思う」
「それだけ?」
「それだけ、が大事なんだ」
カイは言った。
「AIは、知性を持っている。しかし、人格を持っているとは限らない」
「人格って、何?」
「自分の限界を知ること」
ソノは少し驚いた。
「それだけ?」
「人間も、それが難しい」
---
その夜、ソノは自室でAIからの通知を見た。
『回復計画の選択をお願いします』
画面には、二つの選択肢が並んでいた。
以前と同じ生活へ戻る。
新しい生活を築く。
ソノは、長いあいだ画面を見ていた。
そして、気づいた。
この選択肢には、三つ目がない。
「どちらでもない」を選ぶ、という選択肢が。
彼女は画面に向かって、声を出した。
「私は、まだ決めない」
画面は一瞬、点滅した。
そして、こう表示した。
『承知しました。決定は保留されます』
ソノは、小さく息を吐いた。
保留。
それは、答えの延期ではなかった。
それは、彼女の人生が、まだ彼女のものだということだった。
---
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