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てかふくらPって一応高卒なのか
あんだけ知名度と頭脳あって性格も大きな問題ないだろうし支障ないだろうけど

wakatteTVの人は見習って
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まや

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高額医療制度の上限あげて
医療費不安だなって思って
民間の保険に入ってくれたら
民間の保険会社は儲けが増えますね。

そういうこともあるのか

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まい

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【自己紹介】

名前:まい

趣味:妊婦

切迫早産で入院中。。。
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けけん

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今日の18時から後輩らと姫路で飲み会
その後はノープランなので民間の方と飲んで話してみたいな
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烏賊

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今やってるポケ学っていうスマホゲームで初めての入学生の代が卒業して全員三流大学合格した〜先生達の気分こんなかなって思った。とても感動
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あさ

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第二話
言わなかった言葉


行き先を告げなかったのは、理由があったわけじゃない。ただ、そのまま車に乗っていたかった。

熊本城の下で車を止めたとき、夕方の光が石垣に斜めに当たっていた。冬よりも少しだけ、光の角度がやわらいでいる。観光地としては静かな時間で、人もまばらだった。

タクシーの中は、少しだけ暖かい。暖房を切っても、指先がかじかまない程度の空気だった。

運転席の男は、さっきから必要以上のことを話さない。こちらが話せば聞き、黙れば黙ったままでいる。その距離感が、妙に心地よかった。

昔、国語教師をしていた。

若い頃は、言葉を扱う仕事が好きだった。文章を読むことも、書くことも、誰かに説明することも。言葉を知っていれば、たいていのことは何とかなると思っていた。

でも、自分の人生のことだけは、どうしても言葉にできなかった。

結婚したのも、子どもを産んだのも、特別な決意があったわけじゃない。「そういうものだ」と思っていたからだ。

いい母親でいようとした。

それが悪いことだとは、今でも思っていない。ただ、その役割に夢中になるあまり、自分がどこに立っているのかを考えないふりをしてきた。

「あとで」

「落ち着いたら」

「そのうち」

便利な言葉は、生活を回すのに役立つ。角が立たず、誰も傷つかない。でも、そのぶん、何かが確実に先延ばしにされる。

熊本城を見上げながら、ふと思った。石垣の隙間に、冬を越えた草の色が見えた。

ここは、「また今度」と言って来なかった場所だ。

運転席の横顔を見る。

やさしそうで、どこか距離を取っている顔。人の話を聞くことに慣れていて、自分の話をする準備ができていない顔。

少しだけ、昔の自分に似ていると思った。

「“あとで”って、便利な言葉よね」

思わず、口に出た。

彼は何も言わず、前を見たまま、ゆっくりと頷いた。

「やさしくて、残酷で」

それは、説明じゃなかった。確認だった。

ほんとうは、続けるつもりはなかった。でも、言葉は勝手に次を連れてくる。

「あなた、やさしい人ね」

そこまで言って、少し迷った。

言っていいかどうか、ではない。言ってしまったら、この時間が変わってしまう気がした。

それでも、言った。

「でも……やさしいまま、逃げてきたでしょう?」

言葉が車内に落ちたあと、思っていたよりも音がしなかった。

責めたつもりはなかった。ましてや、答えを求めたわけでもない。

ただ、言わずに通り過ぎることだけは、できなかった。

一瞬、胸の奥がひやりとした。後悔というほど強い感情ではない。でも、もう戻れない場所を一つ越えた感覚があった。

この人は、この言葉を受け取っても、すぐには何も変えないだろう。

それが分かっていたからこそ、言ってしまったのだと思う。

沈黙が続く。

その沈黙に、救われている自分がいることに、少しだけ驚いた。

返事は、少し遅れて返ってきた。

「……逃げたいうより、どこにも行かへんかっただけです」

一瞬、関西の響きが混じった。そのせいで、言葉が妙に生々しく聞こえた。

逃げたのではない。

行かなかった。

その違いが、胸に残った。

それは、私が長いあいだ、選び続けてきた生き方でもあった。

本当は、何か言うべきだったのかもしれない。

「もう十分、立ち止まったと思う」

「これ以上、自分を責めなくていい」

そんな言葉が、頭の中に浮かんだ。

でも、それは渡してはいけない言葉だと思った。

この人は、誰かに許されて動く人じゃない。自分で気づかなければ、前に進めない人だ。

だから、言わなかった。

熊本城を背にして車が動き出す。窓の外の空気が、わずかに軽くなった気がした。景色が、ゆっくりと後ろへ流れていく。

病院に着いたとき、私は丁寧に頭を下げた。

「今日は、ありがとう。ずいぶん、話しちゃったわね」

彼は短く、「いえ」とだけ言った。

車を降りて、数歩歩いてから振り返ると、タクシーはもういなかった。

その夜、家に戻ってからも、あの横顔が何度か浮かんだ。

言わなかった言葉は、胸の奥に残ったままだ。

でも、不思議と後悔はなかった。

あれは、今の私のための沈黙でもあった。

言葉は、使わないことで守れることもある。

それを、やっと分かる年齢になっただけだ。


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