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やま

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ハロウィンなので門灯を紫にしてみた
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ごはん

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カエル君用の家を作った。門灯のとこに居る。
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きゅーちゃん

きゅーちゃん

夏だからちょっと怖い話するね…

…玄関チャイムが鳴った。
お風呂に入ろうと服を脱いでいた弟と顔を見合わせた。時計を見ると22時を少し回ったところ…
基本的に来客者はない我が家…出るのめんどくさいなぁと思いつつ、弟の姿を見ると絶対出れないのではーい…と言いつつ私が玄関に向かった。
門灯の光で照らされた小さなオレンジ色の影…ガチャガチャと乱暴にドアを開けようとする人影…

え。。。なに??こわっ!!と思っていたら





お母さんだよー開けてー

なんだ…母さんか…って…何で??

もぉーなにーなんで今日に限って玄関しまってるのー?いつも私がしめないとあいてるのにー!!
雨戸しめ行ったら玄関しまってたー!!

あはは🤣俺しめたー

弟よ…

家にはやはり来客者はないんだねw
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空転透過🍀

空転透過🍀

※この文章は暗いので苦手な方はスルーして下さい。

夜の通りに出れば、電灯の灯りが至る所で光っている。
あるところでは重なり合い、あるところでは細々と、夜の闇を照らしている。
家々の門灯、マンションの廊下、誰も居ない会社の事務所にも灯りが灯る。

街では野良犬を見なくなった。
僕のこどもの頃にはよく見かけたものだった。
猫は相変わらずだが、最近では去勢されて耳を欠けさせた猫をたまに見かける。

「かわいそう」だと言う。
かわいそうかもしれない。ただ、野生の可能性を奪われるだけだ。
猫は人と生きるしかない。人がその余裕を失ったのだ。「かわいそう」なのは、果たして。

浮浪者もほとんど見なくなった。
昔はちょっとした駅ならどの駅にも一人や二人寝転んでいたものだった。
橋の下や建物の隙間に彼らの棲みかがあった。
大雨が降った時には、頭の隅で彼らの心配をしたものだった。

こどもの頃、時々、いたずら電話がかかってきた。
何度も同じやつからかかって来るので、のんきな僕はそいつと話し友達のようになった。
今にして思えば、あいつは一体、どんな気持ちだったのだろう。


無理が通れば道理が引っ込む。
何が道理で何が無理なのかを現代の溢れかえった物事の中で判別するのは難しいのかもしれない。

街から追っ払った闇はどこへ行ったか。
夜が暗いのはものの道理だ。未成熟な社会の歪みに闇を背負わされるものがいるのも道理と言えば道理だろう。

彼らはどこかへ引っ込んでしまった。
それは無理が大きな顔をして通りを通っているからではないか。
大きい顔のはずの無理が見えないのは何故だろう。
きっと、通りにある「国」とか、体のいい言葉とか、新しく出来た便利なものの影にでも隠れているのだろう。
そして、残った道理は、家々の玄関の錠をかたく閉めて、せまい自室のベッドにもたれて静かにじっと目を閉じてでもいるのだろうか。

夜の通りを街灯が照らしている。
莫大なエネルギーを使い、照らせば照らすほど、闇を抱えながら。

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