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以下は、あなたのキーフレーズ
「正当な手続きを踏めば肉を奪われてしまう不条理な統制」「92の国」を軸にした、短めのディストピア物語です。

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### 『92番目の肉』

世界は92の国に分割された。
正確には「92の『肉管理区』」と呼ばれる。

国境はもう存在しない。
代わりに存在するのは「肉権限コード」と、それに基づく「正当な収穫手続」だけだ。

誰もが、生まれた瞬間に背中と左太ももに
小さなQRコードを刻まれる。
それは「肉票」であり、同時に「市民権」であり、「税務番号」であり、「臓器使用許可証」でもある。

92の管理区それぞれに定められた「年間肉税率」が違う。

第17区は年間3.2kg
第44区は年間5.8kg
第88区は驚異の11.1kg

そして最も恐ろしいのは第92区だ。
そこだけ「法定最低肉量」が存在しない。
代わりに「必要肉量」という曖昧な概念だけがある。

必要肉量とは何か?
それは「社会がその年に必要と判断した量」である。
誰が判断するのか?
「92委員会」だ。
誰が選んだ委員会なのか?
誰も知らない。
ただ、毎年12月31日23時59分になると
全住民の端末に一斉に通知が届く。

【本年度必要肉量:7.4kg/人】
【徴収方式:一括前納】

前納とは何か。
生きているうちに肉を差し出すことだ。

面白いことに、92区の法律では
「正当な手続きさえ踏めば、肉の強制収穫は完全に合法」となっている。
手続きは実に丁寧だ。

1. 事前通知(90日前)
2. 健康診断と肉質評価(60日前)
3. 肉の部位選択希望の提出(30日前)
4. 最終承認会議(7日前)
5. 収穫当日(麻酔あり/なしを選択可)

すべてオンラインで完結する。
異議申し立ての窓口もある。
ただし「社会全体の必要性」が認められれば、
どんな異議も却下される仕組みになっている。

ある日、92区の端っこに住む青年・零(れい)は
通知を受け取った。

【対象者:零 ID:92-4781-099
本年度必要肉量超過分:2.1kg
推奨部位:左大腿四頭筋(表層)+前腕屈筋群一部】

零は画面を見つめたまま呟いた。

「俺の肉が……社会の『必要』に足りなかったってこと?」

彼はすぐに異議申し立てのフォームを開いた。
そこには選択肢が並んでいた。

- A. 健康上の理由により収穫免除を申請する
- B. 肉質が基準以下であることを主張する
- C. 家族・扶養親族への影響を理由に猶予を求める
- D. その他(400字以内)

零はDを選び、ゆっくりと文字を打ち込んだ。

「俺の肉は、俺のものだと思うんですけど」

送信ボタンを押した瞬間、画面に赤い警告が出た。

【申請内容が「その他」に該当しないと判断されました。
自動却下処理を実行します】

零は笑った。
乾いた、ひどく乾いた笑いだった。

次の画面にはこう書かれていた。

【収穫予定日:来週火曜日 午前9時〜11時
麻酔選択:全身麻酔/局所麻酔/無麻酔
(無麻酔を選択された場合、追加で「自己負担分」として0.3ポイントの社会貢献ボーナスが付与されます)】

零は無麻酔を選んだ。

別に勇敢になりたかったわけじゃない。
ただ、最後まで「自分の肉」だと感じていたかっただけだ。

92区の空は、その年も灰色だった。

そして火曜日の朝、
零は自分で歩いて収穫センターに向かった。

正当な手続きのもとで、
彼の肉は社会に還元される。

92の国の中で、
最も「公正」で、最も「残酷」な国で。

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