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舘様とSnowManが好きで、惑星作成しました!❤☃️ ①大変申し訳ないのですが、舘様推しや、すの担様の惑星になりますので、SnowManのタグ有りでもSnowMan関連の惑星に入っていても 他のアーティストのタグがある方、 もしくはそれ関係の惑星に入っている方は、 今後申請を承認し兼ねますm(_ _)m (ジャニーズ系はOKです) (①*プロフ、投稿に各メン推し、スノ担、と記載がある方は承認致します→例外有り) ②名前が「あ」等でSnowManのタグがあったり 惑星に搭乗している方であっても、 何も投稿していない方は申請を承諾し兼ねます①* ③お友達だけが欲しい方も「友達できるかな」の 惑星があるので探してそちらに参加して下さい。 ※出会いを求める惑星でもありません※ ④また、非公開にされている方は 内容が分かりませんので承認し兼ねます。 以下諸々ご理解ご了承、 宜しくお願い致しますm(_ _)m ⑤未成年→高校生は今後申請受け入れ拒否します。 舘様最推し、舘様推し、舘様担 舘様寄りのSnowMan箱推し 他メン最推し、他メン推し、他メン担 他メン寄りの箱推し 複数寄りの箱推しなどなど… 最推しが舘様の方じゃなくても 大大大歓迎です⛄💛💜💚💙🩷❤️🧡🖤🤍 推しへの愛を、皆で語ろう! 私はSnowMan全員が大好きです♥️ 主は初めは最推し舘様担だったのですが 物の見事にさっくんに担狩りされ… 今ではさっくん最推し担🩷 同担拒否はしません! 1番初めに心奪われた舘様も最推しです❤SnowMan箱推しです⛄💛💜💚💙🩷❤️🧡🖤🤍 ※各禁止行為、注意事項※ ⚠️コメント欄での言い合い⚠️ 見ていて不愉快と感じる方も居ります、 注意等しても納得しない、出来ないと仰る方は 大変申し訳ないのですが、星から削除対応を 取らせて頂きますm(_ _)m ⚠️私からの忠告、注意等を無視、または反論された場合、惑星から削除対応を考慮する可能性も ありますのでご理解ください。

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無神論⚛️ん~~鮑(まずはこれやで)。先ずは現れない紋様…んーー何処か二度とは…
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愚者について愚者について

回答数 2>>

流浪の旅人、数字はo←0ではなくo?
気楽に歩いているが、そばには海?か山?、崖ぎわのよう、そばの犬はそれに気づいて止めているのか、はたまた一緒になってはしゃいでいるのか
杖を持っているし少しの荷物はある、それで十分と判断したのだろうか、ウェイトタロットはグシャの旅らしいし、タロットデッキが入っていたりしても面白いかもしれない、太陽は祝福するかのように照らしている。黄色は喜び、警告を表し、白は始まり、ならば背景は海だろうか?みどりは成長を示す、服の紋様はなんだろう、、エネルギーの赤と喜びの黄色、長々と語ったが、この愚か者は、微塵も感じずにただ歩きゆくのだろうね
リーディングはまだしないとしてイラストのみで
タロットの星タロットの星
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流浪の旅人、数字はo←0ではなくo?
気楽に歩いているが、そばには海?か山?、崖ぎわのよう、そばの犬はそれに気づいて止めているのか、はたまた一緒になってはしゃいでいるのか
杖を持っているし少しの荷物はある、それで十分と判断したのだろうか、ウェイトタロットはグシャの旅らしいし、タロットデッキが入っていたりしても面白いかもしれない、太陽は祝福するかのように照らしている。黄色は喜び、警告を表し、白は始まり、ならば背景は海だろうか?みどりは成長を示す、服の紋様はなんだろう、、エネルギーの赤と喜びの黄色、長々と語ったが、この愚か者は、微塵も感じずにただ歩きゆくのだろうね
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#花彩命の庭 #初投稿 #タスク

夜明け前の霧がまだ地表を覆う頃、
リオナは静まり返った山道をひとりで歩いていた。
手には、古ぼけた鍵。
それは亡き母が最後に残した唯一の遺品だった。

——“この鍵は、あなたの心が限界を迎えたときにだけ使いなさい。
  必ず、あなたを導いてくれるから。”

リオナは何度もその言葉の意味を問い続けてきた。
母は、優しくも強い人だった。
だからこそ、リオナは弱音を吐くことができず、
誰にも“助けて”と言えないまま大人になってしまった。

そして今。
背中には重い仕事の失敗。
胸には言い尽くせない孤独。
未来の輪郭はぼやけ、
ひとりで歩く足取りは限界に近い。

山道の奥に辿りつくと、
古びた石門がひっそりと立っていた。
門には、母が残した鍵と同じ紋様が刻まれている。

「……ここ、なの?」

震える声とともに鍵を差し込むと、
静かに、しかし確かな音を立てて門が開いた。

その瞬間、
霧の向こうから光があふれた。

風が花の香りを運び、
耳に触れるような柔らかな音が聴こえた。
リオナは思わず息を止めた。

そこにあったのは——
限りなく広がる“花彩命の庭”。

色彩が波紋のように広がり、
空気そのものが光をまとって揺れていた。
花々は人の心に呼応するように揺れ、
その色は見るたびにわずかに変化している。

「……綺麗……」

呟いた声は、庭に吸い込まれていった。

歩みを進めると、
花の間を白い光が横切った。

光はひとつに集まり、形を成す。
やがて姿を現したのは——

リオナと同じ年頃の女性だった。
しかし、その瞳には年齢を越えた静けさと深さが宿っている。

「ようこそ、リオナ。」

「あなた……誰?」

「私は“ソラ”。
この庭の声を、あなたへ伝える者。」

女性——ソラは微笑み、庭へ手を向けた。

「ここは、迷いと疲れを抱えた者が
“心に戻るため”の場所。
あなたは今、自分を見失っている。
だから庭が、あなたを呼んだ。」

リオナの喉が震えた。
何も言っていないのに、
心の奥底に触れられたようで涙が込み上げてくる。

「……私は、もうどうしていいか分からなくて……
誰にも頼れなくて……
自分が……消えてしまいそうで……」

言葉を絞り出した瞬間、
花々の色がふっと青に染まり、
庭全体が共鳴するように揺れた。

ソラはリオナの肩に手を置いた。

「大丈夫。
逃げてもいいし、泣いてもいい。
ここはあなたを責めない。」

その言葉に、
リオナの目からぽろぽろと涙がこぼれた。
こんなふうに受け入れられる感覚を、
彼女はいつから失っていたのだろう。

「ついてきて。」

ソラに導かれ進むと、
庭の中心に巨大な花樹が姿を現した。
幹は水晶のように透き通り、
枝に無数の光の花が咲いている。

「これは、“心の樹”。
あなたが抱えてきた痛みも、
手放したい願いも、
未来に向かう力も——
すべてここに映される。」

リオナが近づいた瞬間、
樹が淡い光を放ち始めた。

幹の中に影が現れ、
ゆっくりと形を成す。

それは——
幼い頃のリオナ。

小さな手で母の服を握りしめ、
泣くのを必死で堪えている。

「……これ……私?」

リオナの声は震えていた。

ソラが頷く。

「泣いたら弱い。
頼ったら迷惑。
そう思い込んできたのでしょう。」

リオナの胸が痛んだ。
幼い自分を見るのがつらかった。
あの頃は、母に心配をかけまいと必死で、
喜びも悲しみも、すべて胸にしまっていた。

そして母が亡くなってからは、
誰にも頼れなくなった。

「あなたはずっと“ひとりで強い子”でいようとし続けた。
でも、もう限界だった。」

涙が跡を作る。

「じゃあ……どうすればよかったの……?」

ソラはリオナの手を取った。

「ひとりで抱えなくてよかった。
弱さは恥じゃない。
誰かに助けを求めることを、
どうか怖がらないで。」

その瞬間——
心の樹の花々が眩い光を放った。

枝から光の粒が降り注ぎ、
リオナの体を包み込む。

胸の奥にあった重さが
一つひとつほどけていくような感覚。

温かい涙がとめどなく流れた。

「……私、怖かったんだ……
全部失うのも……
誰かに拒まれるのも……
だから強がって……
がんばって……
壊れそうになってた……」

ソラはリオナを抱きしめた。
その抱擁は母のように優しかった。

「ここでなら、何度でもやり直せる。
あなたがあなたを許すまで、庭は寄り添う。」

光が強くなり、
樹の蕾が一斉に開いていく。

ひとつ、またひとつ。
それらはリオナの未来の形を象っていた。

愛する人と笑い合う姿。
大切な仲間と肩を並べる姿。
ひとりじゃない生き方。

それらの景色はまだぼんやりしている。
けれど確かに“希望”だった。

リオナは息を吸い込み、
光の中に手を伸ばした。

「……もう逃げない。
もう一度、ちゃんと生きたい。」

その言葉を聞いた瞬間、
心の樹が大きく脈打った。

花が雪のように降り注ぎ、
世界が白い光に染まる。

そして——
庭の奥から、新しい道が開いた。

それは、リオナが選び直した未来へ続く道。

ソラは微笑む。

「行きなさい。
もう、あなたはひとりじゃない。」

リオナは涙を拭い、
まっすぐ前を向いた。

そして光の道へ、一歩踏み出した。
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きりの

きりの

でも実際感情の昂りに応じて紋様光るのがセクシィなのふぁいチャンよりもちゃんもすよねえ(※感じ方には個人差があります)
ふぁいチャンは紋様が光るよりも瞳がイナのそれになるとかの方がセクシィや
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もくもく

もくもく

【今日の夢】
30代ぐらいの不思議な男の人と、お兄ちゃんの部屋に一緒にいて。その部屋から自分だけ出たら、お兄ちゃんが階段を上がってきて、部屋に入って、不思議な男の人に誰ですか?って言ってて、なぜか自分はその男の人がお兄ちゃんを殺すって思ったから、直ぐ部屋に戻って、殺さないで!って男に言ったら少し止まってくれて、その男の人からもらった魔法みたいなのが少し使える紋様?に力込めて、その男の人の使い魔?(悪魔みたいなの)にぶっぱなしたら悪魔が消えて、後からきた親とかも加勢して、ものを投げたりして、男を倒して、その男の実物は消えずに残ってて、朝起きて、朝食を食べてたら、お兄ちゃんがよく分からないことを言い出して、お兄ちゃんじゃないと分かって、銃を打った。
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kagenaカゲナ

kagenaカゲナ

#カゲナ光と闇のはじまりスペシャル
魂なき英雄伝説3話
「影の心臓と、眠れる悪魔」

地下の風は、乾いた紙が擦れるような音を立てて流れていた。
崩れた“核”の奥、カゲナとリアは立ち止まり、静かに息を整える。

「……さっきの揺れ、まだ続いてる」
リアが囁く。魔法の灯りがほおをかすめて揺れた。

「大丈夫。通路の歪みは収まってる。――戻るにも、進むにも、今は――」

その言葉が終わる前だった。

目の前に、何かが“現れた”。

音も気配もなかった。
ほんの瞬きひとつの間に、闇が形を持ち、そこに敵がいた。

黒い“手”のような影が――
一瞬のうちに、カゲナの胸を貫いた。
空気が裂け、鉄の匂いが走る。


リアの瞳が大きく見開かれ、喉の奥で悲鳴がちぎれた。
「カゲナ――!!」

カゲナの体が、まるで糸を切られた人形のように崩れ落ちる。
視界の端で、闇が歪んだ笑いのように揺れた。
敵の姿は見えない。ただ“何か”がそこにいて、
見下ろすように息づいている。

けれど、その声は彼に届かない。
血が喉を塞ぎ、息が続かない。
視界の端がゆらりと歪み、光が遠のいていく。


――暗闇の中で、何かが入れ替わる。



「……っ、なに、これ……痛っ……!」

息を吸うたび、胸の奥で焼けた鉄が暴れていた。
血の匂いが濃く、皮膚の内側で心臓が裂ける音がした。

ノクシアが目を開いた。
視界が滲み、焦点が合わない。
自分の体が地面に押し倒されているのがわかる。

「カゲナ……お前、まさか――」
言葉が途中で切れ、
鋭い痛みが喉を裂いた。

胸にはまだ、闇の手が突き刺さっている。
その先が見えない。
影のような腕が自分の体を通り抜けて、後ろの空間に消えていた。

「ぐっ……ぁあああ――!!」
ノクの叫びが、崩れた空間に響いた。
床に落ちた赤が、光を反射する。
リアの息が詰まった。

その瞬間――
闇の腕が、わずかに蠢うごめいた。
まるで何かを掴み、そして捨てるように。

「……っ――!」

鈍い衝撃とともに、ノクの身体が横へと投げ飛ばされる。
壁に叩きつけられた衝撃が全身を駆け抜け、視界が一瞬白く弾けた。
地に落ちた影が揺れ、黒い霧となって消えていく。

かすかに残ったのは、
胸の奥で暴れる“熱”と、
影の中に残ったわずかな鼓動だけだった。


「ノク!? どうして――!」リアが駆け寄ろうとした瞬間、身体が震え――

瞳の奥に金色の光が差した。

低い男の声が、リアの口から漏れる。

「……リア、すまない。今だけ、主導権をもらう。」

その声――リアの中の男の天使だった。
彼は一瞬だけ、リアの意識を押しのけ、
代償に自分の存在を削って現界する。

リアの周囲に淡い光が走る。
天使の羽の残滓がちらつき、
空間が震えた。

「ノクシア、聞け! そのままだと心臓が潰れる!
刺された部分も、血も、全部“影”で覆え!
内側から守れ、早く!」

ノクは痛みに息が詰まりながら、
震える指先で胸を押さえる。

「な、なに言ってんだよ……こんな状態で……動けるわけ……が……!」

「黙れ、今やれ! 間に合わなくなる!!」

叫びが雷のように響いた。
ノクの意識が一瞬だけ白く弾ける。
無意識の反射で、指先から黒い影があふれ出した。

それは生き物のように脈打ちながら、
胸を貫く闇の“手”にまとわりつき、
血ごと包み込んでいく。

「ぐぅっ……ぁああああああ!!」

全身が裂けるような痛み。
影が体内を走り、血と神経を縫い合わせていく。
焼ける鉄のような熱が骨を伝い、
ノクの声がしぼれた悲鳴に変わる。

天使の声が低く響く。
「そうだ、そのまま“繋げ”。……生きろ、ノクシア!」

ノクの胸に、黒い輪が現れる。
それが“影の心臓”として脈を刻み始めた。

呼吸は荒く、顔は汗と血で濡れている。
ノクはうつむきながら、かすかに笑った。

「……やべぇな……マジで死ぬかと思った……」

天使は静かに息を吐いた。
「まだ終わりじゃない。敵は、まだ“ここ”にいる。」その瞬間、床がうねり、冷たい風が吹き抜けた。
黒い影――さっきカゲナを貫いた“手”が、
再び動き出す。

リアが顔を上げた瞬間、
闇の奥で獣のような咆哮が響いた。

「来るっ!」
天使の声がリアの口を通して叫ぶ。
彼が主導権を握った瞬間、リアの瞳が金に染まった。

天使の羽の残滓が背から溢れ、光の粒が散る。
その光は刃となり、闇へ向けて放たれた。

バシュッ――。
青白い閃光が黒い空気を裂く。

だが敵は動きを止めない。
形を変えながら、壁や天井を這うように迫ってくる。
“形のない怪物”。

リアはすぐに両手を構えた。
光が集まり、無数の矢となって放たれる。

「距離を取れ! 遠距離で押し返すんだ!」
天使が指示を出す。

天使の声が頭の奥で響く。リアは反射的に構えを変えた

リアの放つ光が、暗闇に降り注ぐ雨のように輝いた。
それでも、敵は霧のように形を崩し、再び動き出す。



ノクは、倒れたままの体を起こし、
クレアナに教わった“視る術”を思い出した。

――視覚ではなく、魔力の“層”で捉える。

息を吸い込み、目を閉じる。
世界が静まり、意識の奥で光が形を結んだ。

そこに浮かんだのは、数値と色――
敵の“レベル”と“属性”を表す指標。

けれど、ひとつだけ異常があった。

その中心にある黒い塊には、
何の文字も映らなかった。

【測定不能 ――????】

「……は?」

ノクの顔が一瞬で強張る。
「ふざけんな……クレアナの術でも読めねぇ……!」

それは、存在そのものが規格外という証だった。
“世界の理に登録されていない”存在。

ノクが歯を食いしばる。
「……こいつ……何なんだ……」



その間にも、リアと天使は戦い続けていた。
光の矢が次々と放たれ、通路を照らす。
だが敵の動きは止まらず、
壁を溶かすように滲み出して近づいてくる。

天使が判断する。
「……このままでは持たない。」

彼はリアの体を操り、ポーチを探る。
中には、クレアナが渡した青いお守りがあった。

「リア、その護符を使う。ノクシアを飛ばす!」

リアが息を呑む。
「でも、それじゃあ――!」

「いいから! 奴の命を守れ!」

リアの手が震えながらも、お守りをノクの影に押し当てた。
青い光が弾け、転移陣が展開する。

ノクは焦点の合わない目でリアを見る。
「……まさか、飛ばす気か……!」

天使の声が重なる。
「ノクシア、聞け。
今のお前じゃ、この敵とは戦えない。
“入口付近”に転送する。そこにはまだモンスターがいるが、
動くな。能力だけで身を守れ。」

ノクは唇を噛み、息を乱しながら笑った。
「……命令口調がムカつくけど……了解だよ、天使さん。」

天使が短く頷く。
「よかった。……まだ余力はあるな。」

光が強まり、転移陣の紋様が広がる。
リアの髪が風に舞い、ノクの身体を包む。

「――ノクシア、もしお前を救える者がいるとしたら……
この世界で、ただ一人だ。」

ノクが眉を寄せる。
「誰だ……?」

天使はリアの口を通して答えた。
「……お前たちの父、魔王だ。」

ノクの目が見開かれる。
その直後、光が爆ぜた。

白く弾けた光が視界を奪う

ノクの身体は闇を抜けて消えた。



リアの周囲では、なおも闇がうねる。
天使は主導を握ったまま、光の盾を展開した。
「……よし、これでノクは安全圏だ。リア、距離を保ちながら攻撃を続けろ!」

リアは息を荒げながら頷く。
「わかった……!」

光の弾が連続して放たれ、

闇の中に星のように閃いた。
「右、二歩後退――射線、維持!」
天使の声がリアの口から鋭く落ちる。
リアは後退しながら矢を放ち、闇を押し返す。

だがその間に、ノクシアの身体は光に包まれ――
視界が白く反転した。



着地の衝撃が、鈍く胸を突き上げた。
息ができない。
血が喉の奥で泡立ち、咳のたびに鉄の味が広がる。

「……はぁ……っ……」

転移先はダンジョンの入口付近。
崩れた岩の間から、かすかに外気が流れ込んでくる。
敵の気配は――ない。
だが、痛みがある。

胸の中で“影の心臓”が不規則に鳴っていた。
ドクン、ドクン、と、
音がずれるたびに体が軋む。

「……はは、笑えねぇな……」

ノクは岩に背を預け、ゆっくりと影を地に広げた。
わずかな魔力で周囲を探るが、反応が薄い。
力が……抜けていく。

「……このまま……寝たら……たぶん……」
言葉が最後まで続かなかった。

まぶたの裏で、リアとカゲナの顔が揺れる。
ノクは苦笑を浮かべたまま、
静かに目を閉じた。

「……起きたら……怒られそうだな……」

影がゆっくりと少女の体を包み、
心臓の鼓動と同じリズムで波打ち始める。
それはまるで――
**自分自身を眠らせ、生かすための繭まゆ**のようだった。

暗闇の奥で、
黒と赤の光が交互に瞬く。

“まだ死なない”
そんな、かすかな意志だけが
ノクシアの中に残っていた。



そして、どれほどの時間が経ったのか――
その場を照らす青白い光の中、
軽やかな足音が二つ。

空気がわずかに温度を取り戻す。

「……ここ、魔力の乱れがひどい……」
「まって……この気配……!」

影の繭まゆの前に、
クレアナとミレイナの姿が現れた。

クレアナが息を詰め、膝をつく。
「ノクシア……!? 生きてる……!」

ミレイナが頷き、
「でも、放っておいたら……心臓がもたない!」

二人はすぐに行動に移る。
クレアナは符を、ミレイナは光の布を展開し、
応急処置を始めた。

「リアたちはまだ戦ってる……!」
「なら急がなきゃ――助けに行く!」
彼女たちの背で、
ノクシアの影がかすかに震えた。
眠りの中で、微かな声が漏れる。

「……頼む……リアを……」

胸の奥で、何かがこぼれ落ちた。
ノクの指先が、ゆっくりと動く。

そこにあったのは――
青く輝く一枚の羽。

ルミナの羽。
あの日、光と共に消えた彼女が残した唯一の欠片。

ノクはその羽を、
痛みに震える手でそっと握りしめた。

「……ルミナ……まだ、ノクの中にいる……」

かすれた声が風に溶け、
影の繭まゆの光が一瞬だけ強く瞬いた。

それはまるで、
羽が彼の願いに応えるように柔らかく光を返したかのようだった。

そして――
影の繭まゆは再び静かに光を落とした。
赤と青、二つの光が重なり合い、
暗闇の中で小さな命の鼓動を刻み続けていた。
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