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☺️解離性障害、PTSDの個人的治し方☺️

① 意味付けをする

トラウマ体験に「意味」を与えることで、脳がそれを理解可能な出来事として処理できるようになる。

例：瀉血が怖かった
→「母親はそれを治療だと信じていて、私はそこから逃げる選択肢を持てなかった。これは育児環境の異常であり、私の責任ではない。」

目的：出来事が脳内で整理された記憶へ変わる。

② 当時の自分の選択や反応に理由を与える

解離には「自分の行動の意味が分からない」という感覚が強く出るため、当時の反応に発達や脳科学の観点から理由を与える。

例：父親との行為
「なんでそんなことしたんだろう。私がおかしいの？」
→「親密性と暴力が混ざる状況では、子供の脳は混乱する。私が父にアプローチするように見えたのは、未発達な脳がとる生存反応だった。」

目的：過去の自分を理解可能な存在として扱えるようにする。

③ 構造を理解する

個々の出来事ではなく、そこにあるパターンを理解する。

例：殴られても好きだった
→「暴力のあとに優しくされると、子供の脳は優しい部分だけを強く拾いやすくなる。これは異常環境が作り出す学習パターンの誤作動である。」

目的：現象を個人の欠陥ではなく、環境が作った構造として再定義する。

④再物語化(リナラティブ)

過去の物語を、自責の物語から生存の物語へ書き換える。

❌「私はああいうことをされても仕方のない人間だ」
⭕️「私はあの環境で、生き延びるために最善を尽くしていた。」

目的：自分の行動や反応を、生存戦略として理解する。

《どうすれば？（実践法）》

① 無理に感情を感じようとしない

感情回路は解離によって閉じているため、努力しても逆効果になりやすい。

② 感情ではなく「意味・構造」からアプローチする

意味付け、反応の理由づけ、構造理解などの知的アプローチから入ることで、後から感情が自然に戻ってくることがある。

③ 身体反応だけ観察してみる

記憶の情動がなくても、身体のログは残っている。

×「殴られたとき痛かった」
○「殴られた瞬間に息が止まる。胸の奥がギュッと縮む。
みぞおちが潰れると視界が白くなる。
口の中に鉄っぽい味が広がる。
だから丸まったり、手足でお腹を隠したりしていた。」

目的：感情を必要とせず、身体記憶を足場にできる。

④ 5W1Hで記憶を整理する

5W1Hとは、
When（いつ）
Where（どこで）
Who（誰が）
What（何を）
Why（なぜ）
How（どのように）
の6つの整理法。

解離では特に「How（どのように）」だけが強く残りやすく、他の要素が抜け落ちている。
意識して5つの穴を埋めていくことで、記憶が全体像として統合される。

#解離性障害 #PTSD

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