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丹宮(にみや)

丹宮(にみや)

海の生き物で好きな「魚」を教えて海の生き物で好きな「魚」を教えて

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秋刀魚だけど繊細すぎて水族館に展示出来ないらしいので泳いでる姿を見た後に喰いたい
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まれ

まれ

エルミタージュ美術館の展示を日本で見る機会あって、
いっちゃん好きだったのが
オラース・ヴェルネの「死の天使」だった
多分見た時は美術の知識とかなんも無いし、
よく見たら後ろにやばい天使おるやんけー!?くらいのノリで心に残ってた絵なんだけどいまだに好き
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しんのすけ

しんのすけ

最近この「SwitchBot AI アートキャンバス」を買おうかすごく迷ってます

どこかお店に実物展示してないかな…
建築・インテリア建築・インテリア
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コーユー

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博物館にこんなもの展示するのかよ なんの博物館だった?博物館にこんなもの展示するのかよ なんの博物館だった?

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世界の博物館を展示する『博物館の博物館』
大喜利のお題の星大喜利のお題の星
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黒猫

黒猫

刀が好きだから展示あると嬉しい。金あったら買いたい。
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はね

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ありがとうございます[笑う]

11月のテーマ【文化祭】で中途半端に書いていたので、投稿させて頂きます。





【終わらない文化祭】


ふと眠りから意識が浮かび上がり、最初に聴覚が音を拾い始めた。瞼はまだ重くて上がらない。
耳鳴りがする程の静寂で、何の音も聞こえない。
机に突っ伏すように眠っているせいなのか身体が痛い。

なんで私、こんな格好で寝てるんだろう。

そう不思議に思い、重い瞼をゆっくり開けるとそこは見覚えのある場所。学校にある、普段から静かで、生徒も先生達も静かにするようにしている、図書室だ。体を起こして時計を見ると針は午後の2時を指している。
私、どうして図書室で寝てるんだろう…。
荷物は?この時間なら授業が始まってるよね?
するとバタバタと廊下を駆けてくる大きな足音が聞こえてくる。いつもなら驚きもしないその音が、今日は静寂すぎて大きく聞こえたから、私をひどく驚かせる。
そして、その足音は図書室の前で止まると、走ってきた人物は勢いよく扉を開けた。
「あー!!こんなところにいた!!」
黒髪のお姫様カットの女子が、私を見つけると怒ったようにそう言った。絵に描いたようにプンプンと怒っている。私はいまいち覚醒しない頭と目で彼女を呆然と見つめる。彼女はそんな私を見て更に怒ってこう言った。
「もー!文化祭一緒に回ろうって言ったじゃん!」
そうだ。
今日は文化祭。
私達のクラスは展示だから他のクラスや学年の出し物を見て回れるとクラスのカースト上位の女子グループが言っていた。
文化祭という学校の大きなイベントなのに、どうして私、忘れていたんだろう…?
「ごめんね、なんか寝ちゃってた…」
椅子を押しのけながらゆっくり立ち上がる。
「希子ちゃんごめんね」
私の口から突然出た名前。
次の瞬間、彼女と過ごしてきた日々が脳を埋め尽くす。希子ちゃんは私の親友で、同じクラスメイト。ずっと一緒だった。なんで私、彼女の事分からなくなってたんだろう…?
自分に対して首を傾げそうになっていると、希子ちゃんは私に近づいてきて、私の手を取るとその大きな目で私を見つめてきた。
「具合悪い?大丈夫?」
希子ちゃんに心配をかけさせてしまって申し訳なくて、笑って「大丈夫」と言うと希子ちゃんも笑ってくれた。
「じゃあ、ジュース1本で許してあげる」
「えぇー…」
手を繋いで図書室を出て、教室棟に向かう。
文化祭で本来なら生徒で賑わっていて、更に来賓客もいるはずなのに。
誰も、いない。
恐ろしいほどの静寂に私は恐怖を感じる。
もしかしたら、図書室の時計が狂っていてもう文化祭は終わったのかと思ったが、展示物などはしっかりと展示されている。
どこかのクラスの出し物なのか、喫茶店とのぼりが立っている教室は、中は飾り付けされ机にはたった今さっきまで人がいたように、飲み物に湯気が上がっているのに、肝心の人がいない。
この異常な状態に私は恐怖と同時に焦りが出て来た。
頭の中で危険だと警鐘が何度も鳴っている。
なんで誰もいない?
私はその静寂さに怯えながら手を引く希子ちゃんを見るが、希子ちゃんはいつもと変わらない。
なんでこんな異常な状態なのに、希子ちゃんは普通にしていられるの?
「き、希子ちゃん……なんで誰もいないんだろう…」
私に「隣のクラスの要君と近藤さんが付き合い始めたみたいだよ」と恋バナを投げてきていた希子ちゃんにそう話しかけると、希子ちゃんは全く気にしていなかったようで「えっ?」と驚いたような声を上げた。希子ちゃんは可愛らしく指を1本口に当てて少し空を見つめながら「うーん」と悩んだ。
そして、ふわりと笑う。
「いらないから、かな」
「…え…………」
いらない、ってどういうこと…?
「だって、希子は2人で文化祭を楽しみたいんだもん。他の人なんて邪魔」
話題の提供としては必要かもしれないけどね、と希子ちゃんはそう続けた。繋がれた手が冷たい。冷や汗が止まらない。
私がおかしいの?
それとも希子ちゃんが…?
逃げたい。
希子ちゃんから逃げたい。
私は動揺していないことから、勝手にこの異常な状態を希子ちゃんのせいだと決めつけて、逃げろと頭の中で誰かが大声で叫ぶ。
でもふと気づく。
何処に逃げるの?
逃げてどうするの?
私たち以外誰もいないという異常な状態に恐怖で頭がどうにかなりそうだ。
「あーあ………、着いちゃった」
私の手を引いていた希子ちゃんは酷く残念そうにそう言った。希子ちゃんが私を連れてきたのは、玄関の近くにあるジュースの自動販売機。
約束通り希子ちゃんに「はい、これ」と言って、ガコンと落ちてきた冷たい缶ジュースを手渡した。
「……ありがとう」
希子ちゃんは少し悲しそうな顔でジュースを受け取った。次の瞬間、指先から刺すような冷たさが伝わり、視界がぐにゃりと歪む。
​「じゃあ、行こっか。次はね――」
​希子ちゃんの声が、遠ざかる波のように消えていく。
彼女の顔が、輪郭が、名前が、砂のお城が崩れるみたいに私の中から零れ落ちていった。
​……。
…………。
​「――おい、何ぼーっとしてんだよ」
​聞き覚えのある、少し低い声。
ハッと意識が浮上すると、目の前に立っていたのは、背の高い男子生徒だった。
少し癖のある髪に、着崩した制服。
​「……えっと」
「えっ、じゃないだろ。文化祭、一緒に回る約束だろ? 俺を待たせるなんていい度胸だな」
「​ごめんね、水岡君」
私の口から突然出た名前。
次の瞬間、彼と過ごしてきた日々が脳を埋め尽くす。そうだ、彼は私の幼馴染で、今日は朝から一緒に回る約束をしていたんだ。
どうして一瞬、彼のことを忘れていたんだろう。
さっきまで、女の子といたような気がしたけれど……思い出そうとすると、頭の中に冷たい霧がかかったように何も見えなくなる。
​「ごめん、水岡君。なんか、寝ぼけてたみたい」
「ったく、お前らしいけどな。ほら、行くぞ。次はあっちの模擬店だ」
​彼が私の手を取る。
その手は温かい。何故……、誰だったか、さっきまで一緒にいたはずの「誰か」の手よりも、ずっと。
​私は彼に引かれるまま、誰もいない、静寂に包まれた廊下を歩き出す。
湯気の立つ飲み物が置かれた無人の教室。誰もいないのに賑やかな装飾。
水岡君は、その異常さに気づく様子もなく、楽しそうに「あそこのクラスの展示がさ」と語りかけてくる。
​私はまた、理由のわからない恐怖に震えながら、彼との「新しい記憶」に塗りつぶされていく。
水岡君の手は、驚くほど温かかった。
繋いだところから体温が伝わってきて、先ほどまで感じていた「世界に一人きり」のような寒気が少しだけ和らぐ。
​「……ねぇ、水岡君。誰もいないよ」
私が震える声で尋ねると、彼は不思議そうに足を止めて私を振り返った。
「何言ってんだよ。ほら、そこら中にいるだろ。あいつとか、こいつとか」
水岡君が指さしたのは、誰もいない廊下の突き当たり。ただ、西日が差し込んで埃が舞っているだけの空間。
「見えないのか? お前、本当に疲れてんだな。……ほら、ちょっと座れよ」
​彼は空っぽの教室(看板には『喫茶・憩い』とある)に私を連れて行った。
机の上には、まだ湯気の立っているコーヒーカップが置かれている。けれど、それを飲んでいるはずの人間は、椅子ごと消えてしまったかのように存在しない。
​水岡君は、その無人の席に向かって「よっ」と親しげに手を挙げた。
「ほら、要(かなめ)と近藤だよ。さっき図書室で噂になってたろ?」
​その名前を聞いて、私の心臓が跳ねた。
それは、さっき希子ちゃんが言っていた名前だ。
「要君と……近藤さん?」
「そう。お似合いだよな。お前もそう思うだろ?」
​水岡君が笑う。その笑顔はあまりに自然で、爽やかで、だからこそ恐ろしい。
私には見えない「誰か」と会話を続ける彼を見ているうちに、私は確信する。
ここは、まともな世界じゃない。
希子ちゃんも、水岡君も、この「消えた人々」が見えている。それとも、彼らもまた「消えた側」の住人なのだろうか。
​「……あ、そうだ。これ、お前に渡そうと思ってたんだ」
​水岡君がふと思い出したように、制服のポケットをごそごそと探った。
「ほら、これ。お揃いのやつ」
​彼が差し出したのは、小さなフェルトのネームタグだった。
文化祭の実行委員がつけるような、手作り感のあるもの。そこには私の名前が下手な刺繍で彫られている。
​「……これ、水岡君が作ったの?」
「おう。お前、こういうの失くしやすいだろ? だから俺が持っててやったんだ。……はい、返してやるよ」
​彼が私の手に、その温かいネームタグを乗せた。
その瞬間、彼の体温がタグを通じて私の中に流れ込んできた――と思った直後、強烈な吐き気が私を襲った。
​視界が白く光る。
水岡君の「温かかった手」の感触が、急速に凍りついていく。
彼の顔、幼馴染という設定、一緒に歩いた廊下の景色。
それらが、猛スピードで巻き戻されるビデオテープのように、私の脳内から剥がれ落ちていく。
​「……あ、……」
​声を出そうとしたけれど、喉が張り付いて動かない。
最後に視界に入った水岡君は、どこか悲しそうな、それでいて満足そうな顔をして、
「次は、誰と回るんだ?」
と、小さく呟いた気がした。
​瞼が、耐えきれないほど重くなる。
次に意識が浮かび上がったとき、耳に届いたのは、あの「耳鳴りがするほどの静寂」だった。


意識が浮上する。瞼が重い。
指先に触れたのは、冷たいアルミ缶と、ざらりとしたフェルトの質感。
​――私は、ここで何をしていたんだっけ。
​遠くから、また新しい足音が近づいてくる。
バタバタと、静寂を切り裂くような、期待に満ちた足音。
​「あー!見つけた!何してるの、こんなところで!」
​勢いよく開いた扉の向こうに立つ「誰か」を見て、私は、今さっき思い出したばかりのその人の名前を、親愛を込めて口にした。
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