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紫苑/しおん🐈‍⬛

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『忘れ草と紫苑』(全4章)
◆第2章〖兄の忘れ草〗

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

社会人になった兄は、仕事が忙しくなった。
朝は早く出て、夜は遅く帰る日が続いた。

ある日、兄はふと会社帰りに墓へ寄った。
夕方で、他に人はいなかった。

石の前に立つと、
今までよりも、父との距離が
少しだけ遠くなっているように感じた。

「このままじゃ、前に進めないな」

兄はそう口に出しかけて、
言葉をのみこんだ。

父を忘れたいわけではない。
けれど、思い出すたびに胸が重くなる日がある。
仕事で失敗した日も、上手くいった日も、
心のどこかがいつも同じ場所で止まってしまう。

そのとき兄は、古い本で読んだ草の名前を思い出した。

忘れ草。
見る人の思いを、少し和らげてくれると言われる草。

兄は週末、花屋で小さな苗を買った。
次に墓へ行った時、
石の傍の土を手でかき、
そこに忘れ草を植えた。

「父さん...。ちゃんと生きたいよ。少し楽になりたいだけなんだ。」

兄はそう心の中で呟き、
花を見つめた。

それから兄は、
墓へ行く回数をゆっくり減らした。
行く時は決して父を忘れてはいない。
けれど、毎回足を運ばなくても、
心のどこかで父と繋がっていると思えた。

弟は、兄の変化に気づいた。
一緒に行こうと誘っても、
「今日は無理だ」と断られる日が増えた。

弟の胸には、小さな寂しさが残った。
それでも兄の気持ちも分からなくはなかった。

墓へ行くと、
兄が植えた忘れ草が、
きいろい花をひらいていた。

弟はその花の前にしゃがみ込み、
そっと指先で土を撫でた。

「兄さんも、兄さんなりに苦しかったんだろうな」

そう思うと、
忘れ草の色が少しやさしく見えた。

猫が、いつの間にか弟の後ろに座っていた。
何をするでもなく、
ただ一緒にきいろい花を見ていた。

#花彩命の庭 #紫苑
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やし

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一番くじで自分が欲しいやつ以外の当たったやつはどうしてますか?
一番くじで自分が欲しいやつ以外の当たったやつはどうしてますか?

回答数 28>>

前に目の前で欲しかった景品を当てたお姉さん(別のくじにて入手済のためそれ以外が欲しいと言いながらくじを引いてた)と私がマッチングした結果景品交換してもらった事ならある
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ひめ

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まみーの友達から服貰えるー!あのお姉ちゃんまじ優しいからすき
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いちご

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両親共に商業高校卒業して公務員
お兄ちゃんは推薦で私立高校行って現在は国家公務員を目指して専門学校
私も両親の期待に応えたくて第1志望校を商業高校にしてるけど頭悪いから期待に応えられなさそう。期待に応えれなくて申し訳ない、
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