共感で繋がるSNS

人気

関連検索ワード

新着

ハニ

ハニ

世界平和なんて噓だ
GRAVITY
GRAVITY46
ᑎᗩTᗩᗪᗴᑕOᑕO

ᑎᗩTᗩᗪᗴᑕOᑕO

1秒後!

#白状しろ
#噓はついていません
GRAVITY1
GRAVITY3
さかな

さかな

咳喘息の薬で咳 極端に減った…
え、待って 咳喘息だったってこと?
え、じゃあ 猫ちゃんと暮らせないってこと??   噓でしょ???
GRAVITY
GRAVITY13
ななみ

ななみ

ビヨマジでイベント目白押しね…数年前の供給薄が噓のよう…ばっちゃはついてけねぇだよ
GRAVITY
GRAVITY8
kaiyo

kaiyo




新しい小説。私が書いた。
※自殺描写があるため、苦手な方は、控えてください。
#創作小説
#フィクション





嫌いになれないから、困っちゃうんだよな。嫌いになりたい。もう嫌だ。嫌いになれない。あぁ、今度は、人間じゃなくて、何も考えないでいいものに生まれたい。だけど、それは、絶対に無理なんだよな。だって、人間に生まれて、極めて悪いことをしなければ人間に生まれてしまう。僕は、また人間に生まれる。あいつもまた人間に生まれる。交わりたくないな。だけど、神様は意地悪だ。また、僕は、いじめられる。あいつに。
一回目の人生のある日僕は、人を信じた。優しくしてくれたから。そんなことしていいなんて、誰が言ったんだよ。僕は、自死を選んだ。そして、目が覚めた。産声を上げるのを忘れて、一回死んだと思わせちゃった。その人生もあいつのせいで死んだ。それを何度も繰り返した。あの時自死を選ぶまでの経緯をこの暗いところで、明るくなる前に話そうと思う。
2026年8月22日。今度は、女の子として生まれた。また、生まれてしまった。まだ、前世よりもずっと前の記憶を持って生まれてしまった。女の子は僕が思うに、とてもきれいな目をしていたと思う。まあ、自分自身だからある程度はフィルターがかかっていたんだろうね(笑)。ここで、またあいつに会ったら終わりだ。
母親が「すみませーん。優香をよろしくお願いしまーす。」と言った。優香というのは、僕の名前だ。一回目の人生なら、「わたし」、「あたし」、「ゆーか」とかって呼んでいただろうけど、やっぱ無理だ。どんなに女の子らしい服を着ていたとしても、かわいい子ぶるのは無理だ。だから、いつも、いつまでも、「僕」と呼んでしまう。今でこそ「僕っ子」と呼ばれ可愛がられているが、二度目の、生まれ変わりの時は、「僕」と呼ぶのを否定され続けた。
「こんにちは、ゆうかちゃん。わたし、みか。よろしくね。」と、彼女は言った。みか。か。まだわからないけれど、この子の可能性が強い。そんな気がする。
「よろしく。僕、好きなものがあるんだ。それで遊ぼ?ほら、家から持ってきたんだ。」とわざと家から持ってきた。たいていの幼稚園は、家からの持ち込みはダメだ。あいつの生まれ変わりなら、「えー。優香ちゃん、ダメだよ。家から持ってきたら。」と皮肉じみた口調と、大きな声で、先生と幼稚園児に知らしめるだろう。
さあ、どうだ。「ゆうかちゃん?それだめだよ。あっ、先生来るよ。かばんにかくして。」と。しかも、小声で。意外だった。あいつじゃないのか。もう、あいつは、現れないのか。
「ゆうかちゃん?だいじょうぶ?」ただの純粋な子供なのか。最初の一言は、緊張していただけなのか。あぁ、子供を疑ってしまうなんて。本当に馬鹿だ。僕は、もう、自死を選ばなくていいのかな。
それから、数日が経った。いつものようにみかが、笑顔で、「ゆうかちゃん、今日は砂場で遊ばない?」と言ってきた。「わかった。僕、先生にスコップとか借りてくるね。」と。取りに行って、帰ってきたら、他の子と遊んでいた。待っていた素振りなんて全然していなかった。あぁ、やっぱり僕は、一人なんだ。でも、ダメだ。死にたくない。今回は、自死なんてしたくない。だって、あの子は、本当に一回目の人生で、本当に女の子に生まれたように見えるんだから。
「あっ、ゆうかちゃん。ごめん。わたし誘われちゃった。ゆうかちゃんも一緒に遊ぼ?」なんだ。やっぱり純粋な女の子じゃないか。こんな事ぐらい…。え。ニヤついている。僕を貶めるつもりなのか。でも、ここからどうやって。「ゆうかちゃん、おめでとー。今日、ゆうかちゃんのおたんじょうびでしょ?みんなでお祝いの砂のお城作ってたんだ。」そっか。僕の誕生日か。すっかり忘れていた。一回目の誕生日すら記憶があったのに。「ありがとう。みかちゃん。みかちゃんは、いつだっけ?」とわざとこんな調子で言った。「え、ひどい。うわーん。」泣かせてしまったのか。いや、違う。僕を貶めようとしているのかも。昔から、僕は、後悔なんかしたことはなかった。
だけど、先生は、来ない。なんだ、やっぱり嘘泣きか。っは、噓泣き?4才で、嘘泣きなんかできるはずないだろ。また、あいつなのか。やっぱり、あいつは、今も、生き続けているのか。もう、自死を選ぶなんて、嫌なんだ。
「優香ちゃん。私、優香ちゃんのこと嫌いかも。ごめんね。」やっぱり、みかは、あいつだな。そんな風に見えてしまうけれど、みかは、みかちゃんは、そんなことは言っていない。本当は、「なーんてね、ゆうかちゃん驚きすぎ。ごめん。うそなきはやりすぎた。」って。本当に、僕は、純粋な女の子に振り回されているだけなのかも。そう、思ってもいいのかな。
それから何事もなく、保護者が迎えに来る時間になった。「じゃあね。ゆうかちゃん。また、明日。」みかちゃんの保護者は、少し強面だな。「また明日。みかちゃん、大好きだよ。」なんて言えずに、そのまま黙ったままでみかちゃんは連れられて帰っていった。いいな。一回目の人生で、本当の親に迎えに来てもらえるなんて。僕は、また嘘をつく。今の母親なんか大嫌いだ。だけど、大好きって言わないと、母親の前では、女の子らしくいないと怒られる。もう、いいかな。一周回って、また一回目の両親に戻らないかな。でも、死ねないんだよ。また、自死を選んだらもう生まれ変われないような気がしているんだ。そうしたら、暗い世界に閉じ込められるのかな。そのほうが幸せなのかな。でも、僕はまだ、僕を生きたい。
死にたくないから。自分で死を選びたくないから。この人生は、本当の優香に任せる。僕の声が聞こえるかどうか分からないけど、僕は、確かに生きていた。
あいつに、みかに殺されるのは嫌だ。強くなって、復讐なんかしないけど。生きるだけ。生きたい。神。僕は、もう、女の子として生きてもいいの。ただの、純粋な女の子にさせてよ。おねがい。…神様。お願いします。今世の記憶以外を消してください。明日から、みかを、友達として、親友として、笑い会える日が続きますように。いや、続けてください。僕は、要りません。僕の心は要らない。廃棄してください。
私は、優香。14歳になった。ママと、みかちゃんが大好きなんだ。もう一人好きな人がいるけど、まだ内緒だよ。幼稚園の時、私、自分の事を僕って呼んでいたみたいなんだ。みかちゃんの事少し嫌いだった気がする。今は、大好きなのに。私じゃなかったみたいなの。私、幼稚園の頃の記憶1ミリもないんだもん。
やっぱり、僕は、もう、生まれ変われないみたいだ。最初の人生で僕が自死を選んだわけを教えよう。優香の頭に届くかはわからないけど。
僕は、ひとりぼっちじゃなかった。今は、あいつと呼んでいる「君」。いい人だと思って、僕はそばにいた。ずっと、君は、笑っていた。僕の隣で、ただ笑っていてくれた。だけど、ある日、君は、僕に笑みすら見せなくなった。僕にとっての生きがいが、僕が自死を選んだわけになるなんて、今も本当に信じられないよ。
ある日は突然やってきた。君は、いつも通り僕に優しくしてくれた。挨拶だって、目を合わせてしてくれるし、にこにこしながら、僕のヲタクっぽい話も聞いてくれた。だけど、帰りのチャイムが鳴った瞬間…君は、僕をけなした。けなしたとしか言いようがない。君は、突然、僕をいじめだした。どうしてかな。そして、僕は、突然始まり続いたいじめに耐えられず、1週間後に飛び降り自殺した。なぜ、飛び降りを選んだか。準備が何一ついらないから。いるのは、身を投げ出す勇気だけ。僕には、それがあった。でも、間違いだった。苦しかった。君からのいじめよりも。僕は、君の走馬灯を見ていた。君が主役だった。最後に一つだけ教えて。どうして、ぼくをいじめたの?
うちは、みか。前世の記憶があるの。今もまだ「俺」って呼んでしまいそうになる。俺は、確かに、あの子をいじめた。けど、仕方がなかった。神様が、俺に、「あいつは危険だ。」と助言されて、チャイムが鳴った後から、いじめ始めろって。俺は、つらかった。あの子が自死を決行して、俺は、すぐに死を選んだ。そうしたら、生まれ変わった。今度は、仲良くなりたいと思った。けど、やっぱり俺は、神には、逆らえないや。ごめん。最後まで、迷惑だったよね。また、会ったら、「ごめんね。」と言いたい。そんなんじゃ、足りないけど。
GRAVITY
GRAVITY4
もっとみる

おすすめのクリエーター