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転生

ゆうすけ
普通に初対面と何かするの
めっちゃ疲れそうだよねー
レンタルされる側が言うのも
良くないかもだけど💦
加納


りと
もう人間関係疲れすぎて安心して後腐れなくその瞬間だけ幸せになりたい...。
...さて誰にしよう))
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ウォーター
バウンティラッシュっていうゲームです!

ゴトー(と🐱)
「ご覧ください。可愛いでしょう?」
国の人は穏やかに言いました。
「しかしこの動物は、いま絶滅の危機にあります。人類共通の宝です。ですから我が国では、研究所を設け、保護と繁殖の研究を続けております」
海外の人々はうなずきました。なるほど、それは尊い取り組みです。
「もしよろしければ、みなさまもこの研究にご参加ください」
「参加費はいくらですか?」
「それはお気持ちで結構です。事情はそれぞれ違いますから」
しばらくして、ある国が研究への参加に興味を示しました。
すると国の人は微笑んで言いました。
「参加団体には、この動物をお貸しすることも検討できます。展示も許可しましょう。ただし一つ条件があります。我が国と貴国の関係が良好であることです。関係が悪いと、研究も交流も進みませんから」
「なるほど」とその国は言いました。
そして心の中で、こう考えました。
――逆に言えば、この動物を借りられている限り、我が国とこの国の関係は良好だと、誰の目にも映るということだ。
その考えは、口には出されませんでした。
出されることも、望まれていませんでした。
「ちなみに」とその国は慎重に尋ねました。
「他の参加団体は、どれくらいの“お気持ち”を?」
「そうですね……だいたい、これくらいでしょうか」
示された数字を見て、その国は少し黙りました。
「……それは、まるでレンタル料のようですね」
空気が、一瞬だけ冷えました。
「そのような考えの方には、お貸しできませんなあ」
国の人は静かに言いました。
「この動物は売り物ではありません」
「失礼しました。撤回します」
その国はすぐに言いました。
「研究への参加について、改めてお話を」
「よろしい」
国の人はにこやかにうなずきました。
「では続きを」
こうして今日も、白と黒のたいへん可愛い動物は檻の中におりました。国と国の関係がどうであるとか、“参加費”がいくらであるとか、ましてやそれがレンタル料に似ているかどうかとか、そんなことはその動物はまったく気にしていません。
ただ、“お気持ち”によって守られ、与えられた竹を食べ、穏やかに一日を過ごしていました。
その姿は、とても可愛らしいものでした。

にすくん

りん
はじめまして
dbd初心者です
フレンド募集してます
よろしくお願いします
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