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棚から
#かまいガチ

もるふぉ
どういう経路で階段踊り場、2階のてっぺんまで来るんだよ!?
しばらく安心して寝れんわ!
鏡越しに気づいたシチュエーションも、マジホラーだった😱
#ムシコワ

もるふぉ
(モルフォだけに)
『煙草雀』
あれが悪夢でなく現実に見たモノだなんて、私は今でも信じられません。
…それは、1Kのアパートで一人暮らししていた学生時代の、ある夏の夜のことです。
入浴を終え、猫の額ほどの脱衣スペースで体を拭き出したとき、突如「ブーン」とスズメバチかのような轟音とスピードとともに何かが頭上を通過したのが分かりました。
反射的に居間へ一旦避難した私は、すりガラス越しの視界から状況の把握を試みましたが、メガネは脱衣スペース奥の洗面台周りに置いてあるのでした、よりによってさっきの羽音の進行方向の。
目にはコンタクトレンズ、片手に殺虫スプレーを構えたとはいえ、バスタオル一丁ほぼ全裸という、スズメバチ相手ならなんとも心許ない装備のまま、現場を見通せる角度まで、ジリジリと細長い廊下を進んでいきます。
すると、脱衣スペースへの曲がり角から覗いた私の斜向かいに待ち受けていたのは、クトゥルフ神話さながらの光景でした。洗面台左手の白い壁2mほどの高さに、褐色の縦長三角形が張り付いていたのです、およそ板チョコ大の……
(つづく…かもw)
#ムシコワ

もるふぉ
『煙草雀』❷
(…え………??…
まず、周りにもスズメバチとかは見当たらないな…。
こんなデカい虫がいたとして、あんな機敏に飛べるかな…)
(あ、これ、体の厚みからすると、ひょっとして鳥さん?
でも形は完全にスズメガのそれ…。
いや、虫の図鑑でこんなの見たことないわ!)
(あ…私、心の病気になっちゃったんだわ…。
これが幻覚ってやつか…)
しかし、何度見直しても、「それ」がそこにいるのは明らかです。これは向き合わざるを得ない、現実なのです。
まず殺虫剤を撒くにも歯ブラシ等の真上からは「それ」を移動させたく、軽く丸めたチラシを投げつけ脅かしましたが、ビクともしませんでした。
仕方ありません。こんなに大きいと殺める罪悪感もなかなかのものでしたが、覚悟を決めて、長めに一発噴射!
「……」不気味な間を少し置いたのちに、バタつき始め。と思いきや平静を取り戻し。それを何度か繰り返し…。身体がド級に大きい分、反応は鈍く長い戦いとなりそうです。
私は、とばっちりを恐れ居間へと移り、「バタバタ…」と断続的にのたうち回りながら弱っていくであろう相手の様子を気長に伺うことにしました、音だけを頼りに。
ところが間もなく、羽音は様相を変えたのです。巻き舌のように小刻みに、扇風機の前のような反響を伴って
↓
↓
↓
「ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル…!」
#ムシコワ
