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怒りは絶望を越える

怒りは絶望を越える

???
前にLINEは機内モードで見れば既読つかないってネットで見たのに通信状態に戻したら通知とか1とかないから相手から見て既読になってる、、??
え???幻???地球の7不思議やん
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空

画面ブラックアウトしたスマホとか
カメラ起動して自撮りモードにした時に
よく思うこと

誰だこのブス男
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リュウ

リュウ

スマスロ閃乱カグラ、時間無いから勝ち逃げ
あと3時間あればもう一週行けた。
取りきれないよりかは即やめのほうがいいや
かぐらモードのおかげでフリーズ失敗しても破壊力あるの良い。遅いけど
時間がなぁ
今回は5スロじゃなく20スロだから結構勝った。万枚行きたかった
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社会問題‼️5歳✌️

社会問題‼️5歳✌️

今ヲレ無敵モード。
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誤条悟

誤条悟

架空エッセイ企画シリーズのうちの一編です。

カーテンコールはまもなく 

第40回 洗濯物に御用心



 今日も風が強いですわね。



 年寄りになるとやることもありませんから、室内で探偵小説を読んでいたんです。意外ですって?ロマンス小説がお好きだと思った?いいえ、わたくし自身が波乱の恋の連続でしたから、そういうのはもういいんです。登場人物の粗探しばっかりしちゃいますから。元々は純文学や哲学書が好きなわたくしでしたけど、さすがにもう人生に悩むような年頃じゃありませんし、今は気楽な探偵小説がよいんです。





 そうして今日も、のんびりと物語の中の事件の推理を楽しんでいましたら、嵐のような音が聞こえてくる。びゅうううう。びゅうううう。なにかあったのかしら?とちょっと、不安になって重い腰を上げて、窓の方まで行き外の様子を見てみれば、太陽がぎらぎらと照り付ける眩しいくらいのあざやかな快晴。でも、風だけが強い。こんなに風が強いと、洗濯物も飛ばされてしまうんじゃないかしら? そんな心配をされる方も多いんじゃないかしら? 勝負下着が風に吹かれて、殿方が住むマンションのベランダまで飛んでいってしまったらーー



 わたくしにもそんなハプニングが昔ありましたのよ。風に飛ばされたのはわたくしの下着ではなかったですけどね。



 それはわたくしが上京し、短大に通いながら、小さなアパートで一人暮らししている時の話です。その日も風の強い日でしたわ。洗濯物飛ばされていないかしら?と、ベランダに出てみたら、わたくしのものは無事でした。でも、よく見たら、洗濯物が絡み合うように、見覚えのないTシャツや靴下、男性用のブリーフが貼り付いている。まあ、いやらしい! と思って急いで、それらの男性物の洗濯物を引っぺがしました。どうやら、あまりの風の強さにわたくしの部屋にまで飛んできたみたいです。困ったものね、これ、どうしようかしら? 黙って捨てちゃおうかしら? と思ったところで、飛ばされてきた中のTシャツの柄に見覚えがあったんです。ディズニーのキャラクターがプリントされたTシャツでした。



 わたくし、その頃カフェで女給のバイトをしていたんです。当時はわたくし目当ての男性客が連日通い詰めるなど、まあ華やかな青春時代の一幕といえば、そうなんですけど、今日の本題はそうではありません。ひとり変わったお客様がいたんです。歳はわたしよりひと回りくらい上でしょうか?ボサボサの髪に、剃り残しの髭跡。でも、不思議と少年のようなあどけない顔立ち。コーヒー一杯で長時間粘り、真っ白な原稿用紙を前に腕を組んで目を瞑りながら、ウンウンと唸り、急になにか閃いたのか、くわっと、目を見開いて、原稿用紙と接吻を交わすのかと思うくらいに近付いて、くらいつくように力強い筆致でガリガリと一行、二行、とマスを埋めていく。アイデアを出し切ったのか、鉛筆を持った手が止まり、代わりにコーヒーをひと口だけちょびっと飲み、その甘み(角砂糖を大量にぶち込んでいたのを見たんです)を確かめるように、一回頷いたあと、またもや腕を組んでお悩みモードに突入する。よく見ているなですって? だって、わたくしのことを気にも止めず、原稿用紙だけを見つめているんですもの。なんだか気になっちゃって観察してしまうんです。変な人でしょう。その変な人がいつも着ているTシャツがディズニーキャラがプリントされたTシャツだったんです。



 飛ばされてきたディズニーさんの洗濯物は改めて洗濯してさしあげて、翌日もまたカフェにいらしたその人を観察してみます。今日は別のキャラクターTシャツを着ていました。ディズニーキャラではありませんでした。でも、やはり海外のカートゥンアニメのキャラクターTシャツでした。アニメが好きなんでしょうか?そんな彼、相変わらず、原稿用紙を前に悩んでいるのですが、今日はいつも以上にそわそわしています。あんな変わり者でも、やっぱり飛ばされた洗濯物の行方は気になるんですね。わたくしは、ディズニーさんのコーヒーのおかわりを持っていく振りをして、彼のテーブルの元へ行きました。

「おかわりですか? いや、僕は注文していないんで、なにかお間違えでは?」

 淡々と答える彼でしたが、わたくしの次の言葉を聞くと顔色が変わったのです。



「コーヒーのおかわりはサービスですわ。ひとつお聞きしてよろしい? ミッキーとスヌーピー、どちらがお好みなんですか?」



「スヌーピーは谷川訳が素晴らしいんですが、、、やっぱりミッキーかなあ。幼いときに観た『ファンタジア』が素晴らしくて……あれを観て、ぼくも将来はなにか人を感動させるなにかを作りたいと思ったんです」



 そこまで言って、ディズニーさんは「ちょっと言い過ぎたかも」とはにかむような顔を見せました。



「そんな大好きなミッキーと今日は一緒じゃなさらないのね」



「はは、いやあ先日の強風で、風に飛ばされてしまったんですよ、お恥ずかしい限りで。いったい、どこに行ってしまったのやら」



「あら家出なされたの? 嫌われてしまったのかしら? ……なんて、ミッキーさんはわたくしの部屋に寄り道しておいででしたのよ」



 そうして、わたくしは彼に柔軟剤の匂いを身にまとったミッキーさんたちをお返しして差し上げたのです。ブリーフまでフローラルな香りに包まれているのを見て、さすがにディズニーさんも面食らっていましたわ。



 これが後にミステリー作家となる彼とわたくしの出会いになったのですが、、、



 彼とわたくしが、そのあとどうなったかは、、謎解きはまた後にしましょうか。あなたもミステリアスな女のほうがお好みでしょう? なんてね。
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