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アクア−Devil

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終わりの始まり
ある日の午後、カフェでコーヒーを飲みながら、友人のユウキとヒロキが地球の歴史について話していました。

「そういえばさ、この間テレビでペルム紀末の大量絶滅の話をやってたんだよ」と、ヒロキが切り出した。

ユウキはカップを傾けながら、「あー、なんか聞いたことあるような。でも、具体的に何がすごかったんだっけ?」

「それがさ、もう尋常じゃなかったらしいんだよ。地球上のほぼ全ての生命が消え去ったって言ってた。海では95%以上、陸上でも70%以上の種がいなくなっちゃったって」

ユウキは思わずコーヒーを吹き出しそうになった。「え、95%!?そんなに!?どうしてそんなことになったの?」

ヒロキはスマホを取り出し、画面を見せながら説明した。「諸説あるんだけど、一番有力なのはシベリアン・トラップっていう巨大な火山活動らしい。ロシアのシベリアで、とんでもない規模の火山噴火が何百万年も続いてたんだって」

「何百万年!?それ、噴火っていうか、もう地球が熱湯風呂みたいになってたってこと?」

「まさにそんな感じだよ。大量の二酸化炭素や硫黄化合物が放出されて、地球の気候がめちゃくちゃになったんだ。まず、温室効果で地球全体がすっごく暑くなった。海水の温度も上がって、酸素が減っちゃったらしい」

ユウキは顔をしかめた。「酸素が減るって、魚とかどうなるの?」

「酸欠だよ。さらに、火山ガスで酸性雨が降ったり、オゾン層が破壊されたりした結果、陸上の植物も枯れて、それを食べる動物もいなくなった。食物連鎖がボロボロになったんだ」

「うわー、想像するだけで恐ろしいね。人間が今生きてるのも、あの時生き残ったごくわずかな種の子孫ってことか」

「そういうこと。だから、地球の歴史って、生命が何度も危機を乗り越えてきた証なんだなって、なんか感動しちゃったよ」

ユウキは遠い目をして言った。「私たちも、いつかまたそういう絶滅の危機に直面するのかな?」

ヒロキは少し考えてから、「うん、可能性はゼロじゃないだろうね。だからこそ、今の地球をもっと大切にしなきゃって思ったんだ」

二人は静かにコーヒーを飲みながら、遥か昔の地球で起こった壮絶な出来事に思いを馳せていました。

この物語が、ペルム紀末の大量絶滅を身近に感じてもらうきっかけになれば嬉しいです。
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