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ちと

デカ太郎
道の駅でお洗濯したらダメダヨ‼️🤣💕❤️💓✨



サバヲ

taka💪😤
夜中の2時、大学生の亮はイヤホンをつけたままベッドに横になり、寝落ち用にとYouTubeで「8時間耐久・雨の音」という環境音を再生した。
ザァァァ……ザァァァ……
心地よいノイズにだんだんと意識が溶けていく。
——ザァァ……カサ……ザ……ァ……
ん?今、何か混ざった?
一瞬、か細い「声」のようなものが聞こえた気がした。
気のせいだと思い、そのまま目を閉じる。
——ザァァ……ィ……ザァァ……コッチヲミテ……
……え?
一気に目が覚めた。イヤホンを外そうと手を伸ばした瞬間、
「ダメダヨ」
耳元でハッキリと囁かれた。
その声はイヤホンの外から聞こえた。
ゾクリと背中が冷たくなる。
怖くて動けない。呼吸すら止まりそうになる。
するとまたイヤホンから音が流れ始めた。
——ザァァァ……ジャマスルナ……モウスグコロス……
「やめて……」
震える声で呟いた瞬間、
部屋の外。廊下で足音がした。
ギ……ギ……ギ……
ゆっくりと、こちらに近づいてくる。
イヤホンからは相変わらず雨の音。
——ザァァァ……ニゲラレナイヨ……
ドアの前で足音が止まった。
次の瞬間。
ガンッ!!!
激しくドアが叩かれた。
亮は思わず悲鳴を上げた。
「やめてっ!!」
………
………
しん、と静まり返った。
足音も、イヤホンの音も止んでいる。
助かった……?
そう思った瞬間、
背後のベッドから、誰かの呼吸音が聞こえた。
スゥ……ハァ……スゥ……ハァ……
ゆっくり、振り向くこともできず、ただ固まる亮の耳元で
「あの音、もう一回流して」

