【男はつらいらしいよ1】※これは過去の婚活をまとめた「まる婚活」シリーズの続きになります。過去投稿はこのアカウントをフォロー →#まる婚活 からご覧ください※「あなたはいいですよね。 胸を出せばいいだけなんだから」お見合いをして、デートをした相手にそう言われた。『…』彼は続きを訴える。「はぁ~! 男は損ですよ! 婚活は女性の売り手市場だから、 男ばっかり頑張らないといけない。 女性は胸を強調した服を着て、 愛想振りまいて笑って、 相手を選ぶだけでいいんだから羨ましい! 俺だって選ばれる立場になりたい!! 女性にお膳立てしてもらって、 会話をリードしてもらいたい!! 奢ってもらいたい!! レストランでお水を入れてもらいたい! 何で男ばっかりこんな目に合わなきゃいけないんだ! お見合いの申し込みしては何度も断られる! 女は良いなぁ!生まれた性別が違うだけでこんなにも違う! 俺も女に生まれたかった!!」コッコは突く様に愚痴った。「どうして男ばっかりこんな目に合うんでしょうね!? 俺が何をしたって言うんでしょうね!? 男は女の年収を気にしないのに、女は男の年収も顔も気にする! ブサメンで収入も高くない俺はどうしたらいいんでしょうね!?」『…』下を向きながらグチグチと喋った彼。その目線は下から上へと動いていった。少し、睨みつけているようにすら感じる。「本っ当に女性はいいですよね。 全部男にお膳立てしてもらって」『…』「俺、姉がいるんですけどね、 本っ当に、つくづくそう思います。 男ってだけで、いつも不利益。いつも雑に扱われる。何でも女ばっかりが優遇されるんだ」『…』彼は皮肉めいた口調で言った。「女性はそのおっきい胸を出せばいいけれど、 男が胸を出したってただの変態ですよ」彼の目線が下から上にあがったのは、私の、胸、を見ていたから、だった。「胸。」ゾワァッ・・・・!!!!全身に鳥肌が立つ。補足しておこう。私は控えめに言ってぽっちゃり体型である。つまり胸がデカい。というか、足も腕も、顔も、全てがデカい。だって全身が脂肪の塊なんだもの。コッコは間違いなくデブ好きであった。※続きはフォロワー限定公開になります