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こっぺぱん

こっぺぱん

きょうのへき
普段めっちゃ目でかくて可愛い子が
寝起きとかで目細かったりジト目のやつ
惚れる。

#今日の癖
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えいえい

えいえい

ジト目なでっくんを推したい。
#ヒロアカ #イラスト
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まつぴら🎭

まつぴら🎭

眠そうな表情にしようとしたけど、何故かイタズラっ子っぽい表情になってしまってる〜!?どうしてなの〜!??ジト目じゃなくて良かったかも😭
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みずい

みずい

清水家のお殿様の体調悪そうな感じがリアリティあったなぁ。
目を開けているのも辛いんですっていう、ジトっとした感じ……
#大河べらぼう
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GRAVITY4
く

#花彩命の庭 #初投稿 #タスク

『花彩命の庭 ― 花咲き見習いと暴れん坊スプライト』

ルイは町でも有名な“落ちこぼれ庭師”だった。

植木鉢に種をまけば枯れる。
水をやれば泥になる。
手入れをすれば大惨事。

それなのに、なぜか本人は堂々としていた。

「俺、いつか伝説の庭《花彩命の庭》を咲かせるんだ!」

周りは笑っていたが、本人は本気だった。

そしてある日、ルイは偶然見つけてしまう。
古い森の奥で、まばゆい光を放つ門を。

「これって……まさか、本物の……!」

興奮のあまり踏み込んでしまった瞬間——

「いったぁぁぁああ!!」

何かが頭に激突した。

見れば拳ほどの小さな生き物が、
ルイの髪にしがみついていた。

羽を生やした小さな生き物。
いたずらっぽい目をしている。

「ちょっとぉ! 誰の庭に勝手に入ってんのよ!!」

「えっ、庭!? ここが花彩命の庭!?」

「そうよ!! しかもあたしが管理してるんだから!!
名をフローラという!! 偉大なるスプライトよ!!!」

やたら態度が大きい。

ルイは勢いのまま頭を下げた。

「ご、ごめん! でもどうしても入りたくて……
俺、この庭を見つけたら花を咲かせるって!」

フローラはジト目でルイを見つめた。

「落ちこぼれ庭師のくせに?」

「そんなに有名!?」

「悪い意味でね!」

しかしフローラはひょいと宙返りすると、
ニヤリと悪戯っぽく笑った。

「まぁいいわ。
あんた、面白いから特別に試験してあげる。」

「試験!?」

「そ。花彩命の庭はね——
“使用者の心を見て花が咲く”の。
だから、心がぐにゃぐにゃしてる人間だと、
とんでもない花が咲くのよ。」

「とんでもない花って……」

フローラはポンと手を叩いた。

周囲の花が一斉にぐにゃりと形を変えた。

ハート形の茎、
燃えるようなトゲ、
なぜか飛び跳ねて逃げる芋虫のような花……

「な、なにこれ!!?」
「さっきあんたが庭に入ったときの心を映した花よ。」
「俺の心どうなってんの!?!?」

フローラはお腹を抱えて笑った。

「ほら、やっぱり落ちこぼれじゃない!」

「まだ何もしてないのに評価がひどくない!?」

そんなやりとりをしながら、
ルイはフローラの指導で試験に挑むことになった。

課題はシンプル。

——『庭の中心にある“心の泉”で、自分の花を咲かせること』。

泉までの道は、
ルイが一歩進むたびに花が爆発したり跳ねたりする。

「あんたの心、落ち着きなさすぎじゃない?」
「初対面のスプライトが頭突きしてくるからだよ!!」

言い合いをしながら進むほど、
花は少しずつまともになっていく。

やがて泉にたどり着いたとき、
フローラはふわりと静かに言った。

「じゃあ……あなたの“本当の願い”を見せて。」

ルイは目を閉じた。
ただ一つ、昔から抱えていた想いが胸に浮かぶ。

——“綺麗な花で、誰かの心を救いたい。”

その瞬間。

泉の上に、
ひとつの花が咲いた。

淡い光をまとい、
空の色と大地の色が重なったような、不思議な色。

フローラが目を瞬かせる。

「……ルイ。
あなた、本当に落ちこぼれだったの?」

「いや……自分でもよく分かんない……」

「これ、花彩命の庭でも滅多に咲かない“心花”よ。
あんた……本当に優しい心してるんじゃない?」

ルイは照れくさく笑った。

「フローラのおかげだよ。
お前がバカみたいに騒ぐから、逆に落ち着いたというか……」

「だれがバカよ!!!」
「痛っ! なんで殴るの!?」
「虫が止まってたの!」
「いないよ!?」

庭に、明るい笑い声が響いた。

花彩命の庭は、
誰かの心がふっと軽くなる瞬間を
一番美しく咲かせる庭だった。

泉に咲いた一輪の心花は、
その証のようにゆっくりと輝いていた。
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