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かも
深夜だし猫の真似でもするか…。
ミ゛ーンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ーーーン
ジジジッ…

いちです。
くまきち
がたんと ごとんと
夜を行く 列車の鼓動にゆられ
わたしは天井を見た
誰もなにも言わずに 座っている
眠ってしまったような、、、
ジジジッ 電灯
ああ お前もそろそろか
もうすぐ わたしも帰って眠るぞ
瞼を閉じれば よみがえる
下手をうったな ばかばかしい
ジジジッ 明滅
ほころぶように ひかるなお前は
今日の小さな失敗を
笑ってやって くれるのか
がたんと ごとんと
夜を行く 列車の鼓動にゆられ
じわりと夜は更けていく
わたしは街の明かりを見た
そうだな
駅に着いたら 煙草を買おう
身に帯びた 重たいなにもかも
けれど 捨て去ってしまわぬよう
熱い煙を吐いて 気を済ますのだ
しのつく夜の空に 浴びせた
白い吐息は きっと そうきっと
ぼあぼあと 生まれたての幽霊になる
そうしてわたしは 帰って眠るのだ
ジジジッ
がたんと ごとんと しても
誰もなにも言わない
ただただ列車は 夜を行く
ほほえみ🌸*゜
不定期にジジジッて音がするの。
外から虫が侵入しようと
(もしくは入ってしまったから脱出しようと)
もがいてる羽音にしか聞こえなくて
かなり恐怖:( ˙꒳˙ ):
この季節にそんな大きい虫いないだろうと
思いながらも、もしそうだとしたら
羽音的にかなり大きそうだよ…。
どうしよう( ; ; )

きよ₍˄·͈༝·͈˄₎ 🐾
風があるぶんましなんかなぁ
また全身真っ黒やらかした笑笑
黒大好きな人やと認識されそう[やば]
てか玄関出入りするたびにセミが突撃してくるのなに[大泣き]
そっと動いてるのに向かってくるの無理すぎる[大泣き][大泣き]
私の姿見つけたらジジジッてもう来る気まんまんなんやけど( 'ㅂ')ヒッ
泡沫
アブラゼミが迷い混んで、ジジジッと混乱していた。
近くにいた人たちは蝉の近くから退避してた中、
1人の短パンスーツなダンディおじが蝉に近づき、
素手でセミを捕まえて、外に放した。
私は勇敢なおじに感動して、1人拍手してたんだけど、周りは「え...何があったの?」という素ぶり。
おじは慌てず化粧室に向かい消えていった。
すぐに逃げた若者よりも、100倍カッコよかったで、ナイスおじ!

ゆぬ450MHz
#イラスト
”夏の蝉、”
夏の中盤、暑い朝とともに目覚める。
外は37度後半。そうテレビは言っている。
もはや体温そのものじゃないかというツッコミは置いておいてこの夏を満喫しようと外に出る。
暑い。暑い。暑い...
それ以上に出る言葉が無い。いや、もはやしゃべることも考えることも億劫だ。
そういいつつも住むマンションの階段を下りる。
暑さに耐えきれないのか皆外を出歩かない。
外に響くのは車の音と隣のスーパーの室外機の音だ。
あとそれに近くの公園の蝉が鳴いている。
それくらいだ。
階段を下りていくとふと小さな落とし物が目に入る。
誰かが折り畳み傘を落としていったのだろうか。
小さな落とし物はわたしが近づくにつれて徐々に大きくなる。
そういえば眼鏡をかけ忘れていた。
近づくとそれは小刻みに震えていた。
何かの機械だろうか。
ああ、そういえばイヤホンをしていたのだった。
イヤホンを外すと猛烈な勢いでそれは自我を主張した。
"ジジジッ"
アブラゼミだ。
夏も終わりが近づいていた。
蝉はそこでコンクリートの壁から落ちてずっとひっくり返っていたようだった。
暴れる蝉に手を近づけてつかみ取る。
長い間暑い中にいたからか、飛ぶ時間が長かったからかすこし疲れているようにも見えた。
どうせ1週間の命、別にそのままでもよかったが気がよかったので手持ちのミネラルウォーターをかける。
室内においたまま冷蔵するのを忘れていたが、それでもそこらの側溝の水や池の水よりいくらかは冷たかった。
水を受けた蝉は我に返ったかのようにばたばたと羽ばたこうとしはじめた。
もういい、もういいから放してくれ。そう言わんとばかりに。
手を離すと蝉は勢いよく飛び出した。
壁に激突し、電柱に激突し、どこかへと飛び去って行ってしまった。
ああ、コンビニに昼食を買いに行かなければ。
こんな暑い中でも腹は減るのか。
そう思いつつもコンビニに行き、家に戻る。
当てにならない天気予報はこの日も当てにならなかった。
まさか突然に通り雨が来るとは思わなかった。
愚痴をたらたらと言いつつ階段を上り、その濡れた服で家に戻る。
玄関を開けて室内に戻り、買ってきたカップ麺にお湯を入れる。
珍しくいいカップ麺を買ってきた。
今日はなぜか割引のシールが貼られていたし、それにエントランスの自室の郵便受けに割引券が入っていた。
5分をセットし、椅子に座ってスマホを弄る。
"ピンポーン"
玄関の呼び鈴が鳴る。
スマホで通販サイトを、メールの受信ボックスを確認して注文をしていないか確かめる。
別に何も頼んではいなかった。
"ピンポーン"
水道代か電気代か、はたまた通信料か、そう思いつつも玄関に行く。
のぞき窓から見るとそこには少年が立っていた。
髪型はショートで少し斑な濃い茶色と薄い茶色は何か夏の虫を連想させる。
"ええと、宅配です!宅配!"
何も頼んだ記憶はないが彼はそう言っている。
親の仕送りかそれとも、ただ彼をそんな長く待たせる気もなく、それに彼が悪いことを考えているわけでもないと思ったのでそのまま玄関を開けた。
"わ、わ!"
驚き気味に驚く少年は私の顔を見つめる。
後ろにはどこぞの○ber-Eatsのようなリュックサックを背負ったその子は後ろに回していた手を前に回した。
その手にはミネラルウォーターが握られていた。
"お、お水です"
この暑さで自分の脳がやられてしまったのかと思った。
水だけを注文する馬鹿がここにいたと内心自分を見下した。
苦笑いしつつ少年の手からミネラルウォーターを受け取る。
"あ、ありがとうございます!"
ふと疑問に思った。
感謝されるようなことはしていない。
何故感謝の意を伝えられたのかが分からず彼に尋ねようとしたが、彼の発言に遮られてしまった。
"す、好き...です!"
そういうと彼はその小さな体をぴょこぴょこと跳ねさせて足早に去って行ってしまった。

