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風来坊

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人生で最も美しい夜:完全なる自由と歓喜

—— 風来坊

昨日、長い未舗装路を車で走り、午後5時に黒石崖村に着いた。この村は桑干湖に面しており、現在はわずか2世帯しか住んでおらず、他の住民は1989年の大同地震後に次々と村を離れた。村の家々のほとんどは廃墟と化している。湖岸にほど近い草地にキャンプサイトを見つけ、テントを張り、折りたたみ椅子に座って秋の景色を楽しんだ。

キャンプサイトの周辺には玄武岩が広がっている。これは十数万年前の火山噴火で流れ出た溶岩が冷えて固まった、硬く緻密で表面に気孔のある岩石だ。

玄武岩に含まれる鉄やマンガンなどの金属元素が酸化作用により、岩石の表面に不均一に灰白色の層を形成している。それに黒い岩石の地色、乾いた苔が点在する橙赤色の斑点が加わり、石はことのほか愛らしい。遠くを見渡せば、淡黄の草地、視界を遮らない低木、細かな皺が寄ったような湖面、遠くに連なる山々が、壮麗な秋の風景画を構成している。

次第に空が暗くなり、月が明るくなってきた。広げたシュラフを羽織り、湖に向かって座る。対岸のキャンプサイトから歌が流れてくる。「あなたの浅い微笑みは、ウメピーゼリーのよう」という歌詞がかすかに聞こえる。街灯とその水面に映った影は、先細りの「i」の字のようで、湖面のさざ波に合わせて跳ね、まるで歌に合わせて踊っているようだ。

魚が水面から飛び出し「ポチャン」と気持ちのいい音を立てる。野鴨は「ガーガー」と鳴きながら、「パッパッ」と連続して水面を叩く。時折、遠くで犬の吠える声が聞こえる。夜間便も喧噪に加わり、空気を切り裂くような長い轟音を響かせる。頭上を南へ渡る雁の群れが時おり通り過ぎ、先頭の雁が「アーオ」と一声鳴くと、残りは「ジジジジ」と甲高い声で呼び交わす。それは船の汽笛のようだ。

二年間の一人旅で、孤独に慣れ、暗闇への恐怖も取り除かれた。二年前なら、この状況に内心ただ怖がるだけで、自然を感じることにまったく集中できなかっただろう。この夜、暗闇への恐怖は微塵もなく、ただ完全なる自由を感じ、この愛おしい夜に耳を傾けた。

午後10時、次第に寒さを感じ始め、テントに入り、シュラフをかぶってしばらく本を読んだ。外では時折、遠くで犬の吠える声が聞こえるだけだ。心にわだかまりもなく、物質的圧迫もなく、独りであるからこそ、この夜、完全なる歓喜を味わうことができた。頭の中が仕事のKPIでいっぱいの人が来れば、この夜の趣きを理解することは決してできないだろう。

何も気に留めず、暗闇への恐怖を克服した一介の閑人であるからこそ、このように美しい夜に、完全なる自由と歓喜を味わうことができるのだ。
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ぷぐこ

ぷぐこ

家の入り口にジジジジするセミいて1時間家入れなかった
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いもきち

いもきち

😱こわーい
玄関開けた途端にセミが入ってしまって大騒ぎ[目が回る]
柔らかいものは好きだけど💦💦

ジジジジいう固いものは苦手なのー[大泣き]

ヒグラシだったのかなぁ𓆦‪ෆ‪.*・゚
でも。。。嫌いなのよ[大泣き]

しばらく逃げてたけどヾ(゚д゚;)/≡💨
やっと外に出せた😭

もう嫌ー[大泣き]
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