かつて遠い宇宙の番人をしていた頃だった。私はそのとき8億42万歳とかなり若かった。微粒子レベルの責務を全うすべく私はシャクラハマの岡へ向かいひたすらに大腿骨の髄をほじくり返していた。そのとき存在しないはずのヤゲギミュジャの里が見えて私は幻覚なのか現実なのか区別がつかなくなってしまい、最終的な判決はジゾブビボフの禊へと誘うことなった。