学生時代、クセジュ文庫というシリーズが白水社から出版されていました。クセジュとはフランス語で"Que sais-je ?"と書き、「私は何を知っているのか?」という意味です。哲学者のミシェル・ド・モンテーニュの言葉でした。この言葉から、自分は何を知っているかなと自問自答が起こり、自分の知の限界を知り、自分は頭が良くないと自覚する次第であります。