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この一週間、さまざまなことを経験し、どうしても言葉にしておきたいと思ったことがあります。
少し長いですが、お付き合いください。[照れる]

※最初にひとつ質問です

客観的に自分を見たとき、
あなたは完璧ですか？
あなたの周りに、完璧な人間はいますか？

ここで言う完璧とは、精神論ではありません。
他者との関わり方、考え方、一人でいるときの心の動き、そういった現実的な部分の話です。

もちろん、今これを書いている自分も完璧ではありません。
なぜか？

それは、人間が“物理的な存在”である以上、完璧などあり得ないからです。

心は揺れ、ミスをし、身体は老い、消耗し、いつか散っていく。
そんな存在を「完璧」と呼ぶのは、どう考えても矛盾しています。
人間はDNAレベルで成長し、そして老いるように設計されているのですから。

※では本題に入ります

人間が完璧ではないとするなら、
Aのグループが正しい、Bのグループが正しい、

そんな単純な割り切りは、本当に可能なのでしょうか？

つまり、

「正義・正しさ・善悪」といった分類は、そもそも成立するのか？

という問いです。

私の答えはこうです。

生まれ持った価値観、育った環境、外部から受けた影響
それらが作る“仮面”は人それぞれで、
全人類に共通する正しさなど存在しない。

似たような仮面をかぶる人々はいます。
集団をつくり、力を持ち、社会を動かすこともできるでしょう。
でも、それはあくまで仮面の集合体にすぎません。

“国”という単位で善悪を語るとき、
私たちはただグループを束ねて「良い」「悪い」と並べ替えているだけです。

※「じゃあなんでもアリなのか？」という疑問について

当然、そう思う人がいるのもわかります。
国を基準にする限り、争いはなくならないでしょう。

ですが、個人がその枠に気づき、意識するようになれば、未来は変わりうると私は思っています。

歴史の話を持ち出す人もいるでしょう。

けれど、自分の国が「真っ当な成長」をしてきたと言える国は、
攻め続けられた国や、一度も抵抗しなかった国を除けば、ほとんど存在しません。

「力・金・資源」を“安価”に手に入れるために残虐なことをし、
のちに正義を語る、そんな歴史は数えきれません。

世代交代が繰り返されても、
文化にも歴史にも、その痕跡はしっかり残っています。
そして、私たち自身にも見えない形で刻まれています。

暴力が暴力しか生まない、とはこのことです。

※クオーターとしての視点から

私はクオーターとして複数の文化と歴史を見てきましたが、
誇れる過去はほとんどありませんでした。

真っ当に生きようとした人々が、
上の指示ひとつで命を散らす。
「家族のために」と言うけれど、
上に立つ人間は、それを“人生ゲーム”のように扱っている
そんな構造に気づいてしまったからです。

もちろん、「良いことだってあっただろう」と言う人もいます。

けれど、それは
“共有”や“共存”という言葉の本質を理解できていないのかもしれません。

奪ってから成長するのではなく、
一緒に成長する道だって、本来はあったはずです。

※過去は変えられない。だが未来は変えられる

過去の歴史は書き換えられません。
でも、未来を選ぶことはできます。

その力は、あなたという“個人”が持っています。

長い文章になりましたが、
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。[照れる]

#哲学　#生き方　#国

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