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ほらが

yukatan
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六歳くらいのとき、まだ一歳くらいの弟と先に寝室で眠ってて、大雨降ってる夜だった。
窓を開けて寝ていたんだけど、外から雨音に混じって火がついたように泣く赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきて怖くなって、下の階にいた親に言いに行った。けれど、ネコが鳴いてるんだよとしかいわれなくて、仕方なく二階に戻った。
怖くなって電気つけたまま、親を待ったけど、なかなか来ない親。
強くなる雨音と赤ちゃんの鳴き声。
それにまじって、階段の方から、ガシャ…ガシャ…という音と一段ずつ上がってくる足音が聞こえてくる。
うちの階段、たしか13段だったな…と思い、数えて階段のほうを見つめてたけど、11段くらいで怖くなって、弟を引き寄せて布団をかぶった。
13段目を上り切った音のあと、しばらく音がしなくなって、大丈夫かな?と思ったら、
枕元に置いてた時計のあたりでガシャガシャガシャ!!!とよく鎧がガシャガシャ鳴るような音が。
怖すぎて気絶して、気がついたら次の日の朝になってた。
なんだったんだろ。
