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でかい主砲に加えて、上の砲や右下、左下の砲もガコンガコンと展開するかも?

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嫌だって人もいるけど、男女問わず電車とかでよっかかって寝られると謎の安心感ってあるよね
アクア−Devil
トマくんは町でいちばんの工作好き。
毎日、古いネジやバネを集めては、コツコツとなにかを作っていました。
ある日、トマくんは大きな机の上で、真剣な顔をしています。
「これでよし……あとはスイッチを入れるだけ!」
机の上には、ガシャンと音を立てる大きなロボット。
鉄の手足に、不思議なアンテナ、そしてちょっとテキトーに描いたような顔。
でもトマくんにとっては最高の作品です。
「名前はまだないけど……トマ製ロボット、発進だ!」
カチッ。
スイッチが入ると、
ロボットはゆっくり、そしてぎこちなく動き出しました。
「ガコン……ガコン……!」
重たい足音を響かせながら、一歩一歩前に進みます。
「よし行ったぞ!」
トマくんはガッツポーズ。
見守っていた友だちのヒラタくんやほかの仲間も、
「がんばれー!」と声をあげます。
目標は町の広場に現れたモンスター。
大きな体でうなり声をあげています。
「うおおおん!」
ロボットは「ガコンガコン」と音を立てながら、ゆっくりと向きを変えます。
その姿は、まるで戦士のよう。
「おお、モンスターに向かっていった!」
みんなが大喜びしました。
ところが……。
「あれっ? なんかおかしいぞ?」
トマくんが目をこらします。
ロボットが進んでいく先には……モンスターではなく、ヒラタくん!?
「ちょっと待って! こっち来てるぞ!」
ヒラタくんは大慌て。
「ガコン……ガコン……」
ロボットは止まらず、まっすぐヒラタくんのほうへ進んでいきます。
「ああああああ!」
みんなが声をあげました。
トマくんは頭をかかえます。
「やばい! 右折と左折の回路を間違えてつないでたんだ!」
だからモンスターに行くはずが、
ヒラタくんのほうへ進んでしまったのです。
でも、ロボットは気にしていません。
テキトーに描かれた顔で、にこりともしていないのに、
どこか楽しそうに「ガコンガコン」と音を響かせます。
「どうしよう!? このままじゃヒラタがぺしゃんこに!」
仲間たちは大あわて。
ヒラタくんも必死で走ります。
「まって! ちょっと! 俺を狙うなぁぁ!」
モンスターも、そんな光景を見てぽかん。
「うおおん……?」と首をかしげてしまいました。
トマくんはあせりながらも、ふと気づきました。
「そうだ! 回路はまちがえたけど、まっすぐ進むのは得意なんだ!」
そこでトマくんは大声で叫びました。
「ヒラタ、モンスターの方に走って! ロボットを誘導するんだ!」
ヒラタくんは半泣きになりながらも走ります。
ロボットは「ガコンガコン」と音を響かせ、
そのままヒラタくんを追いかけます。
ヒラタくんが急に横へ飛ぶと――
ガコンガコン!
ロボットは勢いのまま、モンスターにぶつかりました。
「ドガァァァン!」
大きな音が広場に響きます。
モンスターはびっくりしてよろけ、
そしてどさりと倒れてしまいました。
「やったぁぁぁ!!」
みんなが大歓声をあげます。
トマくんはほっと息をつきました。
「ふぅ……回路は間違えたけど、結果オーライだな」
ヒラタくんは汗だくになりながらも笑います。
「もうちょっとちゃんと作ってくれよ〜!」
でも、テキトーな顔のロボットは、
何も言わずに「ガコンガコン」と歩き続けていました。
その音は、まるで「次はどこへ行こうかな?」
と考えているようでした。
おしまい。

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*️⃣ご飯はほぼ旦那作です私ではありません
好きな様にやらせてくれ
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