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りら🧸🐼

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@有田柚陽
カシワぁああああ!!!お前ほんといいやつ!!!!🫵🏻🫵🏻🫵🏻
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とりの

とりの

じょばちゃとのだちゃのアクスタ集めてカシワ〜てやりたいよ私は(両方いない)
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ぬこぱ

ぬこぱ

セリ鍋をよめが作ってくれたんだけども、セリの仕入れ量が少なすぎて、味が濃くなったからと、十割そばを茹でて漬け汁にして食べたんだけど美味すぎて泣いた。
生姜と醤油と鰹出汁、そこにセリとカシワ(鳥肉)に柚子を添えて。年末の江戸の味って感じ。もう年を越えそうだ。
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おかの

おかの

551は豚まんな?
肉まんってあんた牛肉入ってないやん。

肉→牛肉が当たり前やから大阪本拠地の551ではあえて豚まんって言ってんのよ。
鶏肉はカシワていう。
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たー🌈

たー🌈

「読書の秋」ということで読書の楽しさを紹介するね〜📚️

“熊撃ち名人”を襲った手負いヒグマの恐怖などが克明に綴られた名著『 羆(ひぐま)吼(ほ)ゆる山 』(今野保著)より

 三石(みついし)川を十キロあまり遡ったところに幌毛という部落(現在の富沢)があった。その幌毛に、熊撃ちの名人と呼ばれた大友さんという老人がいた。大友さんの家は幌毛の部落でも一番奥の方で、三石川の流れがそこから先で狭まるところに立っていた。老人は一人暮らしであったので、畑を少しばかり作って野菜や豆類などを育て、水田も少し耕作して自家用の米を不足のない程度にたくわえていた。

 そんな農作業の合間をみては、古い村田銃の二十八番を背に山歩きをするのが老人の唯一の楽しみであった。冬の農閑期には、毎日のように三石川の奥まで足を運び、獲物を狩っては換金して、あまり不自由でない暮らしをしていたようであった。

 当時、日高の山では、どこへ行っても羆(ひぐま)の足跡が見出され、その姿を目にすることも屡々(しばしば)であった。老人は、そんな山に入って毎年のように二、三頭の熊を撃ちとるので、部落の人たちからは、「熊撃ちの名人だ」ともてはやされていた。

 秋の穫り入れもたけなわのある日のこと、隣りの主人が大友さんを訪ねてきて、

「大豆畑が荒らされているから、ちょっと調べてみてほしいんだが」

 と言った。

「畑が荒らされているって、どんな具合いにかね」

「うん、大豆のニオが一部こわされて、バラバラになっているところがあるんだよ」

「そうか、足跡はついてないのか」

「うん、ハッキリとは分からないけど、シカでないかと思うんだ。シカだったら、一晩であの畑ぐらい荒らしてしまうべもよ」

「そうだな。よし解った、すぐ仕度して行ってみるよ」

 そう約束して主人を帰した老人は、銃の準備をしてから、その大豆畑に行ってみた。畑の縁についていた足跡は、思ったとおりシカの足跡で、大きな牡のものであった。この牡ジカが群れのボスであったなら、今夜あたりは沢山の牝を引き連れてやってくるかもしれない。そうなれば、せっかく丹精して作ったこの大豆は、それこそ、ほんの一晩で喰い荒らされてしまうだろう。これは、ほうってはおけないな、と老人は肚を決めた。

 その頃、シカは保護獣に指定されていて、おおやけには捕獲することができなかったが、作物などに被害を与えたときなど、有害獣として射殺されることもたまにはあった。

 畑の大豆は、カラカラに枯れると根付きのままで引き抜かれ、ニオに積み上げられてさらに乾燥させられる。この大豆を好んで食べにくるのがキジとシカで、エゾノウサギもまた、よく現われた。

 その日の夕刻、ニオに積み上げる作業をしていた人たちが帰った頃を見計らって、大友老人は銃を取って家を出、畑の縁近くにある豆ニオの根方に坐り込んで、また出てくるであろうシカを待った。

 夕陽が山の端に沈むと、辺りはしだいに宵闇に包まれてゆき、見通しははっきりとは利かなくなった。老人は、一頭の牡ジカが多くの牝ジカを引き連れて闇の中から現われる有様を思い浮かべながら、耳をすましてその気配を窺っていた。

 突然、パリパリと、豆殻のはじける音がした。さっと銃を手に取り闇の向こうに目をこらした老人は、二十メートルほど先の豆ニオのそばに、夜目にも黒く、ぼーっと浮き出た大きな獣の姿を見た。

 すでに弾込めのできている村田銃を肩に付け、その黒い大きな獣の真ん中に狙点を定めて静かに銃把を握りしめた。ダーンと銃声が闇を切り裂き、一瞬のうちに獣の影は消え、かすかに小笹の触れ合う音がした。

 二弾目を薬室に送ってから、老人は豆ニオのところにゆっくりと近づいていった。やはり、獲物の姿はそこになく、ただ豆ニオだけが黒い影となって立っていた。

 暗い藪の中を探すわけにはいかない。だが、確かな手応えはあったから、獲物はそんなに遠くまで走れはしない。“明日の朝、探すことにするべよ”と思い定めて、老人はそのまま家に帰ってきた。

“あっ、まだ生きているんだ”
 翌朝、腹ごしらえをすませてから銃を背に家を出た老人は、まだ働く人の来ていない豆畑に足を運び、件(くだん)の豆ニオのところへ行ってみた。思ったとおり、シカの足跡があった。銃で撃たれた際、飛び跳ねて付いたと思われる、深い足跡も残っていた。畑の縁には、走り去るときに付けたものであろう、荒く搔いたような足跡もあり、シカはそこから小笹の藪へ逃げ込んだものと思われた。さらに笹藪の中へ入ってゆくと、多量の血が付着した笹の葉が見出された。銃弾はシカのどこかに命中していて、しかも相当な深手を与えているものと見受けられた。

 流れ出た血の量から推して、獲物は近いとみた大友老人は、小笹の中に付いた血の跡を追って、ゆっくりと上っていった。やがて小笹の藪は尽き、そこから上は、大小のカシワの木が密生した斜面がえんえんと続いていた。豆畑から百メートルあまりも来たと思われたとき、前方十メートルほどの古いナラの切り株の近くで、チラリと動いたものが目についた。その切り株の辺りは、今では根元の周囲に灌木や雑草が生えてボサ藪となっている。そのボサの陰から、鹿の足がにゅっと突き出て、宙を蹴っているように見えた。“あっ、まだ生きているんだ。そうか、急所を外れているんだな”と思った老人は、一歩一歩ボサ藪に近づきながら背中の銃をおろしてシカ弾を装塡し、左手に銃を下げて立ち止まった。ひと思いに息の根を止めてやるつもりで、シカの全身が見える位置を目で探した。再び歩き始め、ボサ藪の右側に回ってその裏側に出、シカがいるはずのボサ藪を振り返ったとき、はっとしたように老人の足が停まった。

 なんと、そこで老人が目にしたのは、大きな一頭の羆がシカの死体にまたがって、下腹のあたりを喰い破り、内臓をむさぼり喰っている姿であった。熊もひどく驚いたのであろう、引っぱり出した内臓を口からぶら下げたまま、じっと老人を見すえている。

 だが、生い茂るボサ藪は老人の下半身を隠すほどの丈があり、手に下げた銃も熊の位置からは見えないものと思われた。老人はそろりと左手の銃を持ち上げて、右手でしっかりと銃把を握った。そして、そっと左足を前に踏み出したとき、不覚にも右足がズルッとわずかに辷った。体が斜面にかしぎ、一瞬目線が逸れ、熊が大きく跳んだ。かしいだ体勢を立て直す間もなく、腰矯(こしだめ)にした銃がダーンという音とともに火を噴き、老人は切り株の下部へ回り込みながら腰の弾帯から二弾目の実弾を抜き出して、手早く装塡した。銃身を一振りすると同時に熊を見ると、緩斜面を下へ跳んだ熊が、向きを変えるやいなやウオーッと一声大きく吼えて、今度は老人に向かって走りだした。肩付けするいとまもなく、またもや腰矯にして、走り上る熊の真正面に撃ち込み、素早く切り株の上へ回り込んで、三弾目を詰めるべく遊底を開こうとした。ところが、老人がいくら引いてみても遊底は開かなくなってしまった。

 古い村田銃の弾ケースは真鍮で造ってあり、何発か詰め替えをして撃っているとケース脹(ぶく)れをおこし、弾を発射した後、空ケースが抜けてこないことがあるのだ。

 羆は、と見れば、斜面に坐り込んで傷ついた胸のあたりを搔き毟(むし)っている。それを見定めた老人は、傍らに生えている少し太目のカシワの木に登った。

 第一の枝は、地上から約八尺(二・四メートル強)あり、大きな羆なら立ち上がって前肢を伸ばすとどうにか届く高さに付いている。老人は、その一の枝に立って幹に左足をからませ、再度銃を操作してみたが、脹れたケースは一向に抜ける様子もなく、遊底はどうやっても開いてくれなかった。そのうち、立ち上がった熊が低い唸り声を発しながら斜面を上ってきた。木の下に寄った熊は、顔を振り上げて老人を見、木の上側に回り込むや、前肢を幹に掛けて立ち上がり、真っ赤な口をあけてガウーッと一声吼え、老人を威嚇した。仕方なく老人は銃の先を羆の顔面に押し付け、「ズドン、ズドン」と大声を出して脅かしてみた。だが、熊はひるむ気配すら見せず、木を叩いたり揺すったりしていたが、しまいには老人をにらみつけて大きく吼え、その木に登り始めた。

 老人は思いっきり体を低くして、銃口で熊の鼻先を突いた。ウワッと短く吼え、いきなり熊が銃の先に嚙みついた。老人は右手を銃床の台尻にかけ、熊の咽深くまでいきなり銃身を押し込んでやった。さすがに痛かったのであろう、熊は木から滑り落ちながら大きく頭を振った。そのとたん、危うく木から転落しそうになった老人は、思わず銃を手離し、木にしがみついた。

 地面に落ちた熊は、頭を振って口から銃を放り出すと、またもや木に登りだした。羆が木に登るときは、一の枝まではそれほど早くないが、一の枝に前肢をかけると、そこから上に登るのは恐ろしく早い。まして、この木のように一の枝から地面までの間隔が短い木であれば、たちまちのうちに老人の足元まで来てしまう。

 腰鉈を抜いた老人は、力一杯、登ってきた熊の頭にそれを叩きつけた。そしてさらに、一の枝に掛けた右前肢の指に鉈を振りおろし、指の大半を爪もろとも切り落としてしまった。

 指を切られた熊は、自分の体重を支えきれずに木から転落し、ガウーッ、ガウーッと叫びながら、その辺りを狂ったように走り回った。頭を割られ、指を切断され、腹部に浅い傷とはいえシカ弾を受け、急所は外れていたものの鉛の実弾を一発胸元深くに撃ち込まれていては、出血も多量となる。そのためか、もはや走ることができなくなったらしく、熊は前肢を庇うような仕種で、よろめきながら山の奥へ遠去かっていった。

 しばらく木の上にいた老人も、熊が戻ってこないのを確かめると、ようやく木から降り、銃を拾い上げて山を下った。

 家に戻った大友老人は、古い薬莢(やっきょう)を選び出して新しいものと取り替えてから、製の掃除棒を継ぎたして銃口から差し入れ、トントンと突いてみた。すると、さっきはいくら引いても開かなかった遊底が、ゴクンと音を立てて開いたのである。

 油を充分にくれてから布切れで拭きとり、きれいに整えた銃を傍らに置いて、老人はお湯かけ飯を漬物と一緒に腹の中へ流し込み、再度出猟の支度をして外へ出た。老人はまず、少し離れた隣の農家に足を向けた。その家の人たちは皆、裏の畑に出て大豆の穫り入れをしていたが、老人の姿を見た農家の主人が畑の縁まで上がってきて声をかけた。

「大友さん、どうしたかね、朝早くから鉄砲の音がしていたけど」

 この人は山本さんという人で、昨日大豆畑が荒らされていると言ってきた当人である。

 先刻の現場を通るとき、老人はチラッとナラの根株に目をやった。シカはそのまま横たわっていた。それを横目で見つつ、そこから真っすぐに熊の跡を追い始めた。やがてカシワの樹林は尽きて、雑木の繁茂する原生林が続いていた。点々と続く血痕を辿るうち、小笹がまばらに生えているところに出た。そこで一度立ち止まった老人は、足元を見おろした。血の跡は、真っすぐ小笹の中へと続いている。周囲(あたり)を入念に見回した老人は、なんの躊躇もなくその小笹の繁みに踏み込んでいった。すでに実弾を装塡した銃が、老人の左手に提げられていた。

 笹の葉や地面に付着した血痕は、跡切れ跡切れながらもなお先へ続いている。少し先に小さな窪みがあり、そこにベットリと血の塊りが付いていた。熊が坐り込んだ跡だ。

 “近いな”。老人は足を停め、顔を上げて様子を窺った。注意深く見回す老人の目には、何ひとつ動くものの影は映らなかった。透かし見る雑木林の樹間には、なにも変わったところはなく、たまさかに小鳥の囀りさえ聞こえるほど、静けさが辺りを包んでいた。だが、老人の頭の中から、“熊は近くにいる”との直感は去らなかった。全身を耳にし、目にもして、老人はその場に立ちつくしていた。
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