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かむ
オラトリアはまだ

りくけい

マグネーザー
先鋭化され過ぎた実力主義、弱き者達への罵倒、それら全ては力の無い者達に死んで欲しくないが為。覚悟と実力を重んじる事も、今度こそ、自分を慕う者を守る為。
「傷だらけの狼」まさにその通りだった。しかし今度もまた、自らを慕った少女が闇派閥の手に掛かってしまう。彼の怒りは頂点に達した。復讐の鬼と化したベートは闇派閥の罠の中に飛び込み、その牙で暗殺者をたった一人で次々と血祭りに上げる。
そして己に課した禁忌を破り、唯一の魔法を使う。そして月の光をも浴びて最大の力を発動させた男は闇派閥のリーダーを情け容赦無く叩きのめし、最後は爆炎を浴びせ消し炭に変えた。
その後、ファミリアの仲間であるアイズと主神ロキからの促しで彼は己の言動の理由を怒りと共に吐き出す。その本心が隠れていた仲間達に伝わり、彼は漸く真の意味でファミリアの一員となった。都市最高の治療師の尽力で彼を慕うレナも一命を取り留め、この話は一応のハッピーエンドとなる。
やはりベートは漢だ。素直にそう感じた。本人は常に斜に構えて口を開けば罵倒ばかり。しかしその本質はヒーローだ。ある意味本編主人公のベルと似ている。仲間の為、自らを愛した者の為に動き、命を張れるのだ。
出来ればこのエピソードはアニメで観てみたい。OVAとかならばなお良し。

