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だしまき

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好きな哲学者を教えて下さい!好きな哲学者を教えて下さい!

回答数 28>>

エーリヒ・ゼーリヒマン・フロム
(Erich Seligmann Fromm
哲学哲学
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どむこ

どむこ

Laut Freud ist es wahr, dass egoistische Menschen andere nicht lieben können, aber gleichzeitig können sie sich selbst nicht lieben.
THE ART OF LOVING,Erich Fromm

Ich bedaure, dass ich Freud eine Weile nicht studiert habe.
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CAMEL

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Immature love says: “I love you because I need you.” Mature love says: “I need you because I love you.”

- Erich Fromm(エーリッヒ・フロム) -

未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。

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ひろ✨

ひろ✨

エーリッヒ・フロム(Erich Fromm)は、20世紀を代表する社会心理学者・精神分析家・哲学者の一人であり、特に人間の自由・愛・疎外といったテーマを、マルクス主義とフロイト理論を統合する独自の視点から論じたことで知られています。彼の主張と意義は、現代人の生きづらさや社会の病理を深く洞察した点にあります。



🌱フロムの主張:キーワード別まとめ

1. 🔓 自由の二面性(『自由からの逃走』)
• 主張:近代社会は個人を「自由」にしたが、その自由は「孤独」や「不安」と表裏一体であり、人間はむしろ自由から逃げようとする傾向がある。
• 背景:宗教や伝統から解放された近代人は、自由意志を得た反面、帰属意識を失い孤立した。
• 結果:人々は自らの自由を放棄し、権威への服従や画一性に逃げ込む(例:ナチズムへの支持)。

✅ 意義:自由とは単なる「束縛からの解放」ではなく、「主体的に生きる勇気」でもあると示した点。



2. 💔 愛の技術(『愛するということ』)
• 主張:愛とは単なる感情や偶然の出来事ではなく、「技術(art)」であり、努力と成熟を通じて身につけるべき能力。
• 愛の4要素:配慮・責任・尊敬・理解。
• 誤解への警鐘:現代人は「愛されること」に執着しすぎて、「愛する能力」を失っている。

✅ 意義:「真の愛」は他者の自由や独自性を尊重し合うものであると提案し、現代の消費的・依存的な恋愛観を批判。



3. 🧠 存在と所有(『生きるということ』)
• 主張:「持つ(To Have)」という生き方から、「ある(To Be)」という生き方への転換が必要。
• 所有モード:物質、肩書き、人間関係すら「自分のもの」として囲い込む態度。
• 存在モード:今ここでの体験、学び、愛、創造性を重視する態度。

✅ 意義:資本主義社会の「持つことこそ幸福」という価値観への根本的な問いかけ。



4. 🏙️ 社会構造と人間性
• 主張:人間の性格(社会的性格)は、社会の経済構造・政治体制に大きく影響される。
• 例:消費社会では「マーケティング志向型人格」が生まれ、自分自身を「売り物」として演出する。

✅ 意義:個人の問題を社会全体の病理としてとらえ、心理学を社会批評の道具とした。



🌍フロム思想の全体的な意義
1. 自由・愛・存在の意味を問い直す
 →「自由とは何か」「愛とは何か」といった根源的な問いを、心理学・哲学・社会学の垣根を超えて統合的に考察。
2. 資本主義社会への鋭い批判と代案
 →「経済成長=人間の幸福」という現代の神話に異議を唱え、人間中心の「健全な社会」のあり方を模索。
3. 現代人の孤独と疎外への処方箋
 →個人の内面の不安や虚無感を、個人の責任に還元せず、社会と結びつけて理解しようとした。
4. 倫理的・人道的視点の回復
 →「生産的愛」「実存的な誠実さ」といった価値観を再評価し、人間の尊厳を守る倫理を提唱。



📘代表的著作(原題付き)

日本語題名 原題 発行年
自由からの逃走 Escape from Freedom 1941年
愛するということ The Art of Loving 1956年
生きるということ To Have or To Be? 1976年
健全な社会 The Sane Society 1955年
人間における自由 Man for Himself 1947年




✨まとめ:なぜ今フロムが必要なのか?

現代人はかつてないほどの自由を手にしながら、不安・孤独・疎外を抱えて生きています。AIやSNSによって「人間らしさ」が揺らぐ今だからこそ、フロムの問いは強く響きます。

🗣️ 「自由とは、自らの人生に責任を持つこと」
💬 「愛とは、努力によって育まれる能力である」

こうした言葉は、表面的な幸福や成功に振り回されず、本当の意味で「生きる」とは何かを見つめ直すヒントになるでしょう。



もっと具体的な本やテーマを深掘りしたい場合は、お気軽にどうぞ📚
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