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頑固だからがんになるんだ

医師に言われた
乳がんの患者さんは
医療なんか受けたくないと
思ったそうです

言葉一つが生きる力を
奪うこともあるのです

反対に言葉一つが
命を支えることもあります

私たちの病院に来られた
患者さんの話です

11年前に手術を受けてから
体調が思わしくなく
病院にお世話になることが
多いのですが これまでは
お医者さんや受付の人の
不親切さに傷つく思いを
するばかりでした…と

それで
私たちの病院に興味を持って
わざわざ診察に訪れたそうです

そして初診の際
一番最初に医師に言われた言葉に
その女性は感激し涙が出そうに
なったといいます

その一言とは
"長い間 大変な思いを
してこられたのですね"

どんな検査や薬よりも
辛い思いを受け止める一言が
命を支えることがあります

"お医者さんに
そのようなことを言われたのは
初めてですし 診察に時間を
かけていただき 納得のいく説明を
していただいたのも
初めてのことでした

このような
あたたかい医療があることを
知って希望が持てました" と

ほんの言葉一つの
こころ配りなのです

がんばって ではなく
がんばってるね

たった一言が
相手の心を明るくもし
元気づけることになる

言葉は凶器にもなるし
人を生かす道具にもなる

言葉一つのこころ配り
あたたかで人を元気づける
言葉を使う人でありたい

#鎌田實
#超ホスピタリティ
GRAVITY
GRAVITY41
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僕が看取った患者さんに
スキルス胃がんに罹った
余命3ヶ月の女性がいました

ある日
彼女がこう言ったんです

"先生 助からないのは
もう分かっています
だけど 少しだけ長生きを
させてください

子どもの卒業式まで
式を母親として見てあげたい "

子供のためにという思いが
何かを変えたんだと思います…
そして奇跡は起きました

春まで生きて
卒業式に出席できたのです

こうしたことは
科学的にも立証されていて
例えば 希望を持って
生きている人のほうが

がんと闘ってくれる
ナチュラルキラー細胞が
活性化するという
研究も発表されています

さらに不思議なことが
続きました
余命3ヶ月言われてから
1年8ヶ月も生きたのです

彼女が亡くなった後
娘さんが驚くような話を
してくれたんです

闘病中は彼女の体調が
少しよくなると外出許可を
出していました

しかし最後の外出ではもう
立つことすらできない状態

皆が引き留めたんだけど
どうしても行きたいと
やむを得ず 送り出しました

ところがその日、
彼女は家で台所に立ちました
立てるはずのない者が
最後の力を振り絞って
お弁当を作るんですよ

その時のことを
娘さんは話してくれました

"お母さんが最後に作ってくれた
お弁当はおむすびでした

久しぶりのお弁当が
嬉しくて 嬉しくて

昼の時間にお弁当を広げて
食べようと思ったら
切なくて 切なくて
なかなか手に取ることが
できませんでした "

彼女の人生は40年ちょっと
とても短い命でした

でも 命は長さじゃない

彼女はお母さんなりに
精いっぱい必死に生きて
大切なことを
子どもたちにちゃんと
バトンタッチした

人間は
"誰かのために"と思った時に
希望が生まれてくるし

その希望を持つことにより
免疫力が高まり 生きる力が
湧いてくるのだと思います

#鎌田實
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