赤朽葉家の伝説、読了。なかなか読み応えのある女三代記でした。時代背景の変遷が割と丁寧に書かれていて世代ドストライクの私は物語の箸休めのように懐かしーとかそうだったっけ?と感嘆しながら読んでしまった。ラストはどの世代にも共通の、生きるとは、とか生きにくさとは、とか存在意義とは…みたいなモヤッとした疑問や悩みに優しく寄り添うようなセリフが思いもしなかったところからフワッと投げられて、思わず涙が溢れました。と、いうことはこの息苦しさをわたしも感じていたのかな、と少し驚愕。さて、次は積読山からエッセイです。大好きな映画の原作本ということで買ったら物語じゃなくて、読む気力がなくなって積んでました。実は三分の一くらい読み進めてますが、こんな短いエッセイをあの映画にしたの?とビックリ。実は映画も細部まで憶えてはなくてエッセイ集のどこまでが反映されてるのか、それとも冒頭の一片のみか、読み終わったらその確認のためにまた映画観ようとおもいます。楽しみ。#赤朽葉家の伝説 #桜庭一樹 #なんといふ空 #最相葉月 #ココニイルコト