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13月

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──〈祈り〉ではないでしょうか。
〈祈り〉とはどういうことかと食いつくインタビュアーに、灯花は「要するに切実さのことです」と簡潔に答えていた。
 でも本当のところをいえば、それは〈祈り〉以外の言葉には置き換えられないものだったのだろう。
 なんとなく、そう思った。
「君の話」三秋縋 p.180

 最近、短い言葉と長い言葉について考えている。これまで僕は自らの思考を伝えるためには言葉を尽くすしかないと考えていて、思考を挟む余地を残した言葉を渡すということは相手の価値観、読解力、共感力によって意味が変化していまうという問題点にばかり目を向けていた。だから言葉を尽くさないことに対して怠慢や甘えといった印象を抱いていたけれど、しかしどうやっても言い表せないことが、書けば書くほど本質から遠ざかっていってしまうことも確かに存在するとそう思うようになった。
 この本は二ヶ月前にも読んでいて、そのときは引っ掛からなかったこの文章を今の僕は拾えるようになっている。
 思考にこだわりを持つのは大切だけれど、よいと思うものを積極的に組み込んでいかなくては停滞したことにすら気付けないまま終わってしまう。#言葉の探求
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13月

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学生の頃に好きだった綾崎隼の本を読み返している。当たり前だけれど、当時とは受ける印象が大分違う。主人公が自分と同じかそれ以上の年齢だったから、その人生に夢を見ることができていたということなのだろうか。#言葉の探求
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13月

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「心は脳の信号なんだから」という歌詞がヨルシカのレプリカントにある。僕は「心は脳の心臓なんだから」と聞き間違えたまま覚えていて、気に入っていた(よく考えてみると前後の歌詞からしてそれはありえないのだが)。僕のなかでは心>脳であり、迷ったときは思考や理屈よりも感情を優先したい。だから心に従って脳が指令を出しているという考え方をよいと思った。#言葉の探求
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