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風翠 ヒバリ
君は 何も持っていないと感じているのか
けれど、それは違う
君は未来への扉を開くための
ありとあらゆる鍵を、既に持っている
君が見つけられずにいるのは、扉の方だ
#自由詩

みにん
#登山 #平標山 #手書き #自由詩 #写真好きな人と繋がりたい


えのき


大介
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『存在の余白』
風は誰にも属さず
空は誰にも応えない
それでも
ひとは 声なき声に応えようと
影を纏い 名を捨て
存在の輪郭を探す
寄る辺なく
依るものは遠い幻
あてのない 粒子として
沈黙の深みに触れる
誰かのためでもなく
何かのためでもなく
ただ 人間であることを 希み
終わりの気配に 儚い夢を描く
だが その根は 時の砂に 流されてゆく
夢は ただ夢と知りながら──
その静けさに ひとは沈む
誰にも知られぬ あの場所に
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#詩 #自由詩 #文芸

詩を描き詩を生む者
#自由詩

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daisuke107
ひとつの名が 静かに消える
夜に棲むものたちに 気づかれぬように
今の私は 灰のように崩れ
言葉たちは 風に埋もれていく
私は 何度も生まれ変わる
出会いと 別離のあいだで
短き過去を 脱ぎ捨てるたびに
我知らず 存在が霞んでいく
過ぎし私を
朝露のなかへ そっと溶かす
それでも 私は ここを選ぶ
その矛盾のなかで
私は 新しい名を選ぶ
静寂は
夜明け前の雪のよう
無垢にして 孤独
──それでも 満ちている
やがてまた
名づけられぬ気配に 耳を澄ませはじめる
逃避ではない──
それは 自己という檻を壊す儀式
「わたしは まだ名づけられていない」
そう信じながら
私は 名もなく 影のまま 再び消えていく
#自由詩

daisuke107
ひとつの裂け目が
無名の濃度に 微光を孕ませるとき
名指されぬものが 静けさのなかで芽吹く
それは
砂の時計でもなく
心の鼓動でもなく
ただ
移ろいの影が 新たな影を抱くこと
水底に沈んだ夢は 輪郭を持たず
不在のなかに 在るものがある
わたしたちは 名を与えられた「いま」に
無限の反響を そこに聴く
ある人は言う
それは呼吸の間にある
また別の声が囁く
それは知覚の裂け目にすぎぬ
けれど わたしのなかの
消えゆく音の 残響の襞に
名づけえぬものが ひそやかにゐる
ああ あなたの声が 遠ざかる───
#自由詩

Tシャツびゅんびゅん
風が
騒めく
風鈴の音
連音
恋音
お慕い候
心の嵐
恋慕囁く
*読み方
風鈴の音(おと)
連音(れんね)
恋音(れんね)
恋慕(れんぼ)
*おはようございます
朝散歩中、風に吹かれる
季節外れの風鈴の音たち
が耳に残りました。
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


daisuke107
『時間ノ詩 』
Ⅰ 鐘の音
夜の底で、古い時計塔が、静かに軋む骨のような音を漏らす。
誰も気づかぬほどの微かな響きだが、それは確かに、
わたしの耳の奥で震えていた。
遠い記憶のように、
あるいは忘れられた夢の残響のように、
その鐘の音は、わたしの内側で微かに鳴りつづけている。
Ⅱ 影
時間とは何か。
煤けた街燈の下、
うつむいて佇む影のようなものだ。
誰もその姿を見たことはないのに、
いつもわたしの背後で、そっと息をしている。
気配だけが、風のようにまとわりつき、
わたしの歩みに寄り添ってくる。
Ⅲ 尾を曳くもの
あるいは、時間は首輪のない犬かもしれない。
わたしの足跡を嗅ぎまわり、
過ぎ去った日々の匂いを確かめる。
そして、何かを思い出したように
尾を曳くようにして、未来の闇へと消えてゆく。
呼び止めることも、撫でることもできない。
ただ、その背中を見送るしかないのだ。
Ⅳ 懐中時計
わたしは、壊れかけた懐中時計を胸の奥にしまい込む。
それはもう時を刻まない。
けれど、わたしの中でだけ、かすかに鼓動している。
誰にも見せることのないその小さな震えを抱いて、
わたしはただひとり、沈黙の階段を降りてゆく。
Ⅴ 夢の階(きざはし)
どこへ向かうのかも知らぬまま、
夢の底へと、音もなく沈んでゆく。
#自由詩

Tシャツびゅんびゅん
記憶の
メリーゴーランド
が動き出す
ゆっくりと
煌びやかに
静止画像
みたく
そっと流れる
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
やるせない
気持
果てしない
コスモ
八方塞がり
の言霊
無限大
原初の物語
*読み方
八方塞(はっぽうふさ)がり
原初(げんしょ)
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
沈黙に
亀裂が
入った
僕は祈る
私も祈る
皆な祈る
*読み方
皆(みん)な祈る
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
明け方
全てに
おはよう!
全ては完璧
これで
いいのだ!!
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
忘却の
眼差し
屍が詩
を拾う
言葉は
漂い
さまよう
時間の
消えた
──────── 空
しにびとは
今日も唄う
*読み方
屍(しかばね)
詩(うた)
空(くう)
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note

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