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あきっくす😗

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【連続GRAVITY小説】
〜Gravity-Link〜第二章

第二十三話:泥の中の蓮、最初の一歩

【 午前 5:30 / 決断の夜明け 】
 窓の外が白み始めた頃、管理画面のタイマーがゼロを示した。
『あきっくすさん。約束の3時間です。』
 テスターの文字が、静かにログを刻む。
『きびさんの端末から発信されていた「自虐的な自動投稿プログラム」は、すべて私が無効化しました。……彼女が自分を壊すために仕掛けた罠は、もうどこにもありません。あとは、彼女自身が扉を開けるかどうかです』
 あきっくすは深く息を吐き、閲覧専用にしていたルームの制限を解除した。
「ありがとう、テスターさん。……さあ、みんな、準備はいいかな」
【 静寂を破る一言 】
 数分間の、張り詰めたような沈黙。そこへ、一通のメッセージが、震えるように落ちてきた。
『……ごめんなさい。』
 きびだった。
『カナタなんて名前を作って、みんなを騙して……。ぽちさんを脅して、自分の居場所を守ろうとした。私は、皆さんが思っているような太陽なんかじゃない。ただの、光に焦がれて泥を啜る蓮なんです。……こんな私に、ここにいる資格なんてありませんよね』
 その吐露に、間髪入れず一人の男が応えた。
『……きびさん。』
 まぁずだ。
『俺こそ、ごめん。あんたを勝手に「女神」みたいに崇めて、少しでも汚れた部分が見えたら、裏切られたなんて騒ぎ立てて……。俺が追い詰めたんだ。きびさん、嫌じゃなきゃ、また一緒にここで話してほしい』
 そのログに重なるように、ゆかりが書き込む。
『きびさん、おかえりなさい。……泥の中に根を張っているからこそ、蓮はあんなに強く咲けるんですよ。今のあなたの方が、ずっと素敵です』
【 仲間たちの合唱 】
 堰を切ったように、メンバーたちの言葉が溢れ出した。
『もちこ:きびちゃん! おかえり! また美味しいスイーツの話、しよ!🍰』
『けーぞー:もー、心配したんだからぁ! 状況はよくわかんないけど、アタシたちはいつでもここにいるわよ。ね、ももちゃん?』
『ももたろう:そうよぉ! きびちゃんがいないとルームが華やかじゃないわ。アタシたち、きびちゃんの味方よ。』
『葵:きびさん、大好きです。ずっと待ってました……!』
 画面を流れる温かな言葉の数々。けーぞーとももたろうの明るく姐御肌な言葉遣いが、凍りついた空気を一気に溶かしていく。それはシステムが生成するログではなく、生身の人間が、それぞれの場所で送り出した「体温」だった。
【 第一章の終幕 】
 あきっくすは、潤んだ瞳でその光景を見守っていた。
 きびのアイコンが、以前の明るい蓮の花の画像に戻った。
『……皆さん、ありがとうございます。……ただいま。』
 その一言で、長く苦しい夜が終わった。
 テスターは何も言わず、管理権限をあきっくすに返還してログアウトした。
 事件は終わった。しかし、これは終わりの始まりに過ぎない。
 互いの弱さを知った彼らの間には、以前の「ただの交流」ではない、より複雑で、より深い「情愛」の種が蒔かれたのだ。
〜第二章・完〜

まだもう少しつづけさせてください。
ここを第二章といっていますが、これを第一章にします。

次回からはちゃんと恋愛ヒューマン小説にしたいと考えております。
今までのを踏まえて、次節より執筆しますが
次から読み始めてもわかるような内容にしていきたいと思ってます

出演者さまも読者さまもこれからもよろしくおねがいします。


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