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アメジスト

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こんばんは
読書記録です

ハイエク入門
太子堂正称 著
ちくま新書

ハイエク思想の全体像を眺望する意欲作となっています

個人的に注目したところは

p175 『隷属への道』について
なぜ「集産主義」はダメなのか
貧困や著しい階級構造などの社会問題を解決するために、国家主導による中央集権主義的な計画経済をやろうとすることはなぜ悪手なのか
市場経済が本来持っている大勢の人々の活動による知識の再発見や再創造がなされるプロセスが、エリートによる社会の垂直的な管理によって制限され、本来、市場経済が持っているはずの発展性が阻害されるからです
一方で市場経済というのは景気変動や失業などの問題が必ず発生するため、市場システムを支える不可欠なルールの一部として、公害への対策や、貧困にあえぐ人々に対して「健康や労働能力を維持できるだけの最低限の衣食住を、社会の全成員に保障」することは必要なことです
ハイエクは日本国憲法第25条の生存権の保障については肯定しています

p313 「法の支配」について
歴史的に憲法というものは、政府の権限の肥大化のためではなく、あくまで権力をよくせいするために要請されたものです
関連して、「法の支配」というものは、国家による権力の行使が専制的にならないように法によって拘束し、人々の権利と自由を保障するための概念です

p375 保守的自由主義者としてのハイエク
ハイエクの自生的秩序論は
制度やルールを近視眼的な「設計」ではなく、時間を通じた漸進的かつ自生的な成長の産物であるとみること
ハイエクにとって保守するべき対象は「自由主義の伝統」であるという意味で
保守的自由主義者であると言えると思います

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