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アメジスト

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こんにちは。
読書しました。

哲学史入門Ⅲ
現象学・分析哲学から現代思想まで
斎藤哲也 編
NHK出版新書

20世紀の哲学史は入門するだけでも難解です。
現代思想というのが、自己と他者あるいは内部と外部という二項対立の構図を脱構築して、支配関係や上下関係や敵対関係を克服するための哲学なのだと思いますが、現代思想が世の中に受容されるにつれて、むしろシニカルな相対主義が広まってしまったようです。
それがトランプ現象につながった面も否定できないと言われており、現代思想が克服するはずだった対立関係や分断が深刻化しているのは悩ましいことです。
ハリス氏が述べた、愛国というのは合衆国憲法に忠誠を誓うことであるというのは、ハーバーマスの憲法愛国主義的な市民社会の概念にもとづくものだと思いますが、グローバル資本主義を制御して人権や福祉に配慮する社会をどう築いていくか。
日本国憲法第13条にうたわれている幸福追求権とは何かということまで改めて問い直すという作業も必要なのかもしれません。
自立した個人や私的所有権の主体としての近代の人間像をアップデートして、グローバルな連帯やグローバルな公共圏が求められる、これからの時代のための人間像を問い直す作業が、これからの社会哲学に求められているようです。
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