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general
財産をたくさん
築き上げるということには
必ず成功する法則がある
"之を生ずる者衆く"
つまり生産する人が
多くいればいるほど
財は生じる
"之を食する者寡なく"
その生産したものを
消費する者が少なければ
財が増え続ける
食べる者が少なければ
それだけ食べ物が
残るということです
生産に従事する者が
多ければ多いほど良い
消費する者が
少なければ少ないほど
財が残るわけです
"之を為る者疾く"
生産効率が良いこと
短期間の大量生産など
生産性を向上させれば
財が蓄積されます
"之を用うる者ゆるやかなれば"
生産物を所持するときに
長持ちするように使う
あるいは良いものを作り
耐久性を上げる
そうすれば "財恒に足る"
いつでも財はあり余るほど
蓄積されるわけです
その逆もしかり
生産者が少なくて
消費者ばかりが蔓延れば
すぐに財はなくなります
今の国政などは
生産者の割合が少ないうえ
食する者が多いわけです
役人が
生ずる者の側でなく
食する側に入ってしまう…
そういう者をできるだけ
省くことが必要です
#石井勲
40
general
日月の食の如し
過つや人皆之を見る
更むるや人皆之を仰ぐ "
論語の言葉があります
立派な為政者の過ちは
日食や月食のようなものだと
太陽や月だって
欠けて真っ暗になる
それと同じように
どんな立派な為政者でも
時には失敗することもある
誘惑に陥って
自ら過ちを犯すこともある
しかしながら
それは"日月の食の如し"
すぐに
元に戻らなくてはいけない
暗くなりっぱなしでは
だめなんです
そのためには
絶えずわが身を反省し
それを隠してはいけない
為政者は国民の前に
自分の間違いを隠したり
言い訳しては
ならんというわけです
日食になると
真っ暗になるから
誰だってわかりますね
そのように
過ちは過ちであったと
はっきり認め謝罪する
そうすれば
国民は納得するんです
日食が元通りになれば
人々はまた 太陽の輝きを
仰ぎ見るわけです
#石井勲
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