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"朝に道を聞かば
夕に死すとも可なり"

朝に道を聞く…
つまり自分が生涯を懸けて
歩むべき正道
真に価値ある生き方を
見出したならば

その日の夕べに
命尽きても悔いなしと

これは決して大げさではなく
むしろ極めて現実的で
冷徹なまでの覚悟の言葉です

私たちはとかく
"まだ時間がある"と錯覚し
肝心な問いから目を逸らします

何のために生きるのか
何を成し何を守り
何を遺すべきなのか…

しかし 人の命には
定まった長さはありません
明日がある保証はどこにもない

だからこそ この一節は
私たちに鋭く問いかけるのです

あなたは今日
自身に道を聞きましたか… と

道を聞くとは
悟りを開くことではありません
今日一日 誰かを本気で思いやり
自分の仕事に魂を込め
後ろ指を指されない
生き方ができたか

それだけで十分に
"道を聞く"に値するのです
死ぬ間際に後悔するのは
失敗ではなく挑戦しなかったこと
愛を伝えなかったことです

どうか今日この瞬間を
"夕に死すとも可なり"と胸を張って
言える一日にしてください

それこそが2500年を超えて
私たちに届いた孔子の遺言であり
命の最も尊い使い方なのです

#田口佳史
#論語の一言
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松下幸之助さんに
"経営者の条件とは何か"と
お聞きしたところ

それは"運が強いこと"だと

では運を強くするには
どうすれば良いのか聞くと

それは"徳を積むしかない"と

徳というのは 誰かに掛けて
その人から返ってきたことは
一度もない

どこから返ってくるか
分からないから
会う人それぞれに
徳を掛けなきゃいけない…

徳とは 自己の最善を
他者に尽くし切ること

丁寧に心を込めて
一人ひとりに接していけば
ありがとうと感謝され

自分が病に臥せたり
仕事がうまくいかずに
腐っていたりする時に
見返りなく手を
差し伸べてくれる

そういう感謝の
人間関係で結ばれた人が
あなたの周囲に何人いるか

"徳は孤ならず 必ず隣有り"

やっぱり人間は
一人では生きていけない
他者の応援が必要です

だから徳を掛けることが
不可欠なんです

#田口佳史
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人間関係をよくするには
自分自身が
人格者でないといけません

人格の劣っている人は
尊敬されないし人望を
集めることもないでしょう。

いい人間関係の土台には
自分自身の人格がある
そこはしっかりふまえてください

では人格者とはどんな人物か…

そのことを考えるうえで
大事なのは陰陽の
バランスを取るという考え方です

中国古典思想では森羅万象
あらゆる物や存在事象を
陰と陽に分類します

この陰陽思想は対比的な
矛盾に満ちた社会を
すっきり説明することのできる
概念といえます

大ざっぱに説明すると
陰は内へ 内へと向かう働きがあり
受動的な性質

陽は正反対で外へ 外へと向かう
働きがあって能動的な性質です

大事なのはここから

陰は陽が 陽は陰があって
はじめて一つの要素となりうる
ということです

両方の要素が溶け合って
一つになった状態を完璧とする

このことを
"陰陽和して元となす"といいます

人格に関連していえば
私たちが生来持っている欲望は
陽に当たります

その欲望にブレーキをかける
陰として作用するのが
人として守るべき道理です

その陰陽が備わっている完璧な人
つまりバランス感覚の
備わった人こそが 人格者と
呼ぶにふさわしい人物なのです

清なるも能く容るる有り
仁なるも能く断を善くす
明なるも察を傷つけず
直なるも矯に過ぎず…

清廉潔白だが包容力がある
思いやりがあるが
決断力にも優れている
頭が切れるが人の考えも尊重する
正直だが人のことを
とやかくいいすぎない

菜根譚にある陰陽のバランスの
取れた人格者に関する章句で
バランスを取ることの
重要性を説いています

このように清 仁 明 直は
どれもすばらしい資質ですが
それが裏目に出る場合も
あることに用心しなくては
いけないと警告しているのです

#田口佳史
#菜根譚の教え
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中国古典 書経に記される
為政者 経営者が
気づかないうちに
やっている
二つの禁止事項です

まず一つ目は
"道に違ひて以て
百姓の誉を干むる罔く"

これは道理 道義からは
少々外れるけれど
国民の人気取りのために
何か政策を行うことを
注意しています

裏付けがないのに
国民受けのいい政策を
打ち出すようなことです

一度やってしまうと
取り返しがつかない事態に
なるので厳禁であると

二つ目は
"百姓にもとりて以て
己の欲に從ふ罔かれ"

これは逆で 国民が
全く望んでいないのに
トップにいる人たちの
欲のための政策実行です


この二つの禁止事項は
道理と国民感情の両方を
重視してやって行くのが
政治 経営の基本で
あることを教えています

#田口佳史
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"察"という字は
家の中で祭 と書きます

祭は神棚に肉を奉げている
様子を表しています
家の中で神棚に手を合わせ
祈っているというのが
"察"という字です

神棚に手を合わせたり
神社仏閣で手を合わせ
祈る時は心が静かで
感情が沸き立つような
ことはないでしょう

あのときの感じこそが
"中"という状態であります

いつもその状態を
持続すればいいわけです

つまり誰かに
何かを言われたとき
その人が なぜ
そんなことを言うのか
ちゃんと察してあげなさい
ということです

それがどんな言葉でも
"無礼だ"と感情的にならず
神棚に手を合わせる心で
察してあげなさい
ということです

これが中という状態です

#中庸
#田口佳史
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目立たぬよう 人目を憚り
誰がしたか わからないよう
ひそかに淡々と 日々自分の
ベストを尽くすこそが大事

誰かに見てもらいたい
有名になりたい とは
真逆にある "潜行蜜用"

現代はSNSやブログなどで
個人の発信が簡単な時代だ
自分の幸福の吹聴や自慢は
他人からの嫉妬心を招きやすい

"優れた人物ほど黒子に徹する"
心に刻みたい

#田口佳史
#老子
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