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陽炎
愛する人の数だけ
愛される人はいない
落ち葉の積もる窓辺はいつも
同じ場所と限るもの
あなたがとうに昔を
忘れたと思っていた
窓に映ったわたしの影は
とても誰かに似ていた
眠り薬をください わたしにも
子どもの国へ帰れるくらい
あなたのことも
わたしのことも
思い出せなくなりたい
鳥になって/中島みゆき

陽炎
自◯する若い女が
この月だけ急に増える
それぞれに男たち
急に正気にかえるシーズン
大都会の薬屋では
睡眠薬が売り切れる
なけなしのテレビでは
家族たちが笑っている
何万人の女たちが
あたしは違うと思いながら
何万人の女たちと
同じと気がついてしまう月
人の叫びも 鴃(モズ)の叫びも
風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも
みんな似ている
みんな似ている
人恋しと泣け 十二月
十二月/中島みゆき

陽炎
海が死んでもいいョって鳴いてます
すさんでゆく僕の頬が冷たい
誰か僕に話しかけてください
海が死んでもいいョって鳴いている/森田童子


陽炎
さよなら さよなら
さよならの鐘が響く
二度とは 二度とは
二度とは会えないあなた
行かないで 行かないで
行かないで わたしのすべて
生きる意味も 愛の夢も
あなたがくれたもの
生きる意味も 愛の夢も
あなたがすべて
さよならの鐘/中島みゆき

陽炎
久しぶりだね
あなたは 元気ですか
とても大人びて
そんなふうに淋しそうに
笑うあなたを見てると
涙がこぼれてしまう
とても長い月が 過ぎたのね
君は変わっちゃったね/森田童子

陽炎
旅に出ようよ わたしと出逢いに
あの日拾ってくれた日のように
わたしはどこにも席がない
知人・友人・愛人・家人/中島みゆき

陽炎
60年のカレンダーが
今もここでは使われてる
土曜のあとが金曜日に
変わることでもないかぎり
パラダイスカフェ/中島みゆき

陽炎
昔 誰かを愛したことがあれば
二度と誰をも愛してはいけないのですか
昔別れたいきさつが気になるのは
同じ別れを繰り返すと思うのですか
あばいてもあばいても 心は晴れない
比べても比べても 答は出ない
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK
昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK
あなたをどんな人とも比べたりなんか出来ない
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK
NEVER OVER THE SPILT MILK/中島みゆき

陽炎
ねぇ 昔よく聴いたアイツの新しいレコードがと
わざと明るく切り出したとき
おまえの涙を見る
ギターはやめたんだ 食っていけないもんなと
それきり火を見ている
おまえの家/中島みゆき
お前の家

陽炎
ツライことをツライと云わず
イヤなこともイヤとは云わず
飲み込んで隠して抑え込んで
黙って泣く人へ
ええ加減にせぇよ
大概にせぇよ
あけっぴろげだったお前はどこへ消えた
ええ加減にせぇよ
大概にせぇよ
目一杯だったお前が気にかかる
風の笛/中島みゆき
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陽炎
二番目に好きな人
三番目 好きな人
その人なりに 愛せるでしょう
でも一番に好きだったのは
わたし誰にも云わないけど
死ぬまであなた
最愛/中島みゆき

陽炎
どうしようもない勝手なヤツだ
どうしようもない不埒なヤツだ
手綱のきかない コントロール
取り乱してるぜ コントロール
甘く見てた 我と我が身
こんなヤツか 我と我が身
ばりほれとんぜ
ばりほれとんぜ
ばりほれとんぜ/中島みゆき

陽炎
可笑しいことに なまものは
後ろへは進めない
なりふりもかまいもせず
前(さき)へ行くようにできている
サメの歌/中島みゆき
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