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翔太郎
#本編では説明されなかった事
昨日、U-NEXTであるアニメを観ました。タイトルは「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」。
2018年に『コミックヒーローズ』で連載が始まり、雑誌休刊後はWEB連載へ移行。いまでは単行本が16巻まで出ている人気作です。
実は私、この漫画のファンで、8巻あたりからずっと買い続けています。
この作品の面白さは、“小学校で終わるはずの夢”を、大人になっても捨てきれない男たちの物語であるところ。
主人公は40歳になっても「仮面ライダーになりたい」と本気で言い続け、独学で鍛錬を重ねてきた男です。
そして、同じように「なりたい」を胸に抱えたまま大人になった仲間たちが集い、現実にショッカーの戦闘員が現れる。
今は3話まで放送されていますが、蜘蛛男も登場し、次回では仲間3人がついに集結します。
その仲間たちは――
・電波人間タックルに「なりたい」24歳の高校教師
・仮面ライダーV3に「なりたい」30歳の男性
・ライダーマンに「なりたい」26歳のファミレス店長
……という面々。どこか現実感のある“夢追い人”たちなんです。
では、なぜこの作品を取り上げたのか。
それは、最新作『仮面ライダーゼッツ』のスーツアクターが、40歳にして初めて仮面ライダー役を掴んだ男だからです。
彼の名前は――新田健太。
中学・高校・大学と剣道で優秀な成績を残し、大学時代には全日本学生剣道優勝大会の団体戦で3位。卒業後はアクション・スタントの世界へ。
『W』ではミュージアムの戦闘員、『オーズ』『フォーゼ』『ドライブ』にも出演してきましたが、怪人役ですらないチョイ役がほとんど。
それでも彼は、演劇や映画で殺陣師として地道に活動を続けてきました。
そして、40歳。
ついに仮面ライダーのスーツアクターとして初抜擢です。肉体的にもピークを迎えるこの年齢で、その夢を叶えたのです。
この事実を知ったとき、思わず先に観ていた「東島丹三郎」と重なって見えました。
“なりたい”を諦めない大人の姿――そこに、現実のライダーがいるようで。
今後もスーツアクターにまつわるエピソードを少しずつ書いていこうと思います。
もし興味を持っていただけたら、また読んでもらえると嬉しいです。

翔太郎
#本編では説明されなかった事
先日、仮面ライダーゼッツ第5話の解説めいたものを書きましたが、TTFC(東映特撮FC)のアプリでは、1話〜3話までオーディオコメンタリーがあったんですよね。
それに基づき、今回は富士見刑事と南雲刑事の関係、富士見刑事の上司てある公安部長のことについて書きます。
まず、富士見刑事と南雲刑事の関係ですが、2人とも階級は公安部の警部補です。さらに、公安部というのは国家レベルの危機に対応する組織で、優秀な警官にしか声をかけません。そう考えると、富士見刑事の役職は怪事課の課長、南雲刑事は階級は同じでも、形の上では部下ということになります。それでも、年上の富士見刑事は警部補のままで、若い南雲刑事は(多分、キャリアなんでしょう)同じ警部補という事は、両者の関係はほぼ対等なんでしょうね。
3話で、言うことを聞かない富士見刑事の背中にハイキック入れてますからね。それでも、第4話で万津莫の部屋に家宅不法侵入して、ゼッツルームを発見するまで、力ずくでも止めようとはしませんでした。その1話でゼッツルームに色々持ち込んで馴染んでましたし。
それと、怪事課は解体されたわけですが、富士見刑事も南雲刑事も配置換えされていません。
第3話で警視庁の建物が、あれだけ派手に爆破されたのにも関わらず、爆発物を使用した痕跡が一切、発見されなかった事で、怪事課を解体した現在の高橋公安部長も、富士見刑事の主張するブラックケース(2000年代に入って911件が確認され、2025年1月から急激に発生件数が高くなり、数ヶ月で51件が確認)の可能性も絶対にあり得ないとは言い切れないと考えたのでしょう。非公式ながらブラックケースに関する捜査を一任します。
尚、これは余談ですが、公安部では、協力者の登録や工作の一元管理する機構を『ゼロ』と呼ぶそうです(1時資料の確認不可)

翔太郎
#本編では説明されなかった事
1〜3話の監督とプロデューサーの二人のオーディオドキュメンタリーの中から、特定のテーマに絞り込んで解説します。
今回は、ゼッツのデザインや戦い方について解説します。
ゼッツのデザインと言えば、胸に巻き付けたベルト、確かに格好良いですが、さすがに監督とプロデューサーの会話は、一味違って、今までは腰のベルトでは、変身時の顔のアップが撮りづらいとか、ベルトのアップも撮りにくかったそうです。
しかし、胸に装着する事で、主人公の顔のアップや、その時の台詞なども撮りやすくなり、変身のためのベルト操作をアップで撮っても、不自然さがないというアイデアが込められていたそうです。そして、胸にベルトを巻くのは、プロレス、ボディビル、ボクシング等、現実にあります。そう来たら、今回のゼッツは、フィジカルで行くしかないでしょう!という事になりました。
さらに、その設定が固まったところで、アクション監督とも話し合い、ゼッツの基本的な三つの戦い方が決まりました。
①基本は肉弾戦(基本フォームは、フィジカムインパクトフォームですから)
②ゼッツドライバを手に取るまでは、怪人を混乱させるのが精一杯でしたが、バクの見ている夢は確かに莫の妄想ですが、しかし、自由自在です。実際、第1話でも、ゼッツに変身してからは、ゼッツのパワーと明晰夢による合わせ技で、怪人をかなり弱らせます。
③そして、ゼッツドライバとカプセムの力、怪人を倒すためには欠かす事が出来ない力です。カプセムはこれからも種類が出てくるから、一番期待できる要素ですね。
なお、ゼッツのライダースーツは、クランクイン(撮影開始日)に納品されたそうです。555を思わせるあの全身の発光は、CGではなく、相応の仕掛けがあるそうです。ただ、推測ですが、フォームチェンジの度に、全身の色やギミックが瞬時に変わるのは、さすがに生成AIを使っていると思われます。ただ、全身が発光するということは、何らかの電気を通して光らせている可能性が高いので、スーツアクター殺しのライダースーツなのは間違いないと思います。
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