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あお🫧

あお🫧

《合作作品》
@モ! ×あお
『魚とトンビと僕』

***

「栄光」

沈んでいる

黄金の塊が沈んでいる

魚には見えていた

胸裏にミミズはどこかななどと考えている

そう、拾わない

空高くトンビが飛んでいる

水中の輝きは見えていた

黄金だなとトンビは思う

だが、拾わない

存在理由が見つめていた

世間も見つめていた

ああ、黄金だなと

だが、拾わない

そこで、僕は潜水服に身を包み

黄金のそばに寄ってみた

右を見て、左を見て

手を伸ばすが しまいには顔を赤くして

拾えなかった

そう

僕も拾えなかった

***

「自分という審判」

人はなぜ、外側の輝きに惹かれるのだろう。
肩書きや称賛、光の当たる場所。
あのまばゆさは、他者のまなざしという燃料をもらって
はじめて灯る一瞬の炎なのかもしれない。

私は…。
自分の評価だけで生きている。
だからこそ、老いがこわい。
怪我がこわい。
それらは、私の「評価軸」を脅かすから。

他人のまなざしが不要なかわりに、
自分という審判は、容赦がない。
若き日の私に、今の私が敵わないと知るとき、
心の中で静かに判決が下される。

あの頃の私の眼差しが、いまも私を裁く。
あの速度、あの冴え、あの無垢な光。
たしかにあのとき、私は栄光を生きていた。

けれど、それは“過去の栄光にすがる”というより、
“過去の自分に認められたい”という祈りに近い。

誰の拍手もいらない。
ただ、自分が自分を讃えられるように。
そのために、私は今日も、
沈んだ黄金のそばで、息をしている。

***

「黄金像」

黄金像が追ってくる

暗い迷宮の中

光を放ち追って来る

黄金像はガシャガシャ音を立てている

一歩、二歩と小うるさく

出口はまだ見当たらない

ただ、追いつかれてはならない

それは確かだ

また見つけなくてはならない

それも確かだ

出口では無いと心に思う

では何を?

わからない

宝なら後ろから迫って来ている

なぜ逃げるのか

逃げ切れるのか

黄金像は懐かしい光を放ち追ってくる

***

「老いない光」

「心が老いない」というのは、
まだ “べき” が燃えているということ。

けれど肉体がそれに応えられなくなったとき、
“創造する手段” を失う恐怖がそこに生まれる。

それは「死」よりも生々しい――
“生きているのに届かない” という喪失。

けれど、肉体が衰えても、
心が感じ、考え、創ることを続けるなら、
“老いない光” がそこに宿る。

「やぁー!」と黄金像と対峙してみる。



「眩しいねん。服着ぃやw」


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