家政婦に関するコミュニティ投稿【2025】|家政婦なぎさ,家政婦登録-Gravity SNS

・夢の与え方

家政婦をしてた時、お金持ちのご主人さんと（父子家庭で立派に三人の子育てと社長業をされてました）面談にこぎつけ、駅で待ち合わせしていました。

颯爽とオープンカーで私の側へ来ました。
初対面でしたが、私は思わず「そんな車要らんのよ、ワゴン車が大家族の時は一番やで！」と啖呵を切った。

「ふふふ　子育て先輩の私には敵わないやろ」と偉そうな私に、その彼は何と言ったか😕

「これを僕が乗る事でこの街を走る事でね、
若い子達に夢を渡してるんです。「あ〜僕もあんなの乗れる仕事をするんだ」「あれ乗って女にモテてやる」とかね」

と
まんべんの笑みで私に話して聞かせてた。

そしてなぜ離婚したかも会ったその日に簡単に伝える人でした。オープンな性格です。

負けた、、と思った私。そぅ勝ち負けで話してない彼はすげぃなと思いました。

そんな彼の長女さん（女の子はたった一人）がバングラデシュから飢えで逃げて来た難民の子と深い仲になっていて、この子をお父さんに紹介したいけど怖いと私に言って来ました。

お父さんの噂は近所でも有名な、『人のために仁義を通し、命をかけて友を守る』そんな性格だと聞いていました。

私もそれは感じていました。だから長女さんに

　「大丈夫だよ、たった一人娘の貴女を誰にも渡したく無い気持ちで声が荒ぶれるかもだけど、
人を差別して選ぶお父さんじゃないのは私がよーく知ってるんだよ。
安心して紹介して。愛してることを精一杯伝えなさい。絶対わかってくれるひとだよ」

そぅ言ったらみるみる彼女は泣いていました。

その後私は辞めてしまいましたが、今でもあのご家族は幸せ健在だと思います。

立派に今でも仕事してると思います、きっと部下や息子さんも付いてくれ、良くやってるんじゃないかなと思うと、ワクワクします☺️

#家政婦