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パッション・フルーツ

パッション・フルーツ

極めてどうでもいい話をします。

今日は普通の休日だったのですが、どのタイミングか、急に浮かんだハラペーニョという単語が好き勝手に頭の中を動き回って大変でした。
たしか料理関係の何かだったとおぼろげに記憶してはいるのですが、まったくもって具体的なイメージが湧いてきません。
しかし、単語が持つ字面と響きだけは妙な存在感を持ってパッションの頭に鎮座し、他のことを考えていても顔をのぞかせてきます。

ハラペーニョ、ハラペーニョ。
君はいったい何なんだい?
美味しいやつなのかい?
どこ由来のものなんだい?


そうこうしているうちに、ハラペーニョという字面は原ペーニョへと姿を変え、謎の人物として人格を宿し始めました。
「4番、ライト、原ペーニョ」
「番号札3番でお待ちの原ペーニョさん、診察室へどうぞ」
さっぱり意味がわかりませんが、パッションの頭の中で原ペーニョ青年が生まれてしまったのでした。

原ペーニョ、原ペーニョ。
君はいったい誰なんだい?
原マルチノと関係あるのかい?
天正遣欧少年使節なのかい?


連想したのが悪かったのか、妄想には原マルチノまで出てきました。
なにやら2人はカフェテラスの席に座り、お互いの近況を話しているようです。
「小綺麗なシャツ&スラックスの原ペーニョと、南蛮服を着た原マルチノががっちりと握手を交わす」というイメージが浮かぶに至り、パッションの脳内カオスは最高潮に達しました。
なんなんだ君たちは。
なんでそんなに親しげなんだ。
もうやめてくれ、パッションの頭の中で遊ぶのは。
ハラペーニョなんて思い浮かべたパッションが悪かったから。


その後も、原ペーニョはパッションの頭の中に居座っています。
洗濯物畳んだり、お惣菜買い出しに行ったり、ありふれた日常を送っています。
困ったもんです。
さっさと誰かの頭の中に引っ越してくれればいいんですが。

#どうでもいい話 #原ペーニョ
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